神秘の世界冬期上高地散策

なかなか足を踏み入れることのない冬期の上高地。一度行ってみたいと思っていました。 そして、一ヶ月ほど山に行けない日が続くと思いきや、この日は突然訪れてきました。 珍しく予定もないこの日、予報も大晴天、今日しかない、そう思って荷物をまとめました。 上高地への唯一の入り口釜トンネルは、冬期には完全封鎖になっています。 そのため、上高地には徒歩でのアクセス以外方法はありません。 松本からバスで中の湯（釜トンネル）まで行って、そこから歩いて行きました。 長〜いトンネルを２本くぐり抜けると、神秘な雪景色が繰り広がります。 大正池に逆さに映る穂高岳・焼岳が、特に絵に描いたようにきれいでした。 大晴天でなければ、なかなか目にすることのできない絶景でした。 大正池で動画を撮っていたら、声をかけてくださった夫婦の方、ありがとうございました。 「YouTubeにアップするんですか。チャンネルを教えてくれれば動画見ますよ。」 とありがたく声をかけてくださったのですが、なかなか動画に自信が持てなく、遠慮しちゃう自分がいました。 再度尋ねられてやっと「けんけん」チャンネルだと教えることができました。 ここで、自分がしていることにもっと自信を持っていいと気づきました。 大正池辺りからは梓川に沿って、田代池・河童橋まで歩きました。 歩く方々の中には、ツアーで散策に来ている方々もいましたが、キャンプに来ている方のほうが圧倒的に多かったです。 でも、夏に比べると人数がかなり少なく、非常に歩きやすかったです。 河童橋に着いたらすでに12時30分、良い時間になっていたのでランチをすることにしました。 昨日から準備万端にしてきたすき焼きを作ってみました。 山飯は何を作っても美味しいですが、時間をかけてじっくり煮込んだすき焼きを、雪がちらつく中で食べていて、余計美味しく感じました。 ただ、こんなに美味いいものを一人で食べていることが少し寂しかったです。 キャンプの方が多いから、結構寂しい帰り道になっていました。 中の湯に着いたらバス時刻まで１時間30分ほど時間がありました。 そのまま待っていても寒いだけだし、とりあえず沢渡に向かって歩くことにしました。 20分ほど歩いたところ坂巻温泉があって、ワンちゃん入れるかと思ったら、すでに日帰り入浴時間が過ぎていました。 バス時刻まではまだ１時間もあったので、坂巻温泉のオーナーさんに相談したら、 「店内でバスを待ってもらっていいよ」と快諾してくださいました。 オーナーさん、ありがとうございました。おかげさまで１時間ゆっくりすることができました。 もちろんお礼として、売店でお土産を購入したので、こんなことをWin-Winと言うんですかね。