大山(野田ヶ山北西尾根)

2018.02.10(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 28
休憩時間
0
距離
4.4 km
のぼり / くだり
211 / 160 m
DAY 2
合計時間
9 時間 34
休憩時間
3
距離
10.4 km
のぼり / くだり
728 / 772 m

活動詳細

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野田ヶ山~ユートピアの縦走を予定していたが、あいにくの悪天候により、野田ヶ山往復に変更して臨んだ。 予報通り、雨。小雨の中、大山道路を歩く。このような状況なので、スキー客はまばらである。 ヤッケは防水性が低く、雨水が染み込んでくる。この時期衣服が濡れると低体温の危険があり、雨天時の長時間行動は危険である。川床で行動を打ち切り、テントを張る。湿度100%のテント内は不快そのもの。暖を取りながら、濡れた衣服を乾かす。みぞれのような天候では、テントの通気性が失われるため、換気には神経を使った。 冬期仕様のウェアに身を固め、ワカンを装着する。大山であっても、このような気候条件下では厳冬期仕様にする必要がある(特に手足)。 明け方から雪に変わり、すでにテント周辺は吹雪となっている。野田ヶ山までをトレースする。もちろん先行者はおらず、重たい雪の厳しいラッセルとなる。阿弥陀川に架かる雪の積もった細い橋を渡り、急な斜面を登る。雪崩を回避するため、台地状に出る前に尾根へ取り付く。夏道はこの尾根の東斜面に付けられている。 強い冬型(1,500mで-12℃の寒気)になることがすでにわかっているため、11:30、野田ヶ山を目前にして引き返すことになった。 スキー場に着いた頃には、猛吹雪となる。スキー客も早々に家路へと急いでいた。時折青空が見られたが、一時的な好天に過ぎなかったため、早めの撤退は良き判断だった。 寒風にさらされながらの辛い歩きだったが、ブナの樹氷の美しさが救いとなった。 野田ヶ山周辺には原生的な天然林が残されている。森林生態系保護地域に指定され、厳正に保護されている。貴重な森なので、登山者としての環境負荷は最低限にしなくてはいけない。

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