鳳凰山(2840m) one day

2022.01.09(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 58
休憩時間
3 時間 27
距離
23.4 km
のぼり / くだり
2293 / 2287 m
1 12
1 34
52
4
55
37
49
35

活動詳細

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8日(土)5:20起床。6:05自宅発。 7:00道の駅「アリスト沼隈」でY君と合流。 7:45福山東でO君・T君と合流。 昼食は恵那峡SAで「醤油ラーメン&餃子」 15:50道の駅「にらさき」着。 南南東に富士山、北北西に八ヶ岳が美しい❗ ここは富士山と八ヶ岳を結ぶ線分の中点。 道の駅で「井筒屋:甲州宿場の麦みそ、長芋、自然薯、ほうとう」を買う。 夕飯はすき家の「すき鍋煮込みうどん」 道の駅「にらさき」に戻り、セレナに2名、エアライズ3に2名に分かれて就寝(18:30)。 エアライズ3のO君とY君は、環境に左右されることなく瞬く間に眠りに着く。 T君も早い。スマホが鳴っても気がつかない。一度気がついて操作をしていたが、その後も鳴った。 この日も眠れない。いつものことだ。 イヤ、いつもよりさらに眠れない。 しばらくポケモンGOをするが、充電🔌が39%まで低下したので渋々止める。 日付を越えて、車内の結露が凍結しだした。 9日(日)2:00起床。テント撤収が冷たい。道の駅を2:40に出発して、途中ローソンの店内で朝食(サンドイッチ)とトイレを済ませる。 夜叉神峠登山口(1380m)4:20着。 今回の山行では「ここまでの車道」「樹林帯の積雪」「砂払岳~観音岳の風」の3点が気がかりであったが、1点目の「ここまでの車道」は全く問題なし。道幅も広く雪は無く、ノーマルタイヤでも大丈夫なほどだ。 暗くて奥まで見えないが、登山口にはパッと見20台以上の車がある。トイレもある。 さすが「鳳凰山」、冬でも入山者が多い。 2点目の「樹林帯の積雪」も心配なし。と判断して、共同装備を「輪かんじき1個(私)」「ツェルト2個(O君・T君)」「コッヘル・コンロ・ガスセット(Y君)」「ファーストエイドキット(私)」に絞る。 個人装備からは「ピッケル」「ヘルメット」「カラビナ」「スリング」を省略。 上は、「ミズノ・ブレスサーモインナー(厚手)」+「パタゴニア・キャプリーン」+「パタゴニア・h2no素材のハードシェル」 下は、「ミズノ・ブレスサーモインナー(厚手)」+「マムートのハードシェル」 手袋は、「ワークマン・テムレス 02winter」 上は「パタゴニア・ナノパフジャケット」も着ていたが、スタート直前に脱いで正解。 夜叉神峠登山口(1380m)4:50スタート。 約50m登るとルート上に雪が見え始める。 夜叉神峠小屋(1790m)までの約400m、時おり折り返しながら一定の斜度で登っていく。 リズムがとりやすく、登りやすい。一度衣類調整で止まったが、それ以外ノンストップ。 1月5日~8日と完全休養。5日ぶりの運動に体が喜んでいるのが分かる。 夜叉神峠(1765m)5:30で尾根に乗り北上。 夜叉神峠小屋(1790m)5:35着。上空では強風が吹いている。3点目の「風」が気になる。約25mだらだらと下り、登り返す。 標高1930m地点までは尾根通しに進む。 1880m地点でアイゼン12本爪を装着。 右側(東側)、樹林の間から甲府市の夜景と漆黒の富士山の背後に、オレンジの長大なラインが延びている。夜明けだ。 標高1930m地点から苺平(2515m)までは尾根を左側(西側)に外して進む。従ってその間、東側の展望はなくなる。 杖立峠(2180m)6:50着。支尾根の分岐点だ。 約30mだらだらと下り、登り返す。 傾斜は緩く一定に保たれ、楽に登れる。 左側(西側)、樹林の間から白峰三山【北岳(3193m)・間ノ岳(3190m)・農鳥岳(3026m)】がチラチラと見え始める。山火事跡(2220m)から一段登り写真に収める。ここでは白峰三山しか見えない。上空は依然として強風。 コース上の雪が増える。が、問題なし。 雪は粉雪。強く握っても固まらない。 苺平(2515m)8:10着。 「T君、そこで何してんだ? ムッ‥Y君も」 「まぁ、生理現象は仕方ないか」と黙認。 辻山を巻きながら約80mゆるりと下る。 南御室小屋(2433m)8:35着。25分の大休憩。 樹林に囲まれた広い窪地にあり、幕営地にはテントが5~6張。冬季小屋の横で行動食を食べ、トイレを済ませ出発。しっかり休んだので砂払岳までの300mはノンストップ。 砂払岳(2735m)9:55着。足下の雪が消えた。山頂には大きな花崗岩が点在している。 足下の白砂は花崗岩が風化したものだ。 今回のルートで唯一の岩場だが問題なし。 ここで森林限界を越え、同時に展望が開ける。360度絶景だ❗ 西隣の南アルプスも全部見える。 雄大な白銀の白峰三山が迫力満点だ❗ すぐ北には岩峰の薬師岳。眼下に薬師岳小屋と、そのずっと奥に仙丈ヶ岳(3033m)。 この先折り返し地点まで、西からの烈風をまともに受け続けることになる。 下り始めるとすぐに雪道に戻った。 薬師岳小屋(2710m)10:08着。 最近建て替えたのか、真新しい。 風を避け「パタゴニア・ナノパフジャケット」を着る。その後全く寒くなく、汗をかくほど暑くもならない。今回初めて着用したが、とても優れた衣類だ。 薬師岳(2780m)10:35着。山頂に雪は無い。 益々展望が素晴らしい❗ が、滞在時間の割には、写真が少ない。 手袋を外して写真を撮るのが辛いのだ。 ここに来て、右目の奥から後頭部にかけて痛みを感じる。睡眠不足が影響してきたか。 観音岳を目指して緩い稜線を下り始めた途端、烈風が強さを増した。顔面が寒さに耐えられない。大きな岩を探して風を避け、バラクラバを被りゴーグルをはめた。 観音岳(2840m)11:30着。 隣の赤抜沢ノ頭と地蔵岳が見事。 計画ではここが折り返し地点であるが、3人が納得していないのが分かる。 今朝ほぼ同時にスタートした単独行者は、ここで引き返した。one day はそれが正解。 3人が期待を込めて「判断を任せます」 期待に応えて「地蔵岳まで行こう」3人が🙌 当初の計画では、ここで引き返して下山予定が19:50。コースタイムに若干の休憩時間を加えるとそうなる。でも、このメンバーなら余裕で明るいうちに下山できると判断した。 日没後の行動を覚悟した。 今回のルート上で雪が多かったのは2区間。 ともにトレースが無かったら輪かんが必要。 1つ目が「山火事跡(2220m)~苺平(2515m)」 2つ目が「観音岳から北西へ向けての下り」 赤抜沢ノ頭(2750m)12:35着。 唯一の集合写真を撮る。 オベリスクが目と鼻の先だ。 3人が「判断を任せます」 冷静に判断して「撤退」。宿題が残った。 復路、 砂払岳への登りの途中でゴーグルとバラクラバを収納。 南御室小屋手前で衣類調整(ナノパフ脱衣)。 高度を下げると、いつの間にか右目奥の痛みがほぼ消えている。調子が戻った。 「やはり、疲れからくる高山病だったか。」 痛めていた左足も、4日間完全休養した効果か、完璧ではないが調子がいい。 杖立峠(2180m)16:47着。辺りが薄暗くなってきたのでヘッドランプを点灯。 夜叉神峠小屋(1790m)17:50着。 ルート上に送水ホースが度々現れる。 アイゼンで踏まないように気をつける。 O君とY君が鹿と遭遇する。 夜叉神峠登山口(1380m)18:40着。 14時間の長旅が終わる。

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