楽な登山のつもりが、最悪な登山に… / 老化現象に抗いたいさんの開聞岳の活動日記

９月から足底筋膜の痛みが続き、医者からのドクターストップで数ヶ月足を使った運動すらしていなかった。しかも年末に久々行った荒磯のヒラスズキ釣りで大きな波に吹き飛ばされて岩で右腕と右膝を強打し、右腕は未だに痛みがある。しかし２月の連休に屋久島の縄文杉に挑戦してみようかと思い立った。（雪に閉ざされる宮之浦岳は諦めた）足の状態は完治していないが、リハビリも兼ねて約半年ぶりに開聞岳に挑んでみたのだが…。まず毎回行く度に閉まっていたうどん屋で初めて食べれた。予想よりずっと美味しかった。しかしおにぎりは持ち帰って山頂で食べた方が良いと思う。ここまでは良かった。ココからが最悪。まず、まだ買って４ヶ月で５回くらいしか使っていないハイドレーションのSOURCEの接着部から水漏れが生じており、途中からバッグの中がビショビショになり水が垂れてきた。着替えもタオル、財布や車のキーなども何もかも濡れ、バッグとの接点である背中も濡れた。そしてこのSOURCEに全て頼っていたため、登山早々に水分の無い状態での登山となってしまった。（必ずこの会社にクレーム入れてやるッ！）運動をしばらくしていなかったせいか、身体が重く、５合目くらいには既に左足付け根が痛くなってきた。ずっと連続した上りのせいか、靴ズレが酷くなってきた。磯間嶽でも毎回靴ズレは起こるのだが、開聞岳での靴ズレの痛さは段違いであった。好日山荘で薦められて買ったのだが、ザンバランの登山シューズが悪いのか5,000円以上したソックスが悪いのか、どうも毎回靴ズレが生じて苦しむ。雨のせいで７合目からの岩は滑り、足の痛みと靴ズレで踏ん張りがきかず中々ペースが上がらなかった。背中に背負っていたトレッキングポールも枝に引っ掛かりまくり、苛々した。９合目で痛めている足底筋膜が痛み出した。しかし数分休んでお菓子を食べただけでも身体は少しだけ元気になれた。だが動かずじっと立っているだけでは寒くて仕方がなかった。小雨と曇りの天気ではあったが、幸い眺望はあった。前回は完全にガスっていたので何も見えなかったが、山頂からは池田湖などが見えることを知った。しかし風が強く寒かったので10分くらいですぐに下山することにした。水が全くない状態だったのでとにかく汗をかかないようなペースを心掛けた。下山は前回と同じく苦戦した。濡れていてペースは上がらないし、ずっと下り続けるので膝と少し前から違和感があった腰回りが痛くなった。６合目を過ぎてからの滑る砂利道ではトレッキングポールを使用したが、効果があったのかは分からない。何度も小石に足を取られ滑り、苛々した。３合目付近ではまた痛めている足底筋膜が痛み出した。想像以上に身体への負担もあり、苦しんだ登山となってしまった。前回より気候は良かったはずなのに、前回より何もかもが悪い。こんな状態で２週間後に屋久島の縄文杉など挑めるのか？まるで身体の準備が出来ているようには思えない。靴ズレ問題も抱えたまま。（ワセリンとか塗れば少しはマシか？）タイムも悪いし、結構ショックを受け意気消沈する登山となってしまった。このままでは非常に気に喰わないので、再度リベンジをするッ！ちなみに結局誰とも出会うことは無かった(笑) 自分がたった一人の開聞岳登山者だったのだろうか？百名山を終始貸し切り状態。 ※GPSログがメチャクチャなことに…。 Goalの時間も全然違う。終始現在地が不明でログが取れていなかった。実際のゴールした時間は17時前であった。 <<追記>> 屋久島観光協会に電話したところ、宮之浦岳どころか、縄文杉ですら２月は積雪があるとのこと…(；´Д｀) 雪山だけは手を出さない事にしているので、３月になんとか縄文杉踏破の時間だけでも作るか？それならばトレーニングの時間が取れるので屋久島への不安もなくなるだろう。