武利岳をピストンしようと1泊装備で出向いたんですけど、その前衛に構える武華山にヤラれちゃいました。序盤からイロイロ手こずり2時間以上のタイムロス。心も折れ果て、武華山のみ目指すことに計画変更。単に私の冬山経験不足による結果ですが… けれども武華よ、苦労したおかげでオマエの南斜面は把握した! また来年、ね。
ノートレース♪
ここまで約3.5km
問題の小滝。左岸から巻き上がって夏コースの分岐に出るというヤマのレコを参考にしたのですが…これが登れないのだ! 急勾配でジグも切れない、スキー背負ってツボで試したけど無理。そのまま川のど真ん中を行ってやろうとしたが(流れは浅い)滑ってダメ。そして靴底に氷の塊が付いちゃって、靴脱いでドライバーで削ぎ落とす。次に右岸に挑戦するも途中から次の一歩が踏み出せず、引き返そうと右脚の板を無理矢理ターンさせようとして転んで、細木に絡まった操り人形のような体勢…から数分かかって脱出したときにはもう、帰ろうと思いました。
小滝の巻きはあきらめ、どこか尾根に登れる隙はないかと左岸沿いトラバースしながら引き返し、結局、夏道と沢の分岐まで戻ってしまう。尾根から登り返してみようとトボトボと…
尾根から遠回りして沢沿いに戻り、1574へのルートを探るが、どこを見渡しても濃い樹林帯。レコでは夏道を辿って苦労したらしいので尾根に近いルートを選んだが…これも私の間違い。夏道沿いのほうがまだマシであったことは翌日わかるのである。
勘弁して(눈_눈)
密林地獄を抜けてふり返ると、ライオン岩が✨ 1574までは辿り着けなかったけど、この辺りでテン場とします…
翌朝、あらためて1574目指し尾根に登りましたが、とても歩ける状態ではない。ガフガフで雪下は小枝の空洞。斜面に引き返す。
密林で高度を上げれないまま横這いに西へ進むと… あら、こっちはいいじゃないの?
やっぱ夏道沿いを登れば楽だったかも。下りの滑りも良さそう! ああだけど…帰りはテント回収しに戻らなきゃ(泣)
明けましておめでとうございます。
ピンク色♥
アイゼンに履き替えて武華のピークへ。
どっしりとした構えの武利岳✨ 前ムカとのギャップは深い…
歩いてきた稜線。奥になだらかな前ムカ。
近いな!表大雪。
遠くに見えるのは雌阿寒岳かな。
沢を見下ろせば…前日の悪戦苦闘の跡が(笑)
ライオン岩コースとの分岐
ここも核心だったかも。スタートから最初の林道崩壊場所。写真で見るより急勾配で、下は音をたてて川が流れてます。この後の崩壊場所はスノーブリッジを渡り問題ありません。
お疲れさん。