稲村ヶ岳でテント初め(ラッセル→撤退)

2022.01.15(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 4
休憩時間
13
距離
6.7 km
のぼり / くだり
781 / 68 m
DAY 2
合計時間
6 時間 33
休憩時間
3 時間 17
距離
7.0 km
のぼり / くだり
362 / 1012 m
26
32
19
12
1 6
31

活動詳細

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「山の方は雪すごいでぇ〜」 異様に膨れ上がったザックを見て、こいつ絶対山行くなと思ったのだろう。洞川温泉バス停から登山口に向かう途中、雪かきに勤しむ集落のお婆ちゃんに声をかけられた。「装備持ってきましたから!」と明るく返したが、翌日その言葉の意味を思い知ることになる…😂 今年最初のテント泊、最近遠征が続いていたので、近場の冬山+電車バスでアクセス可能+行ったことない山で、稲村ヶ岳に決定。ここは奈良県の深奥部・大峯山系に位置する修験道の山。大峯山系では女人禁制の山上ヶ岳が有名だが、対する稲村ヶ岳は女人大峯とも称され、全ての登山者に開かれている。今回は標高1550mにある稲村小屋(冬季休業中)付近に幕営し、翌日早朝に空身で大日岳と稲村ヶ岳のピークを狙うことにした。 初日、洞川温泉バス停からスタート。序盤は快適なスノーハイクだったが、法力峠から本格的に登りが始まる。山上辻までは延々と雪斜面のトラバースで、谷側の雪が脆い箇所も複数あり、緊張。軽アイゼンとストックで通過したが、12本爪アイゼンとピッケルの方が安心だった。15時前、樹氷に包まれた稲村小屋に到着。微風で順調にテント設営。終日快晴で夕焼けと紀ノ川筋の夜景を楽しむ。今日は僕含めて2張。 2日目も快晴の中ピークハントへ向かう。序盤はトレースばっちりで、東の大峯奥駈道方面や西の高野山方面の絶景を見ながら順調に前進。大日岳のキレット手前で大普賢岳から日が昇り、うまくいけば頂上で絶景が!と胸が高鳴る。 しかし…キレットから先、稲村ヶ岳へのトレースが忽然と消えている…。まさか…昨晩テン場は快晴だったが、こっちは雪降ったのか?昨日の登山者はピーク行かなかったのか?とにかく目の前はモフモフの新雪だし、アレをするしかない。ワカンをテントに置いてきたことを激しく後悔しながら、ピッケルで人生初ラッセル開始。地図にあった2つの道にトレースをつけてみるが、ズボズボ埋まり空転に次ぐ空転。最後はキツそうな傾斜にぶち当たり、先の展望が見えず引き返す。最後の足掻きで稜線の方に登ってみたが、雪庇が発達していて撤退決定😭大日岳も寄ってみたが、こちらも最後の方がノートレースで断念😭 振り返ると、時間・体力はまだ余裕があったが、 「このあと気温上昇して雪崩れたら…」 「てんくらでは9時からCだったよな…」 とネガティブな感情が先行。先の見えない状況に、メンタルが後ろ向きになっていた気がする。全ては降雪への甘い見込みが原因。どうやら木曜日の雪が凄かったらしい。せめて前日すれ違った登山者にトレースの状況を確認しておくべきだった。 今年最初のテント泊は反省ばかり。でも極寒に耐えて設営した我が家で過ごす一夜はやっぱり至福だった。今回の学びを活かして次は絶対リベンジする! 大峯の冬の厳しさを感じたテント初めでございました🌅 ※ログではピーク踏んだことになってますが、稲村・大日ともピークは行けてません。

大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) スタートは近鉄・下市口駅前。ここから9:20発の奈良交通バス・洞川温泉行きに乗る。
スタートは近鉄・下市口駅前。ここから9:20発の奈良交通バス・洞川温泉行きに乗る。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 10:30に洞川温泉着。ここは稲村ヶ岳だけでなく山上ヶ岳の登山基地でもある。登山口までしばらく歩く。
10:30に洞川温泉着。ここは稲村ヶ岳だけでなく山上ヶ岳の登山基地でもある。登山口までしばらく歩く。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) バス停の注意書き。
バス停の注意書き。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 登山口までは洞川のメインストリートを通る。古来修験者を迎えてきたお宿がたくさんで独特の雰囲気。
登山口までは洞川のメインストリートを通る。古来修験者を迎えてきたお宿がたくさんで独特の雰囲気。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 修験者の装束が売られている?
修験者の装束が売られている?
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 五代松鍾乳洞経由の登山口。メインは駐車場がある母公堂からの登山口だが、バス停から歩いてくるとこちらの方が先に現れる。
五代松鍾乳洞経由の登山口。メインは駐車場がある母公堂からの登山口だが、バス停から歩いてくるとこちらの方が先に現れる。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 途中までトレースがあったが、鍾乳洞を過ぎるとなくなった。
途中までトレースがあったが、鍾乳洞を過ぎるとなくなった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) ラッセルというほどでもなく、モフモフ進む。
ラッセルというほどでもなく、モフモフ進む。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 先客あり。
先客あり。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 母公堂からの登山道と合流。こっちは大勢使っているのでトレースばっちり。
母公堂からの登山道と合流。こっちは大勢使っているのでトレースばっちり。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 樹氷が現れた。
樹氷が現れた。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) どんどん雪が深くなる。
どんどん雪が深くなる。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 法力峠到着。小休憩して、稲村小屋を目指す。
法力峠到着。小休憩して、稲村小屋を目指す。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 雪は深いがトレースOK。
雪は深いがトレースOK。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 快晴。
快晴。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 樹氷の森。
樹氷の森。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 所々に橋。
所々に橋。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 地味に危険なトラバース。谷側は結構な傾斜。山側は枝が伸びててテント泊装備はバランス崩しやすい。
地味に危険なトラバース。谷側は結構な傾斜。山側は枝が伸びててテント泊装備はバランス崩しやすい。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 開けた。
開けた。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 稲村小屋が見えた。小屋は山上辻という平坦地にある。ここから山上ヶ岳へ向かうこともできるが、今日はノートレースだった。
稲村小屋が見えた。小屋は山上辻という平坦地にある。ここから山上ヶ岳へ向かうこともできるが、今日はノートレースだった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 屋根まで雪に埋もれてる。
屋根まで雪に埋もれてる。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 屋根に登って大峯奥駈道方面を望む。
屋根に登って大峯奥駈道方面を望む。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 冬テント泊経験は八ヶ岳だけで、前の人が使ったスペースを使わせてもらっていたが、今回は整地から。幸い新雪で、踏み固めたらなんとなく平坦になった。
冬テント泊経験は八ヶ岳だけで、前の人が使ったスペースを使わせてもらっていたが、今回は整地から。幸い新雪で、踏み固めたらなんとなく平坦になった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 初めて竹ペグを使ってみた。なんとなく張れた。
初めて竹ペグを使ってみた。なんとなく張れた。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 西側は若干開けており紀ノ川筋の町や金剛山系がわずかに見えた。
西側は若干開けており紀ノ川筋の町や金剛山系がわずかに見えた。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 夕暮れが近づく。
夕暮れが近づく。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 外気はマイナス6、7℃。10℃まで行くことはなかった。
外気はマイナス6、7℃。10℃まで行くことはなかった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 今日は2張だけ。隣の方も奈良県内からで、同じバスだった。
今日は2張だけ。隣の方も奈良県内からで、同じバスだった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 冬山はテントのありがたみが夏より増す。上手く設営できてテントに転がり込んだ時の達成感と安心感たるや!
冬山はテントのありがたみが夏より増す。上手く設営できてテントに転がり込んだ時の達成感と安心感たるや!
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 夕焼けのピーク。
夕焼けのピーク。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 奥駈道の山々も染まる。
奥駈道の山々も染まる。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 静かな夜。
静かな夜。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) テント読書。稲村ヶ岳や洞川地区の歴史に触れられていて興味深い。何度か女人禁制解除の機運が盛り上がったこともあったみたい。というか手が冷たい!
テント読書。稲村ヶ岳や洞川地区の歴史に触れられていて興味深い。何度か女人禁制解除の機運が盛り上がったこともあったみたい。というか手が冷たい!
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 2日目。快晴。
2日目。快晴。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) だんだん明るく。
だんだん明るく。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) アタックザックで稲村ヶ岳へ。
アタックザックで稲村ヶ岳へ。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 大日岳が見えてきた。独特の山容。いかつい!
大日岳が見えてきた。独特の山容。いかつい!
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 高野山方面。
高野山方面。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 日の出が近い。
日の出が近い。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 東側は雪庇発達。
東側は雪庇発達。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 金剛山系方面。
金剛山系方面。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 大日岳へのトラバース。バス停で危険箇所として注意喚起されてたとこ。ここはまだトレースあり。
大日岳へのトラバース。バス停で危険箇所として注意喚起されてたとこ。ここはまだトレースあり。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 大普賢岳の方から日の出。
大普賢岳の方から日の出。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 日の出直後の柔らかい光線好き。
日の出直後の柔らかい光線好き。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) キレットから先、まさかのノートレース。動物の足跡に頼る場面も。いいなぁ沈まなくて。
キレットから先、まさかのノートレース。動物の足跡に頼る場面も。いいなぁ沈まなくて。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) めっちゃ軽やかに行ってるやん‥
めっちゃ軽やかに行ってるやん‥
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 苦闘の跡。
苦闘の跡。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 苦闘の跡。感覚の5分の1くらいしか進んでない💦
苦闘の跡。感覚の5分の1くらいしか進んでない💦
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 右往左往。
右往左往。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 稜線まで出てみたが雪庇に出くわす。右側は谷に切れ落ちていてノーロープでは危険と判断。
稜線まで出てみたが雪庇に出くわす。右側は谷に切れ落ちていてノーロープでは危険と判断。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 大日岳も最後はノートレース。左側は谷に切れ落ちていてここも無理と判断して泣く泣く撤退。
大日岳も最後はノートレース。左側は谷に切れ落ちていてここも無理と判断して泣く泣く撤退。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 一気にガスってきた。
一気にガスってきた。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 昨日の樹氷はどこへ‥
昨日の樹氷はどこへ‥
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 撤収。この頃には天気回復してきて、日帰り登山者も4、5パーティほど。ロープやスノーシュー持参していて感心。ついて行きたい気持ちもあったが心は折れているので大人しく下山。
撤収。この頃には天気回復してきて、日帰り登山者も4、5パーティほど。ロープやスノーシュー持参していて感心。ついて行きたい気持ちもあったが心は折れているので大人しく下山。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) ほんと樹氷どこいった。
ほんと樹氷どこいった。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 下りは楽なんだよな〜。それでもうちょっと無理できたかな〜とかよぎるんだよな〜。
下りは楽なんだよな〜。それでもうちょっと無理できたかな〜とかよぎるんだよな〜。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 帰りは母公堂の方へ。この先が山上ヶ岳の登山口。
帰りは母公堂の方へ。この先が山上ヶ岳の登山口。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) お豆腐定食沁みる。
お豆腐定食沁みる。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 最後は温泉で締め。
最後は温泉で締め。
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳) 絶対リベンジする!
絶対リベンジする!

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