活動データ
タイム
07:12
距離
14.1km
のぼり
1763m
くだり
1763m
活動詳細
すべて見る高い山に登りたくなった。11月末、ufoライン閉鎖前に行った瓶ヶ森以来、1800mを超える山に登っていない。 けれども車はノーマルタイヤのままで旧寒風山トンネルや大永山トンネルはかなり危うい。名頃登山口や天狗塚登山口も投稿を見てるとまだまだ雪深い。 そこで選ばれたのが保井野登山口からのニノ森。先月は敢えて寒波の日に堂ヶ森に登ったから全然景色が見えなかった。今日は天気が良いのでそこからさらに二ノ森まで稜線を歩いて行けるだろうと。 登山口には8時半着。車は4台ほど。今回からはピッケルも装備に追加された。おかげでリュックがかなり重い。 数週間前に通った登山道だが、雪が踏み固められておりむしろ歩きづらい。早めにアイゼンを着用したが、しっかり雪に食い込むので足取りがより重く。 最初のチェックポイントまではかなり辛かった。ここからはいよいよ急な登りに。ポールからピッケルに持ち替え。たしかにポールよりよく刺さって安心感がある。 程なくして稜線に到着。陽射しが眩しい。気温は5℃以上とかなり高い。しかも無風。少し歩くと以前は全く見えなかった堂ヶ森の反射板を認識。 前回は必死に登ったが、今回は目標を捉えながら進む。意外と遠いし稜線の登りがしんどい。 堂ヶ森山頂への分岐点に到着すると、一気に視界が開けて石鎚山方面が見える。やっぱり天気が良い日に登ってこそだ。 反射板も迫力満点。日光が届かない反射板の裏は寒いので、山頂の看板や景色の撮影もそこそこに反射板の南側へ。石鎚山、西ノ冠岳、二ノ森(後から間違っていたとわかる)を見ながらコーヒーを飲む。トレースが続いていてこのまま進んでも全く問題なさそうだ。 いざ稜線へ。 まずは緩やかな下り。その後に避難小屋との分岐点。とりあえず用はないのでスキップ。 五代の別れまでの登り道。よく固められたトレースを頼りに進む。たまに踏み外すと膝下10cmくらいまで埋まる。登りを進むのは普通にしんどい。 五代の別れでようやくニノ森と誤認していたピークが鞍瀬ノ頭だということに気づく。ニノ森はその裏側にいた。たしかにニノ森はあまり視界が広いピークではなかった。鞍瀬ノ頭は笹に覆われていてかなり景色が良さそうだ。 だが目的はニノ森なのでいったんスキップ。帰りに余裕があれば立ち寄ろう。 南側、陽の良く当たる稜線は雪がほとんど残っていない。気温も相俟ってまるで春の山に登っている感覚。 ニノ森直前の森に入ると、一転してかなり雪が深い。最大でピッケルが全部埋まったので80cmくらいか。 しかもかなり傾斜がきつい。使い方が合っているか分からないが、ピックを雪に差し込みながら登っていく。これがなければ突破できなかった。 森を抜けるとニノ森山頂。1929mの表示に大満足。西ノ冠岳、石鎚山、土小屋、岩黒山、筒上山が見える。遥か遠くに白いピークが見えるが剣山系だろうか。 ニノ森から見る石鎚山はそれほど白くなく、登山口にさえ辿り着ければ登れそうなコンディション。 直接登れない山なので少し名残惜しいが、看板の横にピッケルを突き刺した写真を何枚も撮ってから帰路に。 往路では気づかなかったが、ニノ森から鞍瀬ノ頭に向かうトレースがある。感謝しながら登ることに。 雪はかなり深く、傾斜もかなりある。道具を揃えて本当によかった。 鞍瀬ノ頭からの眺望は抜群で360度パノラマ。堂ヶ森がかなり低く感じる。粉糖をまぶしたかのような積雪が美しい。 五代の別れ方面に下山。こちらにもトレースあり。振り返って撮影した鞍瀬ノ頭が本日のベストショット。左が雪の白、右が笹の緑、そして青空。たったの3色で構成された空間。 ここまで綺麗な稜線が愛媛にあることを知らなかった。以前の天狗塚〜三嶺の縦走路に匹敵する。 五代の別れまで降りて、そこから南にあるピークをチラ見。ここから先は登山道も示されていないし、トレースもないのでまた雪解け後に。 あとは下山するだけ。せっかくなので避難小屋にも立ち寄る。大学の登山部が管理しているのだろうか? 堂ヶ森までの本日最後の登りが普通に辛い。山頂で最後の休憩。陽射しが変わっているが山頂の看板はギリギリ陰の中。暗い写真しか撮れない。 稜線に別れを告げて保井野登山口へ。 ここから『水飲み場』の看板までの急坂が恐ろしかった。寒波の日よりも足元が悪い。今日は最後までピッケルに助けられた。 いつかは保井野から土小屋まで、あるいはさらに進んで筏津やフォレストハウスまで縦走してみたい。 下山したら車は私だけだった。みなさん青滝山に行かれていたのだろうか。
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