口太山(安達太良山から吾妻連峰を一望)

2021.12.03(金) 日帰り

活動データ

タイム

02:01

距離

4.4km

のぼり

520m

くだり

514m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 1
休憩時間
14
距離
4.4 km
のぼり / くだり
520 / 514 m
3
16
1 6
9
2

活動詳細

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■日山の周回はお昼前後に終了したので、もう一つお代わりをして、次は口太山を歩きます。口太山は「朽ち人山」が転訛した山名で、ここは昔、朽ちた人を葬る山、いわゆる姥捨山だったそうです。深沢七郎の「楢山節考」には、自ら歯を折って山に捨てられる老婆が出てきますが、名前からするとちょっと尻込みしたくなる山です。 ■でも、この話はかなり昔のことで、今はその痕跡もありません。山頂からの眺めがよく、沢や滝、小さな岩場、そして美しい雑木林と、魅力に溢れた山に、今はなっています。今日は、二つの登山口のうち、不動坂から登ろうと思っていたのですが、途中で道を誤り、着いたのは夏無沼キャンプ場、つまり針道登山口でした。実は、これが怪我の功名で、不動坂登山口は四駆でないと入るのが難しかったようです。 ■駐車場から車道を数分歩き、針道登山口に着きました。ここから急な登りを5分ほど行くと、大きな松がある平坦な場所があります。この松は、口太の夫婦松と名付けられています。一本なのに夫婦とは、と思いましたが、途中で大枝が二本に分かれているので、それで夫婦なのでしょうか。 ■口太山の山頂までは、急な登りを2度凌いで到着しました。所要時間は20分ほどです。あまりにあっけない山歩きで、少々気抜けがしてしまいましたが、広い山頂からの眺めはよく、安達太良山、吾妻連峰、蔵王連峰、磐梯山などが一望できます。眺めを楽しんだ後に思案し、このまま戻るのも芸がないので、不動坂登山口まで猿滝コースを下り、石尊神社コースを登って、また頂上まで戻ってくることにしました。 ■これが正解でした❣️  猿滝コースは、小さな岩場あり、滝があり、沢があり、そして美しい雑木林に、つづら折りの急坂と、楽しさが凝縮されたルートです。途中に、何やらいわくありげな乳子岩、猿の首取などがあり、歴史との交わりを感じさせます。登山口まで下って、今度は石尊神社コースを歩きます。こちらは滑る粘土質の道で始まり、稜線に乗り上げると直線的な急登が続くルートです。急登には虎ロープが張ってあります。里山には不似合いな急登を凌いで、再び山頂に着いたのは、14時47分。結構、ペースを上げて歩いたようです。   ■山頂で15分ほど周辺の景色を眺め、急な斜面を駆けるように下って夏無沼キャンプ場に戻りました。口太山登山道フルコースを堪能❗️しました。

口太山 国道349号線から針道へ向かう林道に入りました。口太山が見えてきました。
国道349号線から針道へ向かう林道に入りました。口太山が見えてきました。
口太山 夏無沼。ここにキャンプ場や広い駐車場があります。
夏無沼。ここにキャンプ場や広い駐車場があります。
口太山 車道を進んで登山口に向かいました。
車道を進んで登山口に向かいました。
口太山 ここが登山道入り口です。はじめから急な坂です。
ここが登山道入り口です。はじめから急な坂です。
口太山 平坦な道に変わ理ました。大きなアカマツがありました。
平坦な道に変わ理ました。大きなアカマツがありました。
口太山 夫婦松というそうですが、一本しかありません。
夫婦松というそうですが、一本しかありません。
口太山 対岸には手前に羽山、奥に日山が見えています。
対岸には手前に羽山、奥に日山が見えています。
口太山 山頂手前は雑木林の急登です。
山頂手前は雑木林の急登です。
口太山 歩き始めて20分ほどで山頂に着きました。西方の展望が開けています。
歩き始めて20分ほどで山頂に着きました。西方の展望が開けています。
口太山 冠雪した安達太良山から吾妻連峰が一望できます。
冠雪した安達太良山から吾妻連峰が一望できます。
口太山 こちらが吾妻連峰。
こちらが吾妻連峰。
口太山 さらに右には蔵王連峰。
さらに右には蔵王連峰。
口太山 福島市街も見えています。このまま戻るのも面白くないので、猿滑りの滝を登山口まで下り、石尊神社コースを登り返すことにします。
福島市街も見えています。このまま戻るのも面白くないので、猿滑りの滝を登山口まで下り、石尊神社コースを登り返すことにします。
口太山 猿の首取という岩場。物騒な名前ですが、猿に化けた山賊を討ち取ったという伝説に由来するようです。
猿の首取という岩場。物騒な名前ですが、猿に化けた山賊を討ち取ったという伝説に由来するようです。
口太山 乳子岩。山賊に襲われた中納言が逃げ込んだ岩場だそうです。
乳子岩。山賊に襲われた中納言が逃げ込んだ岩場だそうです。
口太山 猿滑りの滝。猿(山賊)が落ちた滝です。水量は多くありません。
猿滑りの滝。猿(山賊)が落ちた滝です。水量は多くありません。
口太山 一旦、登山口に出て、そこから石尊神社コースに入って再び山頂を目指します。
一旦、登山口に出て、そこから石尊神社コースに入って再び山頂を目指します。
口太山 石尊神社コースは直登、急坂の連続です。ロープが設置されている所が二カ所ありました。山頂が近くなると、大きな岩が現れました。
石尊神社コースは直登、急坂の連続です。ロープが設置されている所が二カ所ありました。山頂が近くなると、大きな岩が現れました。
口太山 山頂直下にある石尊神社。この裏手が山頂です。
山頂直下にある石尊神社。この裏手が山頂です。
口太山 山頂から吾妻連峰を眺めます。午後の日差しで、輪郭がぼんやりしてきましたね。
山頂から吾妻連峰を眺めます。午後の日差しで、輪郭がぼんやりしてきましたね。
口太山 針道登山口に戻ります。口太の夫婦松を過ぎました。
針道登山口に戻ります。口太の夫婦松を過ぎました。
口太山 夏無沼に戻りました。
夏無沼に戻りました。

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