活動データ
タイム
04:26
距離
13.2km
のぼり
795m
くだり
774m
活動詳細
すべて見る活動日記 100件達成! ありがたいことに、100件目を伊勢路の一つの目的地である熊野本宮大社で達成することができました。 そして、伊勢路行脚もいよいよ大詰め。 その昔は対岸から、『渡し』が出ており、『渡し』で熊野川を渡った旅人は、志古の集落から万才峠を越えて、熊野那智大社からの大雲取を越え、小雲取越えとの参詣道と合流し、熊野本宮大社を目指した。 今回は『渡し』こそないものの、古の旅人と同じルートを辿った。 行程は、本宮町にある世界遺産センターの駐車場に車を置かせてもらい、バスで志古まで行き、そこから、熊野本宮大社に向かった。小雲取越えとの合流までの道は狭く、草が茂って歩き辛いものの、要所要所に立て看板があり、先達が結んでくれたピンクのテープを頼りに迷うことなく、歩を進めることができた。 小雲取越えと合流したあとは、道幅も広くなり、道標も整備され、歩きやすくなり、なんとなく古道感が薄れてしまうなぁと思ってしまった。 ん?何を贅沢なことをと我にかえり反省する。 小雲取越えてくると、請川の集落に入る。 請川には、最近、美味しいラーメン屋さんが出来たとの古道歩きの友達から聞かされており、ちょうど昼時でもあったため、立ち寄ることにした。 『鴨醤油とりそば』と『ノンアルコールビール』。 アルコールがないのは寂しいが、これから熊野本宮大社にお詣りがあるのでと、グッと我慢(当然、車の運転もあるので)。 太麺が、醤油スープと絡まって美味しかった。 あぁ、ほんまもんのビールが飲みたい。 ラーメン屋さんを後にし、国道168号線沿いに熊野本宮大社を目指すが、途中、最近発掘された?整備された?熊野古道を歩いてみた。 苔むした石畳もあり、雰囲気は十分、熊野古道である。 地元の方々のご努力には、本当に頭が下がる思いである。 本宮の集落に入ると、熊野本宮大社の看板の横に『正遷座百三十年』とあった。 そこで、ようやく今年が熊野川の氾濫で、大斎原にあった本殿が流され、現在の位置に本殿が移されてから、百三十年が経ったことを知った。 そして、昨年が紀伊半島大水害から10年であったことを思い出す。 本当に、この地は蘇りの地である。 百三十年前の災害は知らないけれど、10年前の災害はまだ昨日のように思う。 何度でも再生し、蘇りができる地、熊野。 私は本当にここが好きだ。 『また来たい』と、今回も思った。 新型コロナウイルスの蔓延で、和歌山県にも『まんぼう』が発信され、なかなか今までのような参拝は難しいものの、本殿へのお詣りでは、『また、来れますように』と願い、今回の締めくくりとした。
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