石鎚山　西之川から三角周回

［西之川→ツナノ平（つなのなる）→土小屋→山頂→成就→西之川］ 土小屋が冬季閉鎖されたので、西之川からの三角周回で登ってみた。 わざわざ土小屋まで遠回りするこのルートも、土小屋閉鎖中には、その真価を発揮する。 積もったばかりのやわらかな雪の上、きらきらと輝く真っ白な木々に囲まれながら歩く道のりは、最高に楽しかった。 ★ 公式HPでは、積雪期の石鎚山は爪アイゼン・ピッケル必携としています。 石鎚登山ロープウェイ（株）登山道情報 https://www.ishizuchi.com/news/3672.html https://www.ishizuchi.com/news/3657.html 【寒さと雪】 前日のてんくら予想は、気温0℃、最大風速2m/s、登山指数A（山頂12時予報）。 山頂気温は実測5度、風弱め、さほど寒くはなかった。 雪の三種の神器（チェーンスパイク・爪アイゼン・ピッケル）フル装備した。 雪は十分な厚みでさらさらと扱いやすく、深くてもふくらはぎ丈までなので歩きやすかった。 【ルート詳細】 ◯西之川〜ツナノ平〜土小屋 分岐が多くルートが交錯しているので、誤った方向に進まないよう、自分が向かうべき地名を把握し、分岐点を見落とさないよう注意する必要がある。 西之川スタートの道はルートが交錯し、標識が見えにくくてぱっと見ると１本道のような分岐点もあるので注意。 岩原分岐すぐはやや急坂だが、ツナノ平はなだらかで歩きやすい。何箇所かごく浅い渡渉あり。 積雪期は一部ルートが雪に消えるため、踏み跡がない時は注意が必要。 ◯土小屋〜山頂 石鎚山への最短かつ最も易しいルートで、無雪期は「お気楽極楽ルート」。 石鎚山の北面に沿うためか、あるいはあまり人に踏まれないからか、成就ルートよりも積雪量が多いと感じた。 また、雪が崩れやすいトラバースもあるため、積雪期は危険度が増す。 ◯山頂〜成就（ロープウェイ乗り場） 最も代表的な「成就表参道ルート」。 周辺の山々よりも積雪が多く、ニノ鎖元小屋以降は斜面に迫ったトラバースもあるため、積雪期は難易度が上がる。 ◯成就〜西之川 ほどよい斜度とほどよいボコボコ感。 木と山道が淡々と続く素朴なルート。 厳冬期でもルート明瞭で歩きやすい。 【今日のメンバー】 YAMAPフレンドのたるとさん、クンちゃんとの「たるとさん会長と行く伊予富士ど～んの会 in 石鎚山」。 やたらと長い距離でソロではちょっとためらっていたこのルートも、心強い旅の道連れがいてくれたので楽しく歩けました。 パーティで登る山は、嬉しさ喜びは倍に、しんどさツラさは半分になり、ソロでは味わえない楽しさ。 私のペースにあわせてもらって、いっぱい頼らせてもらって、本当にありがとうございました！ 【Special Thanks】 山頂で、伝説の石鎚山マイスター古川さんに再会。赤と黄のコーデがめちゃめちゃカッコいい！！ また石鎚山でお会いしましょう。