活動データ
タイム
10:19
距離
24.4km
のぼり
1779m
くだり
1778m
活動詳細
すべて見る猫又山直下から西に延び、その末端は大平山へと続く長大な東芦見尾根。積雪期には抜群の眺望や雪庇の迫力が味わえる一番のお気に入り。 大平山~濁谷山、土倉山~大猫山は昨年歩き、残すは濁谷山~土倉山間のみ。稜線上の大倉山も積雪期に登ったことはあるが、やっぱり尾根をつなげたい。 この区間、一番のネックは濁谷・大倉間。容易に周回可能な大倉・土倉間と異なりいいルートが思い当たらない。ピストンは面白味がないし、何より3kmのアップダウンでとてもそんな気になれない。 どこかルートがないかと思案していた昨年、rainmakerさんの林道からの濁谷山直登ルートの記録を拝見した。このルートなら大平山からのアップダウンを避けられるので体力はセーブでき、南又谷経由で周回ができそう。目標が決まればあとは条件が揃うのを待つだけ。 そして快晴の日がやってきた。 出発は片貝第2発電所近くの最終除雪地点。 まずは4kmあまりの林道歩き。距離は長いが足元の雪ははガチガチに冷えているので問題なし。そして濁谷山への直登尾根にとりつく。出だしの100mはやや急で緩い雪に苦労するが、そこを越えれば快適な尾根歩きを楽しめる。背後には壮大な大明神山が聳える。 標高700mあたりからは期待通りの新雪。さらっさらで心地良い。途中でリスにも出会いながら快調に標高をあげ、予定より早く濁谷山到着。濁谷山狙いなら、大平山ルートよりこちらの方が楽です。 ようやく今日のスタート地点に立ち、行く手を確認。目の前には雪庇が連なる美しい東芦見尾根が延びる。いよいよお楽しみの時間の始まり。暫くは歩きやすい足下が続くが、雪庇帯を過ぎやや傾斜のある下りになるとスノーシューの刃が効かない。アイゼン・ピッケルがあった方が安心です。小ピークを何度も越え、ようやく山頂!と思ったのが1325ピーク(カクレ山)でかなりへこむが、目の前には常に絶景が広がるのが救い。特に猫又谷の眺めが良い。長い道のりを経て辿り着いた大倉山は予想外に誰もおらず、静かな雪原が広がっていた。初めて来た3年前はワカン以外夏山装備で、凍傷になりかけたのも今となっては良い思い出😅 360度の絶景をたっぷり味わった後は最終目的地土倉山へ。尾根は下り基調で登り返しも緩やか。山頂が近づくと土倉の登山道から続くトレースも見えてきた。そして土倉山山頂。ここも言うまでもなく素晴らしい眺望。あとはひたすら下るだけ。刈安山との按部から南又谷へくだるのが一番安全そうなのでトレースを追って先へ進む。しかし、この天気に刈安山方面に行くなんて羨ましいっ🤤一年前の山行を思い出しながらもトレースに嫉妬してしまう😳 按部で東芦見尾根に別れを告げ、本日の核心部と思われる南又谷への尾根に入る。初っぱなから急坂や割れた雪庇のトラバースなどスリリングな箇所が続く。ようやく抜けたと思ったらお次はナイフリッジとなかなか気が抜けない。最悪谷に落ちたら、そのまま谷を降りれば良いのだろうが、なるべくリスクの少ない尾根を歩きたいのでバックステップを多用して何とかクリア。たまにはこんな道を歩くのもいいけど、二度目はないだろうなぁ。そんなルートでもペンキマークがたくさんあるのには驚いた。やっぱり物好きな人はいるんですね。 無事南又谷に辿り着き、あとは林道を戻るだけだが、朝とは打って変わって雪が重い。林道の斜面も気を遣うし、なかなか足が進まないがなんとかゴール。最後はバテましたが、久しぶりに全力投球できて良かったです😌
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