活動データ
タイム
05:35
距離
14.5km
のぼり
1417m
くだり
1416m
活動詳細
すべて見る今年も初登りは富士山を見に来てしまった。年末から寒波の勢力は衰えず、雪山は軒並み暴風域のため、近場でトレーニングがてら初登り。秀麗富岳2座だけではやや物足りないため、ラウンドルートでコースメイク。 登山口は上野原市秋山というところ。上野原は山梨、長野方面の山への行き来で頻繁に通るのだが、ここはその昔は秋山村だったらしい。いつものルートから外れた山間の集落、初めて訪れることとなった。 入山してしばらくは薄暗い沢沿いを歩く。低山だが割と水が豊富。ということは上の方は広葉樹だと予想したら、やはりケヤキなどの雑木の森だった。広葉樹は保水性が高い。倒木がいくつも登場し、やや荒れた感じの登山道でピンクテープを見失わないように進む。山の中腹で稜線から太陽が覗いた。一気に山が明るくなり、気持ちも高まる。 倉岳山と高畑山は大月秀麗富岳十二景に選定されているだけあって、歩く人も多いのだろう。しかし、高畑山から南下して大ダビ山や棚ノ入山へと続くルートは踏跡も薄く、バリエーション感があり、高畑山以降は誰にも会わず、下山まで一人旅となった。 再び稜線に出ると風が強まっており、ニット帽、ネックゲーターを着けた。寒空の下、誰もいない山中を歩いていると、楽しい反面、何やってんだ感も生まれてくるが、ピークごとに手作りの小さな山頂標識などを見ると、心が解きほぐされる。そんなことを繰り返しながら上り下りが続く。 何度も小さな分岐を通過するのだが、地図にないためGPSをその都度確認することとなった。電子機器頼みは好まないのだが、独りだしやむをえない。 最後のピーク、二十六夜山を終えてからの下りは、枯葉をラッセルしながら急斜面を進む。足を取られて滑ってとても歩きにくかった。 今回の山域はこれまであまり気にすることもなかったのだが、なかなか良かった。ラウンドルートも変化に富んで飽きさせない。
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