活動データ
タイム
05:28
距離
11.3km
のぼり
722m
くだり
722m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るクソッ、思ったよりペースが上がらない。 踏み締められた雪道だったため、もう少しマシなペースで歩けると思っていたが、大きな誤算だ。 やはり雪に慣れないオレは、知らずうちに慎重になってしまう。ジリジリと焦りが募るばかりで一向にペースが上がらない。 大体、歩き始めた時刻が9時過ぎというのが、そもそも間違いだよな、、、 ここは気軽に登れる里山ではない、修験道発祥の地として知られる大峰の山だ。 舐め過ぎていた自分を反省する。 今日、オレは2年ぶりに山上ケ岳の山頂を目指すことにした。 その2年前に登った時も、年明け早々だったが、そんなにキツい思いをした記憶は残っていない。 しかし、どうやら積雪期の大峰を甘く見くびっていたようだ。 一昨年は極端に積雪の少ない年だったのだ。 たっぷり積雪した山上ケ岳の頂上に余裕を持って登頂しようとするなら、後2時間は早くスタートするべきだっただろう。 ようやくお助け水までやってきた。 道標に記されているコースタイムを確認すると、洞辻茶屋まで20〜30分、山頂まではまだ1時間30分〜2時間かかるようである。 そうすると、登頂時刻は午後1時過ぎ。 そこからメシ食って折り返すとなると、下山時刻は日暮れギリギリといったところだろうか… だが、そこに記されているコースタイムは無雪期のものだ。 後から冷静になって考えると、すぐにわかることだ。なのにその時は焦りが先走っていた。 よし、もっとペースを上げてみて洞辻茶屋まで、そのコースタイム最短の20分で到達できるか試してみよう。 それから登頂を目指すかどうか判断だ。 何としても登頂してやる。 ついさっきまでそう決意していたが、早くもネガティブな心がもたげてくる。 だが、自分の力を過信しないこと。それがオレがこんなに鈍臭くてもこれまで遭難や大きな怪我をすることなく山に登ってこられた所以である。 20分経った。 洞辻茶屋はまだ見えてこない。 25分経った。 だが、洞辻茶屋はまだ見えてこない。 この辺りの標高までくると、雪の質が変化してきて踏み抜きが多くなる。 パウダースノーだ。 そう言うと素敵な響きだが、歩くには最悪だ。 ペースを上げようにも上がらない… 30分経った。 まだ洞辻茶屋は見えてこない。 だが、完璧な青空が目の前に広がる。 何なのだ、ここは… まるで天空の楽園じゃないか。 あぁ、もう山頂に拘る必要なんてないな… オレはここを今日の山旅の終着点にすることにした。 時間切れで敗退? 勇気ある撤退? いやいや、ピークに拘らない大人の選択だ。 少なくともオレはそう呼んでいる。 それに、ここは女人禁制の聖地、無理して登頂しても美女に出逢えるわけでもないしな… エッ、それが登頂を断念した一番の理由か〜い😆 追伸 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます🎍 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます🙇🏻♂️ さて、2022年もゆるゆるですが、山三昧の日々を過ごしております。 実は今日、山上ケ岳に登って本年8座目の登頂となる予定でしたが、積雪期の大峰を舐めてましたね🤦🏻♂️ でもピークを踏めなくてもこんな素晴らしい絶景に出会えましたのでOKです🙆🏻♂️ って言いながら、どうしても敗北感が拭えないような…😓 後ろに今年に入ってからの山活写真をまとめて載せていますので、併せてご覧いただけますと嬉しいです😊
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