西穂山荘迄、雪上研修

2021.12.19(日) 日帰り

この寒さと積雪の中、10名が参加しました。西穂山荘に近づくと積雪が増し 膝ラッセルでした。竹竿にピンテがあり道迷いはなし。写真は下山時で視界はありますが西穂山荘周囲は風雪でゴーグル、バラクラバ必須でした。ツボ歩きと登降、アイゼン歩行と登降、セルフアレスト(下山時、ピックが後で持つ)からの滑落停止、またこれをザックを背負いアイゼン装着しての滑落停止、ラッセル歩き、スタンディングアックスビレィでスノーアンカーのスノーバー(スノーピケット)とデッドマンを使用。柔らかい雪の場合はスノーバーを横に埋める。雪を踏み固めT字に50cm程溝をピッケルで掘る。下側は傾斜になるように掘る。スノーバー中央に120スリングでガースーヒッチかグローブヒッチを固定、安管カラビナをつける。硬い雪は立て埋め(R2.1八ヶ岳で実施)。またブッシュ(笹薮)にスリングでプルージックノットやクレイムハイスト等のフリクションノット(巻き付け結び)をしたら下にハーフヒッチ(ひと結び)をすると強固になる、この結びをいわしと言う。冬合宿だけでなく安全な雪山山行のためにも実施出来て良かった。