花より山行　三高山・白馬山・大法山

天気：曇りのち晴れ 気湿：8〜13℃、44〜58%、最大2m/s（嘉麻市） 新飯塚駅からバスで30分、下山田で下車して梅林公園まで車道を登る。梅林公園は見頃には早かったが一通り散策した後、国道に出て三高山登山口に向かい、山小屋まで舗装された林道を登る。山小屋前の広場からは英彦山方面を遠望できる。山小屋を後にして登山道に入り、よく整備された道を登っていくと10分ほどで展望台に着く。明るい広場で視界は狭いが嘉穂アルプス方面と英彦山方面の展望が得られる。展望台からはなだらかな尾根を辿り、分岐の先で三高山に着くが樹林に囲まれて展望は無い。 三高山からは岩場と樹林が密集した尾根を辿って細かいアップダウンで進み、尾根から少し外れたところで白馬山のピークを踏む。ここも展望は無い。尾根に戻るとなだらかな道に戻り、展望の無い大法山のピークの先で十字路分岐を左に下りる。次の分岐を左に進んで岩場を下りていくと鬼子母神、更に下ると槍ヶ岳借景があるが思ったよりスケールが小さい。分岐に戻って斜面を登ると尾根道に出て、尾根の突端まで南下すると第一展望台に着く。テーブルベンチがある休憩適地で、フェンスの先の岩場からは嘉穂アルプス方面の展望が良い。尾根を北に戻ると麻畠展望台に通じるが英彦山方面が遠望できる程度で視界は狭い。 麻畠展望台の手前から鴨ヶ岳への縦走路に入る。基本的には尾根を辿っていけば良く、途中でロープのついた岩場が一部あるが全般的に道は明瞭で歩きやすい。やがて林道が近づいてきて暫く林道と並行して進むと鴨ヶ岳への稜線が左に分岐するのでこれを辿ると鴨ヶ岳に着く。かつては展望があったようだが樹林に囲まれている。分岐まで戻って更に尾根を進み、鉄塔を過ぎたら分岐を左、もう一本鉄塔を潜った先の斜面上にライオン岩がある。どのあたりがライオンなのかよくわからない。 ライオン岩から先は道がないが、かすかな踏み跡を辿って急斜面を尾根沿いに下っていく。傾斜が緩んできたところで左の谷に下りると林道跡に通じ、藪を避けて進むと住宅地に出る。車道を歩いて熊野神社内の寺山のピークを踏んだ後、緑ヶ丘からバスで新飯塚駅に戻る。 総評：展望ポイントは多いが遠景中心で迫力に欠ける。第一展望台が最も良いか。鴨ヶ岳への縦走路は一部踏み跡が薄いが、全般的に道はよく整備されている。山域が小さいので歩きごたえに欠ける。登山者は案外多く10組程度。三脚は不要。