【奥秩父】北奥千丈岳(2601m)国師ヶ岳(2592m)金峰山(2595m)朝日岳(2579m)鉄山(2531m)

2021.10.10(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:43

距離

11.6km

のぼり

887m

くだり

886m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 43
休憩時間
43
距離
11.6 km
のぼり / くだり
887 / 886 m
3
26
30
21
25
22
19
25
9
24
5
5
4
22

活動詳細

すべて見る

✻✻✻ イントロにかえて ✻✻✻ 今回の山にもストーリーがあって、キーワードは夢想疎石。疎石が修行したのが乾徳山なら、彼の偉業をたたえるために、その名を戴いたのが国師ヶ岳だ。 季節はずれの夏日にため息をついてきた身にとって、標高2360mの登山口の気温6℃は、身にしみる。先発の方はウールの帽子だ。 かつてなめてかかった厳冬期の金峰山で、低体温症まぎわの「氷漬けの刑」にあった苦い思い出がよみがえった。 ✻✻✻ またまた遭難予備軍? ✻✻✻ この標高まで車で上がってこれるというのは、良し悪しだ。雨のそぼ降る国師・北奥からの下山途中、若い登山者に「国師まではあと何分ですか?」「北奥千丈まではあとどれくらいですか?」と細かに聞かれた。続いて矢のような質問が続いた。 「それくらい自分で地図を見ろ」の世界だ。しかし、本人が心配顔なのに、さらに不安をあおっても仕方ない。 彼と別れ、雨脚の弱まらない中、さらに下る。そこへ、ビニ傘とスニーカーの上品な初老のご夫婦が登ってくるのに遭遇。「山頂まで、どれくらいですか?」 ここは丁寧に対応する。天候は改善する兆しがないこと。稜線は風雨が強いこと。展望もないこと。木の階段道は滑りやすいこと・・・お二人には「聞いてよかった」と感謝される。 ✻✻✻ 大弛峠~朝日岳~金峰岳 ✻✻✻ 時計の針を登山開始に戻そう。 ヘッドライトをつけて歩き始めると、明るい岩場で夜が明けた。国師さまが立ち現われたようなご来光。すっきり遠景に浮かび上がる富士山。幸先のよいスタートだった。 朝日岳から一旦高度を落とし、森歩きから岩場に飛びだすと、一転して強風にさらされた。中央アルプスの主峰や、浅間山、瑞牆山・・・私をもてなしてくれた絶景が、一瞬にしてガスにかき消された。 入れ代わり立ち代わり訪れる登山者と言葉を交わしながら、しばし五丈岩に遊んだ。だが、一向に天気は回復しないし、激しい風にもてあそばれるばかりだった。いよいよ見切りをつけて山頂を後にする。 ✻✻✻ 金峰岳~鉄山~朝日岳~大弛峠 ✻✻✻ 帰路はまさに銀座通りと化した。ラッシュアワーに巻き込まれたみたいだ。話し好きさんや、人恋しいさんから、たっぷりと話しかけられた。 深山の趣に包まれたのは、コースアウトして鉄山に道草した時くらい。キノコたちはオフシーズンを告げたが、美しいコケの森が連綿と続いた。 ✻✻✻ 大弛峠~前国師~国師ヶ岳~北奥千丈岳~大弛峠 ✻✻✻ いよいよ雨だ。「お天気姉さんが読みをハズした」的な恨みつらみは無用だ。女心と山岳気象って言うじゃないか(意味不明)。 峠に戻ると、あふれる車の列。ここは一体どこ?都心の歓楽街でもないのに。 会話を交わしたバイクのライダーさんは、思う以上に天気が悪くて、山行をやめるべききか、お悩み中だった。 佐久の方は、長野県側からのアクセスは最悪だったと教えてくれた。四駆じゃなかったらヤバかったって。 ✻✻✻ 大弛峠~国師・北奥千丈往復 ✻✻✻ ぽそぽそ雨の降る中、国師ヶ岳へ・・・展望なし。 しょぼしょぼ雨の降る中、北奥千丈岳へ・・・ここも展望なし。 雨はまだいい。残念だったのは、北奥の頂上だ。〇〇をされている方がみえた。大岩の上で大声で〇〇し、他の登山者さんは遠慮のかたまりで、登頂の喜びを封印しているようにみえた。一言あると違うだろう。山頂は誰のもの?もちろん、みんなのものですよね。 有名山岳は、その魅力を共有するためにも、互いへの気づかいが大切だ。 大弛峠で車に乗り、下界へ下界へ。明るくなってから改めて気づくのは、紅葉の美しさだった。ことに黄金色に彩られたカラマツは別格だった。

瑞牆山・金峰山 つい昨日まで夏日だった身には
こたえる寒さ
つい昨日まで夏日だった身には こたえる寒さ
瑞牆山・金峰山 うわー
ダイヤモンド国師&北奥千丈だ
うわー ダイヤモンド国師&北奥千丈だ
瑞牆山・金峰山 まるで自分が
天体の一部になったかのような
錯覚におちいる
まるで自分が 天体の一部になったかのような 錯覚におちいる
瑞牆山・金峰山 左肩には甲武信を侍(はべ)らせて壮大
左肩には甲武信を侍(はべ)らせて壮大
瑞牆山・金峰山 あわててスマホに持ち替えて
ふたたび撮影会
あわててスマホに持ち替えて ふたたび撮影会
瑞牆山・金峰山 呼吸を忘れて見つめる自分に気づき
はっと我に返る
呼吸を忘れて見つめる自分に気づき はっと我に返る
瑞牆山・金峰山 雲間の浮島のような富士
素敵だ
雲間の浮島のような富士 素敵だ
瑞牆山・金峰山 先を急ごう
ナナカマドの下をくぐり
先を急ごう ナナカマドの下をくぐり
瑞牆山・金峰山 朝日のあたる朝日岳へ
朝日のあたる朝日岳へ
瑞牆山・金峰山 そして
金峰の三角点峰に立った
そして 金峰の三角点峰に立った
瑞牆山・金峰山 いつ見ても印象的な
五丈岩
いつ見ても印象的な 五丈岩
瑞牆山・金峰山 ここには金峰・金桜神社のご本尊が祀られている
ここには金峰・金桜神社のご本尊が祀られている
瑞牆山・金峰山 敬けんな気分で詣でる
敬けんな気分で詣でる
瑞牆山・金峰山 にわかにガスが巻き上がり
眺望がかき消えた
にわかにガスが巻き上がり 眺望がかき消えた
瑞牆山・金峰山 ビュービュー吹きつける風を避けて
三角点へ
ビュービュー吹きつける風を避けて 三角点へ
瑞牆山・金峰山 天候の回復を願って
しばし休息するも
願いはかなわず
やむなく下山開始
天候の回復を願って しばし休息するも 願いはかなわず やむなく下山開始
瑞牆山・金峰山 針葉樹と美しいコケの森を歩く
これはジャゴケ?
針葉樹と美しいコケの森を歩く これはジャゴケ?
瑞牆山・金峰山 仲良く共生
コケの団地
仲良く共生 コケの団地
瑞牆山・金峰山 寂峰
鉄山(くろがねやま)
これはこれで渋くてよい
寂峰 鉄山(くろがねやま) これはこれで渋くてよい
瑞牆山・金峰山 鉄山の東にある本来のルート分岐
道標が朽ち果てて倒壊していた
鉄山の東にある本来のルート分岐 道標が朽ち果てて倒壊していた
瑞牆山・金峰山 雨のそぼ降る森の中
それも悪くない
雨のそぼ降る森の中 それも悪くない
瑞牆山・金峰山 大弛峠に戻り
すかさず
甲武信側の稜線に乗り替える
大弛峠に戻り すかさず 甲武信側の稜線に乗り替える
瑞牆山・金峰山 大弛小屋前のルート表示板をやり過ごし
大弛小屋前のルート表示板をやり過ごし
瑞牆山・金峰山 木製の階段道へ
木製の階段道へ
瑞牆山・金峰山 無心になって
高度を上げる
無心になって 高度を上げる
瑞牆山・金峰山 あっと言う間に
前国師ヶ岳
あっと言う間に 前国師ヶ岳
瑞牆山・金峰山 北奥千丈へのルートを分けるが
私は国師ファースト
北奥千丈へのルートを分けるが 私は国師ファースト
瑞牆山・金峰山 展望なし
それでもなぜか
達成感
展望なし それでもなぜか 達成感
瑞牆山・金峰山 なるほど
心得ておこう
なるほど 心得ておこう
瑞牆山・金峰山 戻り返して北奥千丈に立つ
この後、本文中の方々との
意図せぬ出会い
戻り返して北奥千丈に立つ この後、本文中の方々との 意図せぬ出会い
瑞牆山・金峰山 岩とハイマツの山頂は
展望なし
岩とハイマツの山頂は 展望なし
瑞牆山・金峰山 帰路、自然観察を楽しむ
亜高山帯の魅力がいっぱい
ナナカマド・シャクナゲ・コメツガ・スギゴケ
帰路、自然観察を楽しむ 亜高山帯の魅力がいっぱい ナナカマド・シャクナゲ・コメツガ・スギゴケ
瑞牆山・金峰山 コケにもみんな名前がある
共同募金の赤い羽根はダチョウゴケで
筋の赤いやつがイワダレゴケだ
コケにもみんな名前がある 共同募金の赤い羽根はダチョウゴケで 筋の赤いやつがイワダレゴケだ
瑞牆山・金峰山 夢の庭園に降りていこう
夢の庭園に降りていこう
瑞牆山・金峰山 ガスに包まれた
白昼夢の庭園へ
それもまた幽玄
ガスに包まれた 白昼夢の庭園へ それもまた幽玄
瑞牆山・金峰山 大弛小屋を経て峠の駐車地へ
ぎっしりの車列に人気度を再確認
ここは銀座?
ここは錦三?
大弛小屋を経て峠の駐車地へ ぎっしりの車列に人気度を再確認 ここは銀座? ここは錦三?

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。