活動データ
タイム
07:31
距離
3.4km
のぼり
648m
くだり
630m
活動詳細
すべて見るちょうど2年前の12月に行った星穴岳は、初めてのバリエーションだった。懸垂下降を習いたてで、コンテでつながれて、犬の散歩よろしく歩いただけのあの頃、50メートル空中懸垂が新鮮で、なんだかすごく特別なことをやっているような気になったものだった。 あれから2年。思い出の星穴岳を、再び訪れることになった。修行を積んだ今、滑落した仲間を引き上げる術も、懸垂途中で落石をくらって意識消失した仲間を救出する術もある。実際に仲間が大怪我をしたら、冷静でいられるかは別として、少なくとも2年前とは比較にならないのは確かだ。空中懸垂も、なんら特別感がない行為になっている。 7時に駐車場集合、思ったより寒い。ウソでしょ、寒すぎだし。アイスのビレイとか出来る気がせんわーとか言いながら支度をし、おぼろげな記憶を頼りに入山。もはや8割がたは忘れており、新鮮な気持ちで楽しめた。ただ歩かされていた時とは違って、自分でリードすると、別の山みたいに思える。 10時頃になれば日も高くなって、ポカポカの小春日和だ。のんびりまったりとしても、下山が想定より早く、轟岩でもゆっくり遊べた。 人生のパートナーより山のパートナーが欲しいと思っていた2年前。行動することで新たな世界が開け、たくさんの素晴らしい仲間にも出会えた。この歳でも新しい出会いや楽しみに出会えるのだから、この先の人生にもたくさんの楽しいことがあるに違いない、と思える。 【蛇足】 先だって開催された懸垂下降技術講習で、星穴岳に行きたくて講習を受けた、という方がいたそうです。 その方は、何も知らない仲間たちに、教わったことを伝えて、星穴に挑もうと考えているとか。 思わず「えっ!?」と言ってしまうほど、それは無謀だと思いますが・・・。 技術がある仲間と一緒に行くために、自分も懸垂の基本くらい習っておこう、というなら分かるんですけどね。 ちなみに来週は三つ峠にて懸垂下降技術講習の実践版が催される予定で、私はそちらにアシスタントとして参加します。 ご興味ある方はどうぞw
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