松原富士、六郎次山（羽根木公園）、武蔵野の森公園

天気が微妙で家に籠るか迷いましたが、運動不足を避ける為に気になっていた場所にジョギングに行ってみました。 ■松原富士 京王線に乗っていて気になっていた富士。 明大前駅から南東へ少しいったところに、神道扶桑教の境内があり、その片隅にある富士塚です。 神道扶桑教は、富士講を結集した講社に起源をもつ教派で教派神道の一派との事ですが、今回初めて知りました。神道の世界は奥が深いですね。 黒ボク石で固められた富士塚は立派でこれぞ富士塚といった雰囲気です。 ただ、登拝できないタイプの富士塚で静かにお参りだけしました。 ■六郎次山（羽根木公園） 松原富士から南に1.5㎞ほど移動し、羽根木山公園という世田谷区の公園へ。 南側から見ると丘になっている場所なのですが、 ここは昔、六郎次という鍛冶屋が住んでいたので六郎次山と呼ばれていたそうです。 公園らしい広場や遊び場だけでなく、野球場やテニスコートも整備されており、更には園内に売店まであります。 1周600mちょっとのランニング＆ウォーキングコースも設けられており、多目的に楽しめます。 公園の南側の傾斜には梅林が広がっており、紅や白の梅の花がきれいでした。 ■八幡山八幡社 誉田別命と倉稲魂命をお祀りしています。 この辺りは八幡山という地名なのですが、その由来となった神社ともいわれています。 日本にはいくつも「八幡山」がありますが、その一つという事で訪れてみました。 大規模な神社ではありませんが、社殿はかなり立派でこの辺りでの信仰の深さを感じます。 ■蘆花恒春園（ろかこうしゅんえん） 大正時代の文豪である徳富蘆花の旧居を中心に整備された公園。 蘆花の死後、愛子夫人が武蔵野の自然を残すよう願いをこめて東京都に寄贈したところから始まるそうです。 現在は、南側の花壇付近には様々な花々、中央近くには背の高い樹木が植えられており、 都会のオアシスといった雰囲気を醸し出しています。 北側には徳富蘆花と夫人のお墓、そして旧居があり、歴史を感じさせます。 子どもの遊び場もありますが、全体的には自然や歴史散策を楽しむ公園だと思いました。 ■深大寺 だるま市と蕎麦で有名な天台宗のお寺（※個人の感想）。 昔から通りがかったり、近所の温泉に入ったりした事はありましたが今回初めてちゃんと参拝しました。 深大寺のHPによると、 ”『縁起』によれば、深大寺を開いた満功上人(まんくうしょうにん)の父、福満(ふくまん)が、郷長右近(さとおさうこん)の娘と恋仲となりましたが、右近夫妻はこれを悲しみ、娘を湖水中の島にかくまってしまいます。時に福満は玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)の故事を思い浮べ、深沙大王(じんじゃだいおう)に祈願して、霊亀の背に乗ってかの島に渡ることが出来たのです。娘の父母もこの奇瑞を知って二人の仲を許し、やがて生まれたのが満功上人であったと伝えています。 長じて満功上人は、父福満の宿願を果すために出家し、南都に法相(ほっそう)を学び、帰郷後、この地に一宇(いちう)を建て深沙大王を祀りました。時に天平五年(七三三)、これが深大寺開創の伝説であります。 いま深大寺の境域は清水にめぐまれ、その清冽な水はつきない流れとなって、かつては下流の田を潤してきました。古代、その水を求めて集まった人々の泉に対する感謝の心は、素朴な水神信仰を生み、やがて仏教の伝来とともにこの霊地に注目して寺が建立されたといわれます。これが草創期の姿なのでありましょう。 深沙大王は本来、疫病を除き、魔事を遠ざける効能のある神とされています。唐の玄奘三蔵が経典を求めて天竺に赴く途次、砂漠での難を深沙大王が救ったという説話は有名ですが、深大寺では例年十月に深沙大王堂で大般若経(だいはんにゃきょう)六百巻の転読会を厳修しますが、堂内には玄奘と向い合って鬼神の姿の深沙大王像が描かれている十六善神図が掲げられます。” とあります。その後、平安時代に天台宗に改宗されたようです。 水が豊かで信仰の対象になりやすい場所だったところに対し、時代時代の宗教が形を変えながらのっかって今にいたるのかなと思いました。 深大寺は、国宝の釈迦如来像や2m近い元三大師像などを所有しているそうです。 釈迦如来像は2月いっぱい見れるそうですが、知らなかった為見逃してしまいました。残念。 ■武蔵野の森公園 深大寺を参拝したあとは近くの茶屋で蕎麦ランチ。 その後、歩いて武蔵野の森公園へ向かいました。 目的は調布飛行場から飛び立つ飛行機。 調布飛行場は東京から伊豆の各離島への空路で向かう場合の出発点。 存在は知っていましたが実際見に来たのは初めてです。 便数が少ないのでタイミング合わせが少し難しかったのですが、ちょうど公園に着いたぐらいで一機大島へ飛び立って行きました。 乗った事がないので一度乗ってみたいですね（※調べてみると、神津島まで45分、一番遠い三宅島でも50分…ありですね）。 今回は午後から晴れるという予報に反して、終始どんより最後には雨に打たれるという少し厳しい街ランになりましたが、気になっていたところを見れたり、新たな行きたいところ（島）のイメージができたりと、収穫のあるランニングになりました(^^)