イチャンコッペは爆風だった

2021.12.22(水) 日帰り

活動データ

タイム

03:58

距離

8.4km

のぼり

788m

くだり

787m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 58
休憩時間
55
距離
8.4 km
のぼり / くだり
788 / 787 m
1
30

活動詳細

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ピークだった2003年に44億枚発行されていた年賀ハガキ。それから年々減少して、今年は18億枚と発行枚数は半分以下になっているそうだ。 個人情報の意識が高まり、昔みたいに学校や職場で住所録なんて配られないし、年始のあいさつは年賀状からメールになり、今はLINEやSNSがかなり増えた。 そんな中、先日職場の仲間から「年賀状出したいので住所伺ってよろしいですか」と聞かれて驚いた。 今どき若い人はほとんど年賀状なんて出していないだろうし、自分も出す枚数は10年前の半分ほどに減ったタイミングでまさかのリクエスト。 「それじゃオレも出すからお互い住所交換しよう」住所を聞いて、忘れないように住所録に追加した。 数日後その彼から、なんと喪中のハガキが送られてきた。 えっ、年賀状送るって言っていたじゃない。住所聞いたのは再来年の準備だったのかな、さすがキレ味あるオトコは行動が斜め上だな。 まだ年賀状投函していなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろしたのだった。

イチャンコッペ山 キリッと冷え込んだ冬至の朝。今日からまた次第に日が長くなって来るんだな。

平日の札幌市内、ツルツル路面の通勤時間帯は凄まじい大渋滞。

夏場は1時間ちょっとで着くはずのポロピナイ、ほぼ2時間を費やしてようやく到着。

FFのクルマは渋滞の坂を上がれず冷や汗タラタラ、運転疲れで登山のモチベが駄々下がり。
キリッと冷え込んだ冬至の朝。今日からまた次第に日が長くなって来るんだな。 平日の札幌市内、ツルツル路面の通勤時間帯は凄まじい大渋滞。 夏場は1時間ちょっとで着くはずのポロピナイ、ほぼ2時間を費やしてようやく到着。 FFのクルマは渋滞の坂を上がれず冷や汗タラタラ、運転疲れで登山のモチベが駄々下がり。
イチャンコッペ山 荒天予報だったからなのか、駐車場にクルマは一台も停まっていなかった。

でも週末のイチャンコッペはきっと賑わっていただろうし、雪も踏み固められてるんだろうな。

スノーシュー持たずに軽アイゼン履いて出発した。
荒天予報だったからなのか、駐車場にクルマは一台も停まっていなかった。 でも週末のイチャンコッペはきっと賑わっていただろうし、雪も踏み固められてるんだろうな。 スノーシュー持たずに軽アイゼン履いて出発した。
イチャンコッペ山 記帳して急登を進もうと踏み出すと、さっそく出迎えてくれるいつものやつ。
記帳して急登を進もうと踏み出すと、さっそく出迎えてくれるいつものやつ。
イチャンコッペ山 案の定、雪はカッチリ締まって一級国道。

急登を登り終え偽ピークを目指す。

荒天予報の今日、しばらく雪も降らないはずのイチャンは期待通りになんとか青空が持ち堪えてくれている。
案の定、雪はカッチリ締まって一級国道。 急登を登り終え偽ピークを目指す。 荒天予報の今日、しばらく雪も降らないはずのイチャンは期待通りになんとか青空が持ち堪えてくれている。
イチャンコッペ山 歩いていくと、いつものやつが等間隔で落ちていた。

これ、辿っていくと最後に罠が仕掛けられている危険なやつなのかな。

ひょっとして今日オレ来ることわかってたのかな。もしかしたら落とし穴とかがあるかもしれないな、とドキドキしながら山頂を目指す。
歩いていくと、いつものやつが等間隔で落ちていた。 これ、辿っていくと最後に罠が仕掛けられている危険なやつなのかな。 ひょっとして今日オレ来ることわかってたのかな。もしかしたら落とし穴とかがあるかもしれないな、とドキドキしながら山頂を目指す。
イチャンコッペ山 青空は綺麗なんだけど、次第に風が強くなってきた。SCWやてんくら見ても、今日は支笏湖周辺晴れているけど爆風予報だったんだよな。

覚悟はしてたけど、どうかお手柔らかにお願いいたします。
青空は綺麗なんだけど、次第に風が強くなってきた。SCWやてんくら見ても、今日は支笏湖周辺晴れているけど爆風予報だったんだよな。 覚悟はしてたけど、どうかお手柔らかにお願いいたします。
イチャンコッペ山 お天道さんもずっと頑張ってくれているのだけれど、吹き上げられる地吹雪でぼんやり霞む。
お天道さんもずっと頑張ってくれているのだけれど、吹き上げられる地吹雪でぼんやり霞む。
イチャンコッペ山 この辺りから風がますます強くなるから気をつけるんだよ

ヤマガラが心配そうに顔を出す。
この辺りから風がますます強くなるから気をつけるんだよ ヤマガラが心配そうに顔を出す。
イチャンコッペ山 見上げるたびに、毎回ため息が出る偽ピーク。

てっぺんあたりは地吹雪でほんのり霞み、何やらとても寒そうだぞ。
見上げるたびに、毎回ため息が出る偽ピーク。 てっぺんあたりは地吹雪でほんのり霞み、何やらとても寒そうだぞ。
イチャンコッペ山 偽ピークを登り終え、全く期待していない恵庭岳方向を見てみると、花王もライオンも憧れるくらいに驚きの白さ。

しかも爆風で寒いったらありゃしない。

真横に流れる鼻水を垂れ流しながら途方にくれる。
偽ピークを登り終え、全く期待していない恵庭岳方向を見てみると、花王もライオンも憧れるくらいに驚きの白さ。 しかも爆風で寒いったらありゃしない。 真横に流れる鼻水を垂れ流しながら途方にくれる。
イチャンコッペ山 偽ピークから山頂へ向かう。

爆風は次第に強烈になり、地吹雪が頬に当たりスクラブ状態。このまま身を任せていたらオッサンの油ぎった顔もサラサラになるかな。

風速に比例して興奮冷めやらず、フード押さえながら半笑いで歩く。
偽ピークから山頂へ向かう。 爆風は次第に強烈になり、地吹雪が頬に当たりスクラブ状態。このまま身を任せていたらオッサンの油ぎった顔もサラサラになるかな。 風速に比例して興奮冷めやらず、フード押さえながら半笑いで歩く。
イチャンコッペ山 山頂到着、看板を鮮やかに彩っていたシラネアオイのトールペイントは春までお預けなんだね。

爆風は一定のリズムで強弱を繰り返し、吹き荒れる地吹雪でお日様は真っ白。

いやもう寒いってば。
山頂到着、看板を鮮やかに彩っていたシラネアオイのトールペイントは春までお預けなんだね。 爆風は一定のリズムで強弱を繰り返し、吹き荒れる地吹雪でお日様は真っ白。 いやもう寒いってば。
イチャンコッペ山 爆風で寒くてじっとしていられないから、奥の冬標識を見に行く事にする。

あれ、冬標識方面は地吹雪でトレース埋まってるな。
爆風で寒くてじっとしていられないから、奥の冬標識を見に行く事にする。 あれ、冬標識方面は地吹雪でトレース埋まってるな。
イチャンコッペ山 埋もれた雪の下はしっかり締まった歩きやすいプチラッセル、すぐに冬標識までたどり着く。

カメラセットして小走りでラッセルしたら、予想以上に辛かった。
埋もれた雪の下はしっかり締まった歩きやすいプチラッセル、すぐに冬標識までたどり着く。 カメラセットして小走りでラッセルしたら、予想以上に辛かった。
イチャンコッペ山 イチャンコッペの冬看板。

こうしてみたら全然爆風感はわからないな。

ここも吹きっさらしで寒いので、休憩は諦めてすぐ戻ることにした。
イチャンコッペの冬看板。 こうしてみたら全然爆風感はわからないな。 ここも吹きっさらしで寒いので、休憩は諦めてすぐ戻ることにした。
イチャンコッペ山 帰り道は吹き荒れる地吹雪が逆光に輝いてまぁなんて幻想的。

えっ? まさかこれ、オーブじゃないよね。
帰り道は吹き荒れる地吹雪が逆光に輝いてまぁなんて幻想的。 えっ? まさかこれ、オーブじゃないよね。
イチャンコッペ山 冬至だし、柚子はないけどカリカリになった冷凍みかんを山頂標識の上に乗せて記念撮影。

爆風の中でカリカリみかんを食べてみたら、体の芯までキンキンに冷え切ってやたらと後悔。
冬至だし、柚子はないけどカリカリになった冷凍みかんを山頂標識の上に乗せて記念撮影。 爆風の中でカリカリみかんを食べてみたら、体の芯までキンキンに冷え切ってやたらと後悔。
イチャンコッペ山 ああ寒い、カラダ暖めたいから早歩きで偽ピークに向かう。

今日は股関節をいたわるスローハイクのつもりだったのに、さっきからいろいろ間違えてる気がする。
ああ寒い、カラダ暖めたいから早歩きで偽ピークに向かう。 今日は股関節をいたわるスローハイクのつもりだったのに、さっきからいろいろ間違えてる気がする。
イチャンコッペ山 偽ピーク到着、相変わらずの爆風。

笹もファサーって横倒しになってるし、ぼーっと立っていたらそのまま転げ落ちていきそう。
偽ピーク到着、相変わらずの爆風。 笹もファサーって横倒しになってるし、ぼーっと立っていたらそのまま転げ落ちていきそう。
イチャンコッペ山 爆風に追われるように下っていくと、みんな大好き並木道が見えてきた。

吹き荒れていた爆風も遮られ、まるでイチャンの暴風林。
爆風に追われるように下っていくと、みんな大好き並木道が見えてきた。 吹き荒れていた爆風も遮られ、まるでイチャンの暴風林。
イチャンコッペ山 タイマーセットして、あと少しのところでつまずいた。

並木道を気取って歩く自己満ショットのはずだったのに、撮れていたのは目を覆いたくなるようなハプニング映像。
タイマーセットして、あと少しのところでつまずいた。 並木道を気取って歩く自己満ショットのはずだったのに、撮れていたのは目を覆いたくなるようなハプニング映像。
イチャンコッペ山 おい、もういい年なんだからいい加減にしろよ

シジュウカラにため息を吐かれる。
おい、もういい年なんだからいい加減にしろよ シジュウカラにため息を吐かれる。
イチャンコッペ山 幌平山が見えてきた。

まだヤブっぽそうだけど、せっかくだから寄り道してみようかな。
幌平山が見えてきた。 まだヤブっぽそうだけど、せっかくだから寄り道してみようかな。
イチャンコッペ山 なんと幌平山への分岐には、来る時には無かった真新しい足跡が続いていた。

えっ、こんな日にここに来るモノ好きさんがオレ以外にもいるなんて。
なんと幌平山への分岐には、来る時には無かった真新しい足跡が続いていた。 えっ、こんな日にここに来るモノ好きさんがオレ以外にもいるなんて。
イチャンコッペ山 山頂手前で爽やかなイケメンさんとスライド、すれ違いざま「踏み跡付けときましたよっ!」ってありがたいお言葉を頂戴する。

笑顔を返しながら歩いて行くと、懐かしい山頂標識が見えてきた。
山頂手前で爽やかなイケメンさんとスライド、すれ違いざま「踏み跡付けときましたよっ!」ってありがたいお言葉を頂戴する。 笑顔を返しながら歩いて行くと、懐かしい山頂標識が見えてきた。
イチャンコッペ山 幌平山に来たのは一年ぶり、去年はここで爆裂ソリ大会が繰り広げられたんだよな。

一年経つのが年々早くなる、あともう少しで今年も終わるんだ。

今年の正月が、まるでつい先月の事のように感じてしまう50代。
幌平山に来たのは一年ぶり、去年はここで爆裂ソリ大会が繰り広げられたんだよな。 一年経つのが年々早くなる、あともう少しで今年も終わるんだ。 今年の正月が、まるでつい先月の事のように感じてしまう50代。
イチャンコッペ山 まだクリスマス前だけど、ザックのみかんをもう一つ出して新春お供え餅こしらえてみた。

笹やぶにうずくまって風を凌ぎながら、朝淹れてきたコーヒーと満足バーでひと休み。
まだクリスマス前だけど、ザックのみかんをもう一つ出して新春お供え餅こしらえてみた。 笹やぶにうずくまって風を凌ぎながら、朝淹れてきたコーヒーと満足バーでひと休み。
イチャンコッペ山 そろそろ下りないと吹雪になるぞ

ヒヨドリに促され下山する事にする。
そろそろ下りないと吹雪になるぞ ヒヨドリに促され下山する事にする。
イチャンコッペ山 いつの間に地吹雪は雪に変わり、けっこうな勢いで降っていた。

今日は午前中晴れているはずだったのに...と時計を見たら既に1時半、スタートも遅くなったし山でもゆっくりしすぎだな。

山頂からまっすぐ下に降りようと思ったけど、まだ笹ヤブがかなり元気そうなので、大人しく来た道をぐるりと引き返す。
いつの間に地吹雪は雪に変わり、けっこうな勢いで降っていた。 今日は午前中晴れているはずだったのに...と時計を見たら既に1時半、スタートも遅くなったし山でもゆっくりしすぎだな。 山頂からまっすぐ下に降りようと思ったけど、まだ笹ヤブがかなり元気そうなので、大人しく来た道をぐるりと引き返す。
イチャンコッペ山 幌平山の分岐まで出ると、爆風が落ち着いた代わりに前が見えないほどの降雪で辺り一面真っ白。

あまりの白さにテンション上がり、すぐ下山するのが勿体無くて、しんしんと降る雪を楽しみながらゆっくり歩いた。
幌平山の分岐まで出ると、爆風が落ち着いた代わりに前が見えないほどの降雪で辺り一面真っ白。 あまりの白さにテンション上がり、すぐ下山するのが勿体無くて、しんしんと降る雪を楽しみながらゆっくり歩いた。
イチャンコッペ山 急登を下り、駐車場が見えてきた頃には雪も小降りになってきた。

クルマにも雪が積もって真っ白。
急登を下り、駐車場が見えてきた頃には雪も小降りになってきた。 クルマにも雪が積もって真っ白。
イチャンコッペ山 無事登山口に到着。

下りたら晴れるの法則って本当にあるあるだな。
無事登山口に到着。 下りたら晴れるの法則って本当にあるあるだな。
イチャンコッペ山 本当は真っ白に輝く樽前山見たかったけど、さすがに今日の天気じゃ無理だよな。

年が明けたら登りに行くから待っててね。
本当は真っ白に輝く樽前山見たかったけど、さすがに今日の天気じゃ無理だよな。 年が明けたら登りに行くから待っててね。
イチャンコッペ山 ...今日は終始爆風の大荒れ天気で、イチャンでは全然野鳥見なかった。

帰りに西岡水源地に寄り道して、少しだけ野鳥探索。でもさすが冬至、あっという間に日が暮れた。
...今日は終始爆風の大荒れ天気で、イチャンでは全然野鳥見なかった。 帰りに西岡水源地に寄り道して、少しだけ野鳥探索。でもさすが冬至、あっという間に日が暮れた。

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