活動データ
タイム
05:17
距離
9.9km
のぼり
679m
くだり
682m
活動詳細
すべて見るいまいち微妙な天気予報が出ていた日曜日。登る山はいくつか絞ってはいたんですが、その中でも一番天気が良さそうなのと、梅の開花情報が入ってきたので、久しぶりに六甲を歩いてみることにしました(^^) いやー、しかしなんですなー。私が六甲を歩く違和感と言いますか、場違い感がハンパないですねー!(^_^;) 六甲ってところは関西でも有数の人気登山スポットですよ。海があって、街があってアクセスもいい。なんたって麓はおしゃれタウン神戸ですから! ハイカーもおしゃれウェアを着こなした、ご夫婦やカップルや若い人たちのグループ…とても賑やかで華やかなイメージです。 そんな六甲を、岩を間近に眺めて一人ニヤけるような気持ちの悪いオジサンが歩いちゃいかんのですよ! ま、いっか… とりあえず今日の目的は2つ!まずは梅の花をたっぷりと堪能すること。そしてもう一つは万物相と呼ばれる奇岩帯を訪れること。その2つをマストで組み込んで計画したのが本日のルート! 「阪急芦屋川駅→高座の滝・芦屋ロックガーデン→万物相→風吹岩→横池(雄池・雌池)→打越山→七兵衛山→金鳥山→保久良神社・保久良梅林→岡本梅林公園→阪急岡本駅」 どーじゃ!これだけ詰め込んだら飽きることなんてないでしょー? 冷たい風が吹いてめちゃくちゃ寒いですが、天気は上々。それでは出発しましょー*\(^o^)/* 今日は芦屋川駅近くの一般有料駐車場に車を止めました。六甲ならアクセスは電車の方が便利なんですが、コロナ感染拡大につき極力公共交通機関の利用を避けていることと、どうしても電車移動だとスタート時間が遅くなるので、今回は車で移動しました。電車移動のメリットは下山後にがっつりビールをいただけることくらいでしょうか?(^_^;) 夜明け前、6:25に出発です☆ 「高座の滝・芦屋ロックガーデン」 芦屋川駅からは芦屋の大豪邸の中を進んで行きます。何がどーしたらこんなにデカい家が建てられるんでしょうか?国産車がそこにあるだけで違和感を感じるほど、高級外車が溢れています。来世はこういう家の子に生まれよう、とつくづく思う。 芦屋川駅から30分ほどで高座の滝に到着。 落差10mほどの小さな滝ですが、奥まった岩場を静かに流れ落ちる滝はとても風情があって美しい。 高座の滝を越えるといよいよ芦屋ロックガーデンです。 日本のロッククライミング発祥の地として知られるロックガーデン。一番安全な一般登山道の中央尾根を進むことにします。 ロックガーデンを形成する岩は花崗岩…というより、六甲山地全体が巨大な一つの花崗岩塊です。 花崗岩はマグマが地下深くでゆっくりと冷えてできる岩。巨大なマグマ溜まりが冷えて固まり、それが隆起したんでしょうね。 中央尾根は岩場の急登が続きますが、それほど難しい岩登りではありません。鎖場なんかもありますが、三点支持の基本技術さえあれば、鎖がなくでもぐんぐん楽しく登って行くことができます。 一気に標高を上げて、振り返れば素晴らしい景色!(^^) すぐに海が見えますよ!とにかく六甲は海と山が近いですからね☆ 「万物相」 岩場を登り詰めると、一旦傾斜は穏やかになります。しばらく歩くと左分岐に「この先難路危険」の標示。ここを進んで行きます(^_^;)大丈夫!それほど難路でもありません。 少し下ると摩訶不思議な奇岩群が目に飛び込んできます。万物相です!高座の滝からおよそ40分。 風化して削られた花崗岩が形作る、奇妙な風景に目を奪われます。まるで別の星に降り立ったよう。展望も抜群です(^^) 岩はかなり風化して脆くなっています。指で引っ掻いただけでボロボロと崩れる。足元は砂礫に埋もれているので大変滑りやすい。この万物相自体が難路指定なんでしょうね。 地獄谷から登って来れば、万物相の全体を眺めることもできるし、少し多めに岩場を楽しむこともできそうです。 いやー、不思議な所です。いーもの見せてもらいました☆ 「風吹岩」 万物相から本線に戻ってしばらく進むと、風吹岩に辿り着きます。標高477m、巨岩が鎮座する広場。休憩に最適です(^^)万物相からはおよそ10分。 あれ?ちょっと雰囲気が違うなと思って過去の画像と見比べてみたら…上の方の岩が崩れて落ちちゃってますね(ー ー;) 風吹岩に登ってみる。さすが風吹岩!めっちゃ風が吹く!寒いよーっ!(>_<) この風吹岩はイノシシの出没多発ポイントです。ご注意を!今日は見かけなかったな。ヨカッタ(^^) 「横池」 風吹岩から少し進むと、左分岐に横池の標示。ここを左に進みます。ほどなく横池(雄池)に到着*\(^o^)/*風吹岩からおよそ10分。 静かな池です。山から流れてきたのでしょうか、白い花崗岩砂礫が砂浜のようになっています。 池の畔を反対側まで歩いて、小道を少し進むと雌池に辿り着きます。 雄池より二回りほど小さい池ですが、こちらも静かで癒されます。1/3ほど凍ってますね。どうりで寒いわけだ(^_^;) 「打越山」 雌池の西側の高台から打越山に向かうルートがあるので、それを進んで行きます。この辺りはほとんどアップダウンのない楽ちん尾根歩き。快適です! 七兵衛山近くのややこしい分岐をやり過ごしてそのまま直進。穏やかに登った先が打越山山頂です。横池からおよそ30分。今日初めての山頂!(^_^;) 展望は微妙…木々の間から山。山の合間から奥の山…って感じ。 木のベンチとテーブルが1つ。それと1人掛けの石のベンチが…めちゃめちゃたくさんある!どういう人数設定で作ったんや? 「七兵衛山」 打越山から少し戻って、ややこしい分岐を七兵衛山方面へ(^_^;) 六甲という山域は、とにかくルートが多いんですよ。登山道が網目のように張り巡らされている。地図と標示板を確認しながら、間違わないように進んでください。 七兵衛山の手前で今日初めての急登。あっという間に七兵衛山山頂に到着です*\(^o^)/*打越山からおよそ15分。 七兵衛山山頂は海の見える丸太ベンチの休憩ポイントです。ただちょっと狭い。でも大丈夫!山頂の周辺には何ヶ所か同じようなオーシャンビューの休憩ポイントがあります。先客がいる時は周辺の休憩ポイントを利用しましょう。 私も山頂から少し下った丸太ベンチで食事休憩にします(^-^) 「金鳥山」 休憩を終えて先へと進みます。 休憩ポイントから坂道を下って本線ルートに合流。静かな森の中を穏やかに下って行きます。前半は岩場ばかりでしたけど、後半は森ばかりです。 山腹を巻きながら少しずつ下って行くと、やがて風吹岩から本庄山を経て保久良神社に向かう道と合流します。 この道はよく整備された遊歩道のよう。少し下ると小さな木札に金鳥山と書かれた右分岐があるので、ここを右へ。ほどなく金鳥山に到着です*\(^o^)/*七兵衛山からおよそ40分。 小広場になっていますが、残念ながら展望はほぼナシ。戻りましょう。 「保久良梅林・保久良神社」 少し下ると展望のいい広場の休憩ポイントがあります。ここを過ぎてからの下りはほぼ石段。幅の広い傾斜の緩い石段ですが、さすがに登って来る人は大変だろーなー、と思います。 下り切ると広場に梅の花が咲いているのが見えてきました!保久良梅林です(^^)金鳥山からおよそ20分。 広場や遊歩道沿いにたくさんの梅の木があります。まだ少し早いようですが、それでもキレイな梅の花をたくさん見ることができました。 日本人はとにかく桜が大好きですが、こうしてじっくり眺めると梅もなかなかいいもんですね。桜のような華やかさには欠けますが、奥ゆかしい美しさを感じます☆ 保久良神社…式内社で旧村社。社格よりかなり立派な神社という印象です。創建の由来は不明ですが、境内に磐座が多くあるので、古代磐座祭祀に発するものかと思われます。 御祭神は須佐之男命、大国主命、大年御祖命、椎根津彦命。前三柱は言うなれば須佐之男ファミリーですが、椎根津彦は難しいですね。 椎根津彦命は神武東征の際、亀の背に乗って現れ神武を導いた国津神ですが、須佐之男ら他の神々との関連性は希薄です。椎根津彦はですねぇ…浦島太郎かな?(^_^;) 「岡本梅林公園」 それでは最後に岡本梅林公園へと向かいます。 神社から九十九折のコンクリの坂道を下って、川を渡った先の住宅地の中にその公園はありました。保久良神社からおよそ15分です。 天気のいい日曜日ということもあって、大勢の方が梅見に訪れていました(^^) 公園内にはたくさんの梅の木があります。品種によって開花時期が微妙に違うようで、全ての木が満開というわけではありませんが、それでもたくさんの梅の花を眺めることができました。まだ蕾も多いので、来週辺りの方がいいかもしれませんね。気温もようやく上がってくるようですし。 ピンク、赤、白と色も様々ですし、八重もあれば5枚花弁もある。単独で花をつける品種もあれば、固まって花を咲かすものもある。一言で梅と言っても個性は様々ですね。梅見も満喫できました(^-^) 岡本梅林公園からおよそ10分で、阪急岡本駅に到着です。一駅だけ電車に乗って芦屋川駅まで戻れば、今日の予定も滞りなく無事終了*\(^o^)/* さて本日の六甲ハイクですが…とにかく変化があって、見所満載で、岩も梅も堪能できる大満足ハイクでした!ただ…山に登った感覚がまるでない(^_^;) 歩き回った感覚は充分ありますが、登った感覚は全然ないですね。こんなに楽ちんな山歩きで、こんなにたくさん楽しんでいーものだろーか? それにしても六甲…最後の最後まで場違い感は拭えなかった…大体私ごとき六甲なんていうキャラじゃないんですよ!オシャレな山は苦手だなぁ…でも楽しかった(^-^) というわけで、また身の丈に合った地味な山を探して歩き回ってみようと思います☆
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