今年最後の登山そして今年初の雪山綿向山へ

2021.12.27(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 33
休憩時間
3 時間 48
距離
7.2 km
のぼり / くだり
918 / 911 m
19
47
19
7
1 9
1 21
12
35
15

活動詳細

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今回は、前から友達と予定していた綿向山~竜王山への縦走を計画し行って来ました! 運悪く寒波がモロかぶりしてしまいました。だけど、今回のこの登山は予定をずらしにずらした計画だったので、絶対に行きたいと思い、無理なら引き返そうと2人で決めて登山を開始しました。 人気の山で人も多く。そして、アイゼン初の方でも登りやすいと書いている日記が多くある方だと思います。トレースもしっかりついている画像が前日に上がっていたりと色々調べて行ったのですが、やっぱり現実はなかなか上手くいかないものですね。 五合目までは、調べていた通り登りはアイゼンなしでも行ける範囲だと思います。トレースもくっきりついていますし、道もまだ、整備されている方だと思います。 ですが、3合目手前フッとトレースが無くなり、あれ?ここ、通ってもいいの?なんか、通れそうに無さそうだけど、っと疑問に思いつつも前に進めば薄らトレースらしきものがあり「えっここ登るの?」っと思いました。そして、後ろから鈴の音が聞こえ、邪魔になってしまう急いで行かないとっと思ってしまったのです。 今思えば、もっと慎重に判断をし、周りを見れば絶対に分かったはずでした。下山途中に見てみれば横の木に赤テープもありましたし、少し戻れば横に道もありました。 新雪のさらさらの雪。上の道まで、5歩ぐらいで上がれそうでしたが、なかなかの急斜面、トレースも薄ら、滑ったら下まで落ちる。掴むところもほとんど無くて、慎重に足場を固めストックを使いながら一歩づつ。 ですが、やっぱりなかなか難しいものです。片足がずるっといきました。「あっやばい。死ぬ」そう思った瞬間に後ろから友達が背中を押してくれて何とか止まれました。そこからは、木の根っこを掴むなどして何とか上の道まで上がれました。 ここが1番怖かったし、もう二度としたくない経験です。 五合目の避難小屋で友達とご飯を食べて一安心。この時は、今から後悔するとは思いもよりませんでした。 五合目以降は、アイゼンを付けたと書かれている投稿が多く。私達もアイゼンを付け万全の状態で出発しました。 冬専用の道だけあって、整備なんてされていませんしトレースと地図だけが頼り。たまに、看板やテープなどもあります。道は、ひたすら急登、幅が広めの尾根沿いを山頂に向かいひたすら登るっと言ったかんじです。 この急登を見た瞬間、これを30分以上かっと思いました。その時は、まだ縦走予定だったので、ここまでほぼノンストップで来ていましたし、ここでの急登はなかなか辛かったです。 ここからです。 アイゼンへの違和感があったのは、ベルトタイプの6本爪なのですが、しっかり締めているのに踏み切れず、ずるっと転けそうな安定感の無さ、雪の上に膝を着くなど何回も起こりました。 今思えば、ここで私だけでも避難小屋に戻るべきでした。山頂まで30分ちょい、ここまで来たら登りたい。頭の中は、怖いと思いながらも山頂への思いでいっぱいです。 登りは、足場をしっかり固めながらストックのサポートも借りました。ストックって偉大だなってすごく思いました。 そして、やっと。やっと山頂の標識が見えた瞬間どれほど嬉しかったか。1100mとは思えない、本当にしんどかったですし、山頂付近になると積雪もすごく、膝まで雪が浸かります。そんな状況下で歩いたことも無いために 本当に達成感が凄かった。すごく嬉しかった。 風が強く雪が舞う中、後から来た方が私のカメラで写真を撮って下さいました。あの時声をかけてくれてありがとうございます!写真とても綺麗に撮れていました!! 山頂で縦走どうするかっとなり、風が強いし、雪も深い。それにお互い結構体力を消費している。縦走は辞めて来た道を戻ることにしました。 ここから地獄を見た気分でした。 避難小屋まで急坂を下っていると、何回も何回も滑りそうになり、それをストックで支える。全然アイゼンが効かない、少し歩いただけで滑る。滑ることへの恐怖心、横にだけは転けたくない、そんなことを考えていると恐怖で体が動かない。すごく、すごく怖かったです。 友達は、チェーンアイゼンでサクサクと下っていく。何でだ? そんなことを思いながらとりあえず、ゆっくり下ればいい。五合目まで行けば大丈夫だ。そう思っていたら、友達が「アイゼン交換しようか?」そう言われ、すぐ頷いてしまいました。 チェーンアイゼンを付けて歩いた瞬間、ビックリしました。すごい安定感!滑らない!走れそう!っと思ったぐらいです。友達は、私よりも靴が大きく、アイゼンは付けれましたがサイズが明らかに合っていません。 それでも、「滑るけど、これぐらいなら大丈夫だよ」「スキーしてるから滑ってもあまり怖くないし」っと言ってくれて、本当に感謝しかありません。 友達に貸してもらったアイゼンのお陰で何とか下山出来ました。今回は色々な経験や体験が沢山出来ました。今回の失敗や体験を活かして、アイゼン歩行の講習やもっと技術を付けたいと考えています! 来年は絶対に、綿向山~竜王山 縦走チャレンジをしたいと思います!これからも頑張っていきます! 沢山書きたい事があり、ここまでの長文になってしまいました。読んでくださった方々本当にありがとうございました!!

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