大山、七合目撤退。2022歩き初め。

　またまた前乗り、車中泊で。フロントガラス越しに眺める夜の大山寺旅館街は、不思議の国のようです。 　朝、軽アイゼンで歩きはじめます。元谷は、すでにガスで真っ白。元谷小屋を過ぎてからは、新しい踏み跡はありませんでした。 　使う場面があるかもと、ザックに取り付けていたワカンを重ね履きして歩いてみます。無雪期は木段が見えている急登もなんとか、いけました。使い方が違うのは、薄々わかります。元谷から夏山道合流までトレース上の積雪は、深いところで30~50cmというところでした。 　夏山登山道に入ってすれ違った女性が、七合目で撤退とのこと。数人、山頂まで行ったようだ、と。元々、今日は八合目が限度だろうと予想していました。 　登りの六合目避難小屋では、ワカンと軽アイゼンを外すのが面倒なので、外で立ったまま羊羹と白湯で補給。4人が中にいらっしゃいました。 　さてと歩きはじめましたが。女性の言の通り、七合目で降雪と風が強まり、ホワイトアウト。踏み跡が消え、青い目印ポールが見えなくなったため、撤退。今まで山で味わったことのない恐怖を感じました。下りられなくなるのではないか、という恐れ。 　とは言え。山頂碑は拝めませんでしたが、楽しい雪山ハイクでした。