活動データ
タイム
07:01
距離
15.7km
のぼり
1723m
くだり
1720m
活動詳細
すべて見る※日記をあげていない山行が貯まりすぎたので、 過去のことはいったん忘れて新しいのをあげることにしました(笑) 先々週末のこと、、、 土曜日に御座山を目指したものの、タイヤチェーンを巻いても登山口までの雪のついた坂をあがれず、スタートさえきれずに撤退。 翌日曜日は、南アルプス深南部、オクシズの黒法師岳を目指したものの、急登とラッセルに苦戦し、山頂直前で時間切れ撤退。 二日連続で車と私が立て続けに雪に阻まれてから、何となく雪山に車で行くのが億劫になっています。 ノーマルタイヤをスタッドレスに買い換えて、足にあっていないことがほぼ確定した冬靴も買い換えないといけないのは分かっているのですが、結構いいお値段するよなぁと気が進まず放置中。。 少なくとも冬靴は今季中に買わないといけないのは確定しているのですが、どれがいいんでしょうね。。? ということで、先週末の奥多摩に続き、今週もノーマルタイヤと夏靴でいける首都圏のお山、丹沢へ。 丹沢は登山初心者の頃には頻繁に行っていましたが、いつの間にか足が遠のいていました。家からさくっと行けながらも、夏はヒルが怖く、冬はもう少しがっつりした雪山に行ってしまっていて、多分数年ぶりの丹沢です。 私の丹沢のイメージは、富士山がよく見えて、乾ききった山、そして木道と鹿柵でした。今回は裏丹沢とも呼ばれる大室山に行きましたが、こちらははどうでしょうか? 【計画】 加入道山登山口(道志の湯)~加入道山~大室山~犬越路避難小屋のピストンです。 【山行記録】 〇駐車場まで 前夜にgoogle mapに従って何事もなく到着。 いつものように前夜発の車中泊でしたが、他の車は1台もいませんでした。 車中泊をしたにも関わらず快適すぎて寝坊し、起きたのは外も明るくなった朝6時。 朝食を食べている間に次々と車がやってきて、結局出遅れました。 〇駐車場~加入道山 駐車場から1分ほど車道を登ると登山口です。 3人の方が前にいましたがやや落ち着いたペース。それほど急ぐこともないのですが、譲っていただいたので前に行かせていただきます。とはいえ、無計画な私、譲っていただいた直後にあらぬ方向に歩き出し、また最後尾へ。。。 (最初は朝礼台?のような造形物の真横をそのままあがっていくのが正しかったようです) しばらくすると、ほぼ倒壊している鹿柵をこじ開けてまた無理やり結び付けて閉めてから先に向かいます。 ここからは一本道。再び3人の方にそれとなく先を譲っていただき(うろちょろしてごめんなさい。。)、一人旅を続けます。 沢水の音も登山口をすぎてしばらくしてからなくなり、そこからはいつもの丹沢の乾いた山の匂いがします。 さすが安定の丹沢。地面はやはりカサカサ。油断するとよく滑ります。地面が脆いので、沢を越えるところでは必ずと言っていいほど道が崩れかかっています。 そして相変わらずの木道。土がカサカサで人が歩くとえぐれてしまって植生がすぐにダメになってしまうので止むを得ないとは思うのですが、ここまで木道が多いと、山を歩きに来たのか木道を歩きに来たのかちょっと分からなくなります。木道は古くなると滑りやすくなるし。 ある程度標高をあげたところから、丹沢名物の富士山が顔を出し始めます。 関東の人間なので富士山は見飽きている、とよく言ってしまいますが、それでも富士山が見えるとはっと息を飲んでしまいます。そして、どうしても写真にも収めてしまう。 富士山の写真なんていくらでも持っているのに。。。やはり特別に美しいんですよね。 色々な方が書かれていますが、だいぶ標高をあげたところで1ヶ所、沢を越えるところで登山道が崩落しかかっているところがあります。 ここは足元が蟻地獄の巣のようになっているので、何も考えずに歩くと危ない。山側の安定した岩とか木の枝とかを掴みながらゆっくり歩いていきます。足場らしきものを作りましたが、下山時にはそれも流されていました。 ここに設置された補助ロープ(にしては細かったので、何だったんだろう?)をがっつり掴んで通過した方がいたようで、行きにはきちんと立っていた支柱が倒れ掛かっていました。こんな支柱に頼ったら危ないですね。 尾根に出る直前ではいよいよ登山道が大きく崩壊したらしく、左手の山側へ迂回路が付けられていて、ということはまあまあ足にくる急登でした。 とはいえ、整備されていて浮石も少ないからか、意外にもそれほど疲れることもなく尾根に出て、やがて加入道山山頂に到着です。奥多摩や丹沢ではそれほど疲れを感じないのですが、斜度が緩めだったり岩場が少なかったりが影響しているのかな。 加入道山の山頂はそれほど眺望がよくありませんが、ベンチが複数ありお昼を食べるにはちょうどよさそうです。ただ、すでに稜線で高度もそこそこあり、ちょっと風が強いかも。山頂のすぐ下にある加入道避難小屋もかなりきれいな小屋でした。 まだ、大室山に登ったうえで、犬越路避難小屋まで行く予定ですので、休憩はせずに先に進みます。 〇加入道山~大室山 ここからは、さらに丹沢らしさ全開です。 ルートのほとんどが木道なのでは?というくらい木道だらけです。この木道の1段の幅だったり、滑り止めの幅だったりがかなり狭く、狭い分には届かない方がいるよりはるかにいいのですが、歩きやすいというと嘘になります。 前大室山の手前、大室山の手前とコルが2箇所ありますが、漏れなく崩壊しかかっています。 なぜか富士山方面は遮るものがないことが多く、富士山の写真がさらに増えていきます。 最後の大室山分岐点への登り途中から木道にも雪が積もり始めてきます。 とはいえ、登りではチェーンアイゼンを使うほどでもありません。木道は滑るので木道を歩く際にチェーンアイゼンを使うのは木道を傷つけるとしても止むを得ないと思うのですが、それでもあまり使いたいものではないですしね。 大室山手前の分岐を過ぎて大室山山頂の手前でようやく今日初めて他の登山者さんにすれ違いました。西丹沢VCから来たそうで、彼も私が今日初めてあった登山者だそうです。 通行止めとされている用木沢出会から犬越路避難小屋まではかなり荒れているとのこと、これから行く犬越路避難小屋から大室山まではよく整備されていることなど貴重な情報をいただきました。 ほどなく大室山山頂に到着。噂には聞いていましたが、やっぱり眺望なし。標識だけ撮影してすぐに戻ります。 〇大室山~犬越路避難小屋 大室山分岐まで戻り、木の陰にザックを置いてから犬越路避難小屋に向けて出発です。 犬越路避難小屋まで降りてみて気付いた、なんと標高差500mの下りです。 ということは、当然ながら戻るときは500mの登り。。。 この道は特に木道が多く、全体の半分くらいは木道だった印象。 そのくらいよく整備されたこの道でも私はすっころびます。 一度目は右足を外側に捻ったうえで全体重を乗せながら転倒しかけるというもの。足を捻ることは歩き方が下手なのか日常茶飯事なのですが、今回はあまりに体重を乗せすぎたためか激痛が抜けず、いつもなら数秒後には歩きだしているのですがすぐには歩き出せませんでした。。。。それでも数分後にはびっこをひきながらもなんとか歩き出します。(が日記を書いている今でも痛いことは痛い) 二度目は、木道の階段の上で足を滑らせて、そのままお階段を滑り下りてお尻を赤く腫らします。木道嫌い。(歩くのが下手なんですよね。。) 実は、このルートの途中に大杉丸という山を越えたはずなのですが、、、それらしきところで標識を探してみましたが、行き帰りとも見つけることはできませんでした。後で調べてみると、四角いベンチ状のものがあったところがそれだったようです。山の形からしても、大室山尾根の頭、あたりのネーミングがよさそうです。 犬越路避難小屋は、加入道避難小屋よりやや古さは感じますがなかなかきれいで、丹沢では珍しいトイレ付き小屋でした。トイレは洋式できちんと管理されているようでした。 〇犬越路避難小屋~大室山分岐~加入道山~駐車場 犬越路避難小屋からは、行きと同じ道を戻ります。 予想外に早めに歩けたので、加入道避難小屋に立ち寄ったところ、行きには誰もいなかった小屋に2グループ5人の方がいてお昼をとられていました。 お一人、山のシェフが腕をふるっていて、チーズグラタンを作っていました。山で料理に凝る方は、事前の準備などして荷物をなるべく少なくするというのがステレオタイプなやり方だと思うのですが、このシェフは地上でやるべきことを山でもできるように、道具や材料をそのまま持ち込むスタイル。ガスバーナー2つを持参しているだけでも驚きですが、OD缶にアダプターをつけてグラタンに焦げ目をつけたりとかなり本格的でした。むしろ、コック長の帽子を忘れてきたのでは、と思うくらい(笑) あまりにも山小屋離れした世界を築いていらしたので、思わず写真を撮らせていただきました(笑) ご了解いただいたので、写真を乗せさせていただきます。 コック長の横でパンをつまみ(これはこれで美味しい、、、はず)、出発です。 加入道避難小屋で隣に座っていた方がつけていた「バカ尾根」キーホルダーが気になりました。大倉登山口の喫茶店?で売っているとか。。 加入道避難小屋を出ると、加入道山の山頂のベンチにも2グループの方がお昼をとられていました。大室山登山ではここでご飯を食べる方が多いようです。 その後は1時間ほどで駐車場まで下山。 #あと15山分の日記が残(笑) 【ご参考】 <ルート> 丹沢は、表丹沢(東丹沢)と言われる鍋割山~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳を中心に歩いたことがあり、裏丹沢(西丹沢)についても西丹沢VC~檜洞丸やユーシン渓谷は行ったことがあるのですが、裏丹沢の奥の方である加入道山や大室山は、名前こそ聞くもの行ったことがなく(行く動機もなかった)、このタイミングで行ってみることにしました。 大室山へのルートは、たぶん大きく3つくらいあって、 ①山梨県道志村(道志の湯の先)から加入道山を経由するルート ※今回はこれ ②神ノ川ヒュッテからのルート(犬越路避難小屋を経由するのとしないのと) ③西丹沢VC(ビジターセンター)から用木沢を経由するルート という感じですが、②は神ノ川ヒュッテまでの林道(車道)が歩行者も含めて通行禁止になっていてそもそも登山口に到達不可、③は用木沢から犬越路避難小屋までが災害復旧工事中(なんの災害だろう、いまだに2019年のやつ?)で通行禁止とされているので、正規には①のみがルートとなっています。 (③を通った人の話では、「そこそこ荒れている」だそうです。) この他に、道志村から大室山に直登するルートがバリエーションルート扱いでありますね。帰ってから気付きましたが、加入道避難小屋も寄りたかったし、よかったことにします。 一応、檜洞丸からまわってくるルートもありますが、縦走になってしまうので車のやりくりが難しそうです。青ヶ岳山荘に一泊すれば路線バスを駆使して行けるのかな。 <危険個所> 特段のものはありません。 <駐車場> google mapに加入道山登山口の駐車場も載っていますので、そこに向けて進むだけです。道志の湯からさらに1分ほど進んだところに左斜め前にあがる道がありますので、そこを登ります。 右手に2つ、それぞれ10台ほどずつ停められそうな駐車場があります。 <小屋・テント場など> ・加入道避難小屋→トイレ、水場なし。非常にきれいです。 ・犬越路避難小屋→トイレあり(利用可)、水場梨。やや古いもののきれいです。 ※丹沢は、大倉尾根登山口近くのテント場を除き、テント禁止だったはず。 <水場> 山と高原地図では、登山口と加入道山の間にある東屋のあたりに水マークがありますが登山道を通っただけでは気付きませんでした。沢のことかな? <トイレ> 登山口~大室山にはありません。 登山口下の公衆便所も冬季休止中でした。 <携帯電話電波(断りない限りdocomoです)> 登山口、加入道山、大室山はいずれもよく入ります。 <アイゼン・ピッケル等> ぎりぎり使いませんでしたが、チェーンアイゼンは必携だと思います。 <服装> ドライレイヤー、ベースレイヤーにハードシェルでちょうどよかったです。
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