登り初めは坂ノ谷ツアーコースピストン

定番の坂ノ谷に行こうか、自粛するかと迷いながらも、行ってしまいました。坂ノ谷ツアーコースピストンです。新雪がまた積もったようだったので、太板でラッセル対応。朝2時半に出発しましたが、例年のような心弾む山行にはなりませんでした。 年末に遭難された方のことを、ついつい考えて、暗い思い出を次々と思い出します。それでも、明るくなって青空を見て、心を切り替えることにしました。 青空バックの霧氷を見ようと、もくもくと一人ラッセル。ツアーコースと登山道の出会い手前で、今度は救助ヘリの爆音が聞こえてきました。 おそらく、車の近くに隊員を降し、下で救助活動をされている間、ヘリが旋回していたのだと思います。こうなると、もういけません。遭難された方の最後の一名の無事を祈るのですが、如何せん悪天候でヘリの飛べない日が長かったので、虚しい祈りになりました。 仕方ないので、登山道との出会いで、昼食を摂りバックすることに。スキーのシールを外し、靴のバックルを締め、滑走準備をしている間に救助ヘリは戻っていきました。 下山して、ニュースを確認すると、やはり最後の方は他界されていたとのこと。ご冥福を祈ります。 最後は、気分を変えて、山の雪の状況のご報告。雪はタップリあって、林道でも2m近く積もっていました。普段は平坦な林道が、雪が雪崩れて、斜面に変化している箇所多数。 雪質は、パウダースノーで、ラッセルをしていると、雪がキュッ、キュッと鳴っていました。太板なので、そんなに沈まないのですが、板が重いので、結局時速1キロのラッセル行軍になりました。 今日、トレースを付けておいたので、明日、明後日はトレースが残っているかと思います。