活動データ
タイム
10:37
距離
13.7km
のぼり
1143m
くだり
1085m
活動詳細
すべて見る「山の方は雪すごいでぇ〜」 異様に膨れ上がったザックを見て、こいつ絶対山行くなと思ったのだろう。洞川温泉バス停から登山口に向かう途中、雪かきに勤しむ集落のお婆ちゃんに声をかけられた。「装備持ってきましたから!」と明るく返したが、翌日その言葉の意味を思い知ることになる…😂 今年最初のテント泊、最近遠征が続いていたので、近場の冬山+電車バスでアクセス可能+行ったことない山で、稲村ヶ岳に決定。ここは奈良県の深奥部・大峯山系に位置する修験道の山。大峯山系では女人禁制の山上ヶ岳が有名だが、対する稲村ヶ岳は女人大峯とも称され、全ての登山者に開かれている。今回は標高1550mにある稲村小屋(冬季休業中)付近に幕営し、翌日早朝に空身で大日岳と稲村ヶ岳のピークを狙うことにした。 初日、洞川温泉バス停からスタート。序盤は快適なスノーハイクだったが、法力峠から本格的に登りが始まる。山上辻までは延々と雪斜面のトラバースで、谷側の雪が脆い箇所も複数あり、緊張。軽アイゼンとストックで通過したが、12本爪アイゼンとピッケルの方が安心だった。15時前、樹氷に包まれた稲村小屋に到着。微風で順調にテント設営。終日快晴で夕焼けと紀ノ川筋の夜景を楽しむ。今日は僕含めて2張。 2日目も快晴の中ピークハントへ向かう。序盤はトレースばっちりで、東の大峯奥駈道方面や西の高野山方面の絶景を見ながら順調に前進。大日岳のキレット手前で大普賢岳から日が昇り、うまくいけば頂上で絶景が!と胸が高鳴る。 しかし…キレットから先、稲村ヶ岳へのトレースが忽然と消えている…。まさか…昨晩テン場は快晴だったが、こっちは雪降ったのか?昨日の登山者はピーク行かなかったのか?とにかく目の前はモフモフの新雪だし、アレをするしかない。ワカンをテントに置いてきたことを激しく後悔しながら、ピッケルで人生初ラッセル開始。地図にあった2つの道にトレースをつけてみるが、ズボズボ埋まり空転に次ぐ空転。最後はキツそうな傾斜にぶち当たり、先の展望が見えず引き返す。最後の足掻きで稜線の方に登ってみたが、雪庇が発達していて撤退決定😭大日岳も寄ってみたが、こちらも最後の方がノートレースで断念😭 振り返ると、時間・体力はまだ余裕があったが、 「このあと気温上昇して雪崩れたら…」 「てんくらでは9時からCだったよな…」 とネガティブな感情が先行。先の見えない状況に、メンタルが後ろ向きになっていた気がする。全ては降雪への甘い見込みが原因。どうやら木曜日の雪が凄かったらしい。せめて前日すれ違った登山者にトレースの状況を確認しておくべきだった。 今年最初のテント泊は反省ばかり。でも極寒に耐えて設営した我が家で過ごす一夜はやっぱり至福だった。今回の学びを活かして次は絶対リベンジする! 大峯の冬の厳しさを感じたテント初めでございました🌅 ※ログではピーク踏んだことになってますが、稲村・大日ともピークは行けてません。
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