春!雪溶け前にお邪魔しました!白岩山・向坂山

2022.02.24(木) 日帰り

活動データ

タイム

04:16

距離

7.7km

上り

593m

下り

601m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 16
休憩時間
1 時間 22
距離
7.7 km
上り / 下り
593 / 601 m
19
16
40
1 27

活動詳細

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 先週、友人から突然、五ヶ瀬(宮崎)にある向坂山に「樹氷と雪を見にいきませんか?」 のお誘いLINE。  仕事の調整可能日を選び、先週、雪見目的の“ゆるめのハイキング”に出かけてきました。    当日の待ち合わせ場所は、 国道218号線(五ヶ瀬高千穂道路)と265号線(阿蘇郡~椎葉村)とが交差する蘇陽町「馬見原交差点」。五ヶ瀬ハイランドスキー場御用達のスノーボーダーにとっては有名な交差点らしい。小さなコンビニヤマザキストアがそのメルクマールです。    265号線を11km走ると、  五ヶ瀬本屋敷にさしかかる場所で五ヶ瀬スキー場の大きな案内看板が目に入ってきます。看板矢印に従って右折し町道に入ると五ヶ瀬ハイランドスキー場駐車場(カシバル峠)までは一本道です。  本屋敷からスキー場駐車場までの町道は約7kmですが、冬季期間、積雪や凍結のため冬用タイヤもしくはチェーン装着車だけが通行が許可されるルートとなっています(不許可の場合は、本屋敷駐車場からスキー場までの送迎往復バス利用)。  今回、スノータイヤ装着車でしたので本屋敷からそのままカシバル峠を目指しました。  最初の橋を渡ると五ヶ瀬の源流沿いのヤマメの里(700m)に入ります。次いで波帰を通過したのち山道をしばらく登ると目的の「カシバル峠(1308m)」に到着します。  この峠には、五ヶ瀬ハイランドスキー場ゲレンデまでのリフト乗り場と専用駐車場がつくられています。  眺望はこの時点ですでに素晴らしく、遠くに祖母傾山系などを臨むことが出来ます。  ちなみに、「カシバル峠」の意味は、「カシキ取り場」が語源のようです。カシキ採りとは、囲炉使用目的の薪を採ったり、落葉や草を刈り取って田んぼに肥料とするコイクサ(肥草)を刈り伐りすることで、かつてそれを「カシキ採り」と呼んでいたことと関係しています。恐らく、「カシキ採り場」のカシキ原が「カシバル」と変化したのでしょう。  【白岩山と向坂山へのアプローチ】  白岩山や向坂山の登山口入り口は、リフト乗り場(カシバル峠 1308m)左側にある未舗装の林道(砂利道)からアプローチします。途中、落石エリアがありますので注意が必要です。  林道を2kmほど迂回しながら登ると、標高1450m地点にある「ゴボウ畠」に到着します。そこに白岩山登山口があります。  標識矢印に従って林道から左に外れ稜線の登山道に入ると、その両側にはシカ侵入防止用ネットが整備されていますので、積雪で登山道が隠れても登山道を見失うことはないでしょう。  尚、「ゴボウ畠」は五ヶ瀬川の水源地帯にある湿地帯に由来した名称です(実際はそう見えません)。  20分ほど稜線を歩くと約600mで白岩山と向坂山の分岐点となる「杉越」(1558m)の日肥峠(白岩峠)に到着します。積雪は予想したより少なく、白岩峠では最初の樹氷に出会うことは出来ませんでした。  杉越の名称は、物資輸送の際、通過の目印となる杉が数本植えられていることからその名がつけられています。また、日肥峠は日肥とは、日向の国と肥後の国の頭文字をそれぞれとってつけられたものです。  白岩山を最初に目指しますので、  標識に従って左に曲がり、30分ほど尾根道を進むと、白岩山山頂に到着します。岩登りの急登(ロープ場)は最後の50mだけです。  途中、日肥峠から白岩山に向かって約100m歩いたところに高さ4~5mほどの大きな岩塊が現れます。これは「かめ割り」と呼ばれる名所となっています。「かめ」は亀ではなく、焼酎の入った甕(かめ)のことを意味しています。    白岩山山頂は、石灰岩でできた岩峰(やや灰色)で標高1620mとなります。  隣に同じような「水呑の頭(第2白岩山)」と呼ばれる1640mのピークが見えますが、今回はそこまで足を伸ばしませんでした。  ちなみに、国土地理院の地図上ではそこが白岩山の山頂(三角点)と記載されています。  山頂岩峰の標柱周囲からは、360度のパノラマ眺望が楽しめます。ただし、そこは比較的狭く、東南側の断崖絶壁への滑落には注意が必要です。ここは、霧立越(霧立山地)の絶景スポットのひとつで、南方向正面に堂々と鎮座する九州脊梁山脈の眺めは格別です。また山頂には、『天然記念物 白岩(山)石灰岩峰植物群落』のプレートもあります。夏場楽しめるスポットでもあります。  残念ながら、ここでも樹氷には出会えませんでした。  次に目指す「向坂山」にそれを期待して、いったん白岩峠まで戻ります。    向坂山は、熊本県の清和村と宮崎県の五ヶ瀬町、椎葉村との境に位置する標高1684mの山です。  向坂山は、九州脊梁山地の一部を担っており、その南方にある白岩山、扇山(1661m)とともに霧立山地と呼ばれています。  また、北斜面には、日本最南端の五ヶ瀬ハイランドスキー場が開設されており、山頂からでも、スキー場に流れているヒップポップ調の音楽が聞こえてきます。    白岩峠から30分ほどやや急斜面を登ると山頂に到着します山頂近くになると。雪がやや深くなり、部分的にお待ちかねの樹氷が現れてきます。感激!  完璧な樹氷林とはいきませんでしたが、それでも十分満足させて頂きました。太陽に照らされた樹氷の美しさ、やはり格別ですね。  山頂からの眺望は、木々が林立するため白岩山に劣りますが、脊梁山脈や遠くは愛媛の石鎚山までを見渡すことができます。霧島岳も霞にかかっていましたが確認できました。  ランチはスキー場レストハウスまで下り、美味しいと話題の「かつカレー」を食べる予定のため、山頂ではドリップコーヒーだけのパオゼです。    向坂山北斜面を15分ほど下ると五ヶ瀬ハイランドスキー場最上部のリフト降り場に到着。  北斜面の山道からは、木々の隙間から阿蘇山がよく見えます。よく見ると中岳から大きな白煙が上がっており、あとからニュース知ったのですが当日噴火したとのこと、でした。    リフト側方をさらに下るとメインのレストハウス正面玄関に到着。  装着したアイゼンを外して、目的の「かつカレー」にGo。レストハウス内は、コロナ下ですが、多くの若者で賑わっていました。  1050円のかつカレー、とろみと濃いめの色調はともに私好み。味も然り!  噂通り、すべてで満点の「かつカレー」でした。  食後、ゲレンデ内をアイゼンをつけてしばし闊歩。  スキー場の標高は1600m。カシバル峠(1300m)まで下山には下りリフト(13分)も利用できますが、勿論、林道からゴボウ畠を経由してカシバル峠まで歩いて戻りました。    終日青天に恵まれ、心配した風も無く、絶景を楽しみながらの雪見トレッキングは最高でした。  目的とした満開樹氷には出会えませんでしたが、  それでも、楽しく有意義なトレッキングができたことに、誘っていただいた友人に心から感謝です。    今回知り得た、九州脊梁山脈、国見岳(くにみだけ)(1739m)にはあらためてチャレンジしたいものです。    帰路は、大分まで阿蘇南から高森そして国道57号線に抜けるルートを選びました。  南阿蘇では、地元の人が驚くほど綺麗くっきりの阿蘇山山容に遭遇。特に根子岳の雄姿には一際感激しました(写真あり)。    追補1: 「脊梁山脈」 「脊梁山脈」といえば、乙川優三郎著「脊梁山脈」第40回大佛次郎賞受賞の小説を思い出します。  当然ながら、受賞タイトルの脊梁とは広義的意味での脊梁山脈ですので、小説の舞台は九州脊梁ではなく本州中央部の日本アルプスと奥羽山脈となります。  小説では、旅で出会った女性の心の美しさが山々から醸し出される固有の自然美をバックボーン(脊梁)とする環境の中で増幅され、戦争によって失われた「生きることの本質」をそこで取り戻していくという主人公の心の様々な変化を描写したストーリーとなっています。  脊梁山脈がもつ複合的な潜在力を前面に出したタイトル絶妙です。  脊梁山脈、それは心身ともにバックボーンとしての役割を担っているということですね。九州脊梁山脈に行ってみたくなりました。  追補2:「五ヶ瀬ハイランドスキー場」  五ヶ瀬ハイランドスキー場は、熊本県との県境にある宮崎五ヶ瀬町にある日本最南端の天然スキー場です。 1990年バブル絶頂期に開業し、当時飛ぶ鳥を落とすような人気がありましたが、それもバブル崩壊後は転げ落ちるように人気低迷、また経営悪化により廃業危機を幾度も迎えてきました。  しかし、地域活性化を第一に願う「雲仙酒造」(芋焼酎「霧島」で有名)出資の第三セクターがその窮地を救い、現在に至っています。しかしながら、コロナ下で赤字が嵩む苦しい状況は続いています。

向坂山・三方山・天主山 カシバル峠(五ヶ瀬ハイランドスキー場駐車場リフト乗り場)から見た高千穂方面(特徴的な三角錐状の山容)の山々。遥か遠くに祖母山も見えます。
カシバル峠(五ヶ瀬ハイランドスキー場駐車場リフト乗り場)から見た高千穂方面(特徴的な三角錐状の山容)の山々。遥か遠くに祖母山も見えます。
向坂山・三方山・天主山 リフト乗り場左手に、向坂山登山口兼、ゲレンデハウスへの未舗装林道。標高1300m。
リフト乗り場左手に、向坂山登山口兼、ゲレンデハウスへの未舗装林道。標高1300m。
向坂山・三方山・天主山 早くもアイゼン装置が必要な圧雪路。
早くもアイゼン装置が必要な圧雪路。
向坂山・三方山・天主山 向坂山と白岩山登山口(ゴボウ畠)までの林道。
向坂山と白岩山登山口(ゴボウ畠)までの林道。
向坂山・三方山・天主山 ゴボウ畠(1450m)にある登山口標柱。ここから森林帯に本格的に入ります。
ゴボウ畠(1450m)にある登山口標柱。ここから森林帯に本格的に入ります。
向坂山・三方山・天主山 快晴が眩しい登山道。シカ侵入防止ネット内にシカの足跡🦌が多数。
快晴が眩しい登山道。シカ侵入防止ネット内にシカの足跡🦌が多数。
向坂山・三方山・天主山 杉越(1558m)に到着。白岩峠。
向かって左手が白岩山方面、右手が向坂山方面。積雪量は少な目ですが雪質はさらさら。
杉越(1558m)に到着。白岩峠。 向かって左手が白岩山方面、右手が向坂山方面。積雪量は少な目ですが雪質はさらさら。
向坂山・三方山・天主山 向坂山は後からのお楽しみ。
向坂山は後からのお楽しみ。
向坂山・三方山・天主山 白岩山への登山道に入って100m。
甕割岩に到着。巨大石灰岩の塊。
白岩山への登山道に入って100m。 甕割岩に到着。巨大石灰岩の塊。
向坂山・三方山・天主山 白岩山への登山道から見た向坂山(1984m)。
白岩山への登山道から見た向坂山(1984m)。
向坂山・三方山・天主山 白岩山に向います。
白岩山に向います。
向坂山・三方山・天主山 白岩山が近づいてきました。
白岩山が近づいてきました。
向坂山・三方山・天主山 標柱の向こうに見える小高い岩山が白岩山ピークです。
標柱の向こうに見える小高い岩山が白岩山ピークです。
向坂山・三方山・天主山 白岩山山頂の標柱。
白岩山山頂の標柱。
向坂山・三方山・天主山 遠くに脊梁山脈が見えます。
遠くに脊梁山脈が見えます。
向坂山・三方山・天主山 脊梁山脈正面に(国見岳)。素晴らしい眺望です。
脊梁山脈正面に(国見岳)。素晴らしい眺望です。
向坂山・三方山・天主山 白岩山山頂からの眺め。愛媛の石鎚山が見えます。
白岩山山頂からの眺め。愛媛の石鎚山が見えます。
向坂山・三方山・天主山 白岩峠に戻る登山道からみた光景。
白岩峠に戻る登山道からみた光景。
向坂山・三方山・天主山 甕割岩の全体。岩が割れていることは関係ないようです。
甕割岩の全体。岩が割れていることは関係ないようです。
向坂山・三方山・天主山 向坂山山頂付近の樹氷林に感動。
向坂山山頂付近の樹氷林に感動。
向坂山・三方山・天主山 樹氷林(2)
樹氷林(2)
向坂山・三方山・天主山 枝葉のない木々も目立つ向坂山山頂付近。
枝葉のない木々も目立つ向坂山山頂付近。
向坂山・三方山・天主山 向坂山山頂からの眺望。霧島岳がなんとなく分かります。
向坂山山頂からの眺望。霧島岳がなんとなく分かります。
向坂山・三方山・天主山 向坂山のピーク地。
向坂山のピーク地。
向坂山・三方山・天主山 山頂標柱。北斜面方向にスキー場の表記。
山頂標柱。北斜面方向にスキー場の表記。
向坂山・三方山・天主山 遠くに石鎚山。
遠くに石鎚山。
向坂山・三方山・天主山 向坂山から北斜面を下る登山道。熊笹が沢山あります。
向坂山から北斜面を下る登山道。熊笹が沢山あります。
向坂山・三方山・天主山 北斜面の登山道。一部樹氷もあります。
北斜面の登山道。一部樹氷もあります。
向坂山・三方山・天主山 北斜面の登山道。
北斜面の登山道。
向坂山・三方山・天主山 北斜面登山道から見た向坂山のピーク。
北斜面登山道から見た向坂山のピーク。
向坂山・三方山・天主山 噂のカツカレー!すべてで最高でした。リピートします。
噂のカツカレー!すべてで最高でした。リピートします。
向坂山・三方山・天主山 ゲレンデ闊歩中、スノーガンがいきなり稼働。
ゲレンデ闊歩中、スノーガンがいきなり稼働。
向坂山・三方山・天主山 下山林道からみた向坂山の樹氷林。
下山林道からみた向坂山の樹氷林。
向坂山・三方山・天主山 カシバル峠近くの林道。
カシバル峠近くの林道。
向坂山・三方山・天主山 スキー場リフト乗り場に到着。無事下山!
スキー場リフト乗り場に到着。無事下山!
向坂山・三方山・天主山 南阿蘇から見た根子岳の絶景。
南阿蘇から見た根子岳の絶景。
向坂山・三方山・天主山 帰路出会た阿蘇山の絶景。素晴らしい!
帰路出会た阿蘇山の絶景。素晴らしい!

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