千畳敷からサギダル尾根へ、、、敗退

以前から気になってたサギダル尾根へチャレンジしてみました。 千畳敷からは新しく雪が降ったのか、ラッセルスタート。 徐々に登りつめると、かなりの勾配に感じます。 サラサラの積雪でしたので、ピッケルがあまりききません。 アイゼンでキックステップで登り詰めると、ようやく、木が生えている場所まできました。 今度はサラサラの雪が邪魔になり雪をどけてピッケルが効く場所を探す。 なんとか、太い木にしがみつき、腕の力だけで這い上がった。 目の前にワイヤーが張ってあり、なんとかスリングで確保する。 尾根に取り次ぐと、これがなんとも急斜面。 足元はアイゼンの前爪でなんとかこらえる。 手元はダブルアックス。 身体はほぼ、直立状態。 冷たい風が吹き荒れる。 身体が寒いと振るえあがる。 １０ｍ先の岩場に這い上がろうにしても、今度はアイゼンの前爪が思う様に効かない。 サギダル尾根のどの辺りまで登ったのか定かではありませんが、撤退する事になりました もっと、技術と経験を積んでリベンジしたいと思います。 折角の天気だったので、素直に安全なルート選びで登山を楽しめば良かったと（笑） この経験を今後、どこかで役にたてばと思ってます。