厳冬期 北八ヶ岳（天狗岳〜中山〜高見石）

記録的な寒波到来、１月の大雪の直後に天狗岳を目指しました。金曜日とあって渋の湯の駐車場は５台程しか停まっておらず登山者も少ない。それととにかく寒い。 初日は黒百合ヒュッテまで3時間ほどの行程、のんびりと。出会う下山者は皆、強風のため天狗岳登頂は諦めたとの事、黒百合ヒュッテ付近まで来ると微風があったが西高東低の気圧配置も緩みつつあり翌日の登頂を期待する。 黒百合ヒュッテは登山客は誰もおらず、我々３人だけ(^-^) 広々と貸切状態でコタツで夕食を頂く、夕方外は氷点下20度近くとても出られない、酔いに任せ早々と眠りに。 翌朝、5:30にヒュッテを出発して天狗岳を目指す、風はあるが歩けない風ではない。トレースのない深い雪のラッセルを楽しみながら東天狗への急斜面を上り詰めて行く途中で御来光。雪景色がオレンジに染まりとても美しい。頂上まであと３０分の距離を残して、風邪の強さと時間を気にして撤退。冬期の天狗岳の雪面を味わい、満足。 一旦、黒百合ヒュッテへ戻り、チゲ鍋を温めてのんびり朝食を楽しみ高見石小屋へ出発。 黒百合ヒュッテ〜中山〜高見石小屋は２時間程の行程なのだが、数日前の大雪から誰も歩いていない様子で全行程で30cm以上のふか雪、深いところでは腰までハマるところもあり、想定外に中山の登りでヘロヘロに。 ３人交代でラッセルしながら３時間かかって高見石小屋へ無事到着。 揚げパンを上げて貰い、お汁粉で温まって渋の湯へ戻りました。