ワカンを購入し、雪山に行きたい欲が高まるも、仕事の都合がつかなかったり、天気が悪かったりでなかなか行けず。 そんななかで、好天が見込めそうで、しかも会社も休めそうな日があることに気づき、せっかくなので気になっていた伊吹山に挑戦することにしました。 積雪期の伊吹山は12本爪のアイゼンとピッケルの装備が推奨とのことですが、いずれも持っていないので、とりあえず10本爪の軽アイゼンで行けるところまで行ってみることに。 幸い、今日は登山者が多くトレースがしっかりあり、雪も締まっていて歩きやすかったため、結果的に軽アイゼンでも大丈夫でした。 とはいえ、後半の直登は本当に斜度が大きいので、雪がもっと硬くなったりしていたらこうはいかなかったと思います。 直登ルートはほんとうに急で、しかも長くて、心も体も極限を迎えそうになりましたが、頑張って登った先には白山や御嶽山、アルプスの絶景が待っていました。 滋賀県で唯一の百名山、伊吹山。百名山たる所以は確かにあるようで、少し嬉しくなりました。 次はお花が綺麗な時期にまた来ます。
今日は電車でまず近江長岡駅まで。実はJR東海管内なので、関西から乗る際は切符を買ったほうがよさそうです。
登山口行きのバスに乗りかえます。冬季は平日のみの運行だそうです。
登山口の神社で、無事に帰って来られるようお祈り。
冬季は無人ですが、協力金は払えます。
1合目までは樹林帯。予想に反して雪が締まっていました。
樹林帯が終わったところで、モンベルのスノースパイク10を装着。
同じ湖を囲んでいても、滋賀県北部は雪国のよう。
今日の天気がほんとうに良かった。風もなく、暖かくて、上りは汗だくでした。
空がまっ青。気持ちが良いです。
埋まってますねえ。
5合目を目前にして、伊吹山の山頂を捉えました。
これから始まる急登に備えて、腹ごしらえ。
直登を登る人の列。平日とはいえ、今日は絶好の登山日和ですもんね。
だんだんと険しくなっていきます。
人の列が出来始めました。不思議と一体感が生まれます。
とにかく斜度がすごい。そして、これでもかというくらい長い。体力を奪われます。
急登の終わりが見えた。あとちょっと。
9合目に着きました。眼下には急斜面に米原の町、琵琶湖。
山頂までは緩やかな登りです。写真では分かりにくいですが、少し月が見えました。
山頂に到着です。風もなく、穏やか。
伊吹山寺も真っ白。
北陸・東海方面には絶景が広がっています。
中世の作曲家風にイメチェンしたヤマトタケル。
言葉を失いました。会社を休んでまでして来てよかった。
白山の美しさは特に際立っていました。今年の夏は登れたらいいな。
こんな素晴らしい景色を観ながらのカップヌードル。贅沢。
シュカブラも見事。パソコンの壁紙とかになってそう。
最近買ったカジタックスのスノーシュー46を山頂で履いてみました。ツボ足だと沈むところ、全然沈まず。感動。
そのまま琵琶湖側も観に行ってみました。ちょっと雲が出てきたかな?
本当にここを登ってきたの?っていう傾斜の直登をまた降りていきます。
ここでスノーシュー(というかワカン)が活躍。まだ踏み跡のない雪面を踏みならしながら、滑るように降りていきます。これが楽しかった。
6合目を過ぎると、雪の水分は多めに。今日は天気がよかったから仕方ないものの、その後は部分的にシャーベット状になった雪に難儀しました。
もってきたポカリスエットが無くなってしまい、下山まで我慢できずに1合目の売店でコーラを購入。喉の潤い、プライスレス。
無事に下山することができました。天気もよく、良い山行になりました。
バスを一緒に待ってた方々とお話ししながら帰路につきました。充実した1日でした。
この活動日記で通ったコース
伊吹山 正面登山道(上野口コース)
- 06:52
- 10.4 km
- 1193 m
- コース定数 28
滋賀県米原市の三之宮神社を起点とする、伊吹山の登山コース。この登山口周辺には駐車場があるほか、バスでもアクセスできる。標高差約1200メートルを一気に登る体力勝負コース。スキー場の跡地を通るため、序盤から下界の展望を楽しみながら登ることができる。その後も樹林帯となる区間は少なく、開放的な山歩きを楽しめる。