庚申山(皇海山撤退)

2021.12.21(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 26
休憩時間
33
距離
13.9 km
のぼり / くだり
1268 / 1272 m
1 57
1 9
2 38

活動詳細

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今年の締めくくりに、ハードな登山をしておきたいと思い、皇海山へ行くことを企画しました。百名山に数えられているものの、アクセスが悪い、コースタイムが長い、眺望がないなど、あまり人気のない山です。ふつう、1泊2日や2泊3日で登る、コースタイム14時間ほどの山ですが、7掛けの10時間くらいで行ってしまおうと考えたのでした。 2時過ぎに出発し、伊勢崎インターから渡良瀬渓谷沿いの下道を走り、5時くらいに林道のゲート手前の駐車場に着きました。腹ごしらえや準備を済ませ、いよいよスタート。先週末の寒波の影響か、ふもとまでうっすら雪がありました。 林道はそれなりのペースで歩けました。が、一の鳥居からの山道に入ると本格的な雪道で、コースタイムをなかなか縮められません。ぼくらの直前にどなたか入山していたのか、一人分の足跡が残っていました。雪が積もったばかりで、道迷いしそうな箇所もありましたが、幸い、足跡を伝って進むことができました。 7時近くになって日の出。あたりが茜色に染まって、幻想的でした。モルゲンロートの真っ只中にいたようです。とは言え、絶景への感動もそこそこに、歩を進めることに注力します。 庚申山荘に着くと、背後に屏風のような岩山がそびえ、ここを登っていくんだと思うと、心が折れそうになります。チェーンスパイクしか持っていませんでしたが、急な岩場を登っていきます。氷柱の下もくぐりました。ようやくのことで庚申山まで着きましたが、やはりコースタイムの7掛けにはほど遠いタイムでした。 皇海山は諦めて、鋸山まで行って周回して帰ろうと切り替えました。ところが、庚申山頂を過ぎて樹林帯を抜けると、ものすごい風。雪をまとった鋸山や皇海山の姿が見られて絶景でしたが、即、撤退を決めました。残念ですが、日が一番短い時期だし、時間も押してるし、チェーンスパイクしかないし、想像以上に積雪が多かったし、それまで以上に急峻な道を進むことは不可能だと判断しました。 早朝と違って雪質が相当悪化し、急な斜面を戻るのも容易ではないですが、慎重に下りていきました。昼くらいに駐車場まで戻ってきて、国民宿舎かじか荘の庚申の湯(800円)につかって、体を温めました。ph10のアルカリ温泉で、美肌の湯でした。最近リニューアルしたのか、館内も風呂場もとてもきれいでした。 来る時は真っ暗で気づかなかったのですが、近くには足尾銅山の遺跡も残っていて、またじっくり見学したいなと思いました。食事は、国道122号線沿いの、草木ダムのほとりにあるドライブインで摂りました。ものすごくレトロな食堂でしたが、こういうお店がずっと営業しているのはちょっとうれしくなります。

メンバー

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