焼岳 ~上高地から焼岳北峰を経て、中の湯へ~ 5/100名山

2017.08.17(木) 日帰り

活動データ

タイム

06:21

距離

9.4km

上り

1046m

下り

1229m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 21
休憩時間
40
距離
9.4 km
上り / 下り
1046 / 1229 m
2 2
14
34
1 51

活動詳細

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【過去記事】YAMAPをはじめる前の山行記です。  北アルプスで最初に登った山が焼岳です。上高地に来たときの高揚感は今でもよく覚えています。何度も来たい場所です。 【一口メモ】  今回登った焼岳は、日本百名山のひとつで、標高2455メートル。長野県と岐阜県の県境にある北アルプス唯一の活火山だ。岐阜県側では硫黄岳とも呼ばれている。噴煙を青空にたなびかせるその姿は美しく、写真や絵画に残されるほどの人気の山。 【活動日記】  朝から素晴らしい天気で、気分は上々。ホテルから焼岳登山口まで景観を楽しみながら、梓川沿いを歩く。観光地らしく人が多い。ここまでおよそ30分(8:10)。ここからいよいよ登山道に入る。焼岳登山口に立つと、10日に噴火があったばかりということもあり、爆発と土石流に対する注意喚起を促す看板が目に入り、焼岳が活火山であることを再認識させられる。登り始めは樹林帯の中のなだらかでよく整備された登山道。苔むした山道は、まるでジブリの森のようで、そよぐ風が気持ちよかった。  しかしそれも最初だけ。峠沢の押し出しが左手に見える辺りから次第に傾斜がきつくなり橋や梯子が掛けられている所が数個所出てきた。道も細く、谷側が切れ落ちた痩せた登山道になり、踏み外せは奈落の底なので、気は緩められない。この辺りから、ようやく左手方向に焼岳の姿が現れる。  樹林帯を抜けると展望が開け、背の高い草が生い茂る先に岩壁が見えてくる。岩壁には高さ8m、斜度80度ほどのアルミ製の梯子が架かっていて、10kほどのリュックを背負っているので、うしろにひっくり返らないようにへばりついて慎重に上る。高所恐怖症でなくてよかった。梯子を登りきると、スラブ状の岩場に鎖が設置されている。傾斜は35度ほどできつくはない。核心部を越え、さらに上がると山腹から噴煙を上げている焼岳がまじかに見えてくる。笹の斜面をジグザグに上り詰めると焼岳小屋だ。予定よりかなりはやく、登山口から1時間40分ほどで到着。水を補給しようと思ったが、ペットボトルが400円!買わずに残りの水でがんばった。  焼岳小屋から数分で展望台に着く。展望台の周囲からは蒸気が立ち上り、この辺り一帯が活火山であることを実感させられる。展望台から一旦わずかに下った所が中尾峠で、焼岳の山腹から立ち上る噴煙を目指して登る。途中振り返ると、北アルプス南部の主稜線を形成する穂高岳が北に延びているのが良く見える。また、その左手方向には笠の形をした笠ヶ岳が裾野を広げているはずだが、もやではっきりしない。  実はここからが相当きつい登りとなる。活火山特有のザレた斜面は足がとられやすく、上りにくい。噴煙を上げ硫黄の臭いが立ち込めている。吸い込みすぎると身体に悪いんじゃないかと思うが、荒々しい呼吸を止めるわけにもいかない。振り返ると、これまで登ってきた山道がよく見える。  次第に山頂部が大きく目に映るが、直線的に進めないので山頂を回り込むように険しいザレ場、岩場を登る。登山者が少ないので、前を歩く人を頼りにもできず、岩に書かれた○印を目標とするが、わかりづらいところもあり、何度が道を間違え、急坂を這って登ることになってしまった。そして、焼岳北峰の鞍部に到着。 鞍部から焼岳の溶岩ドームの脇から盛んに噴煙を上げているのが見える。まだ道は険しく、山頂直下の噴気孔の右にある急傾斜の岩場を登ると焼岳山頂だ。3時間余り(11:15)で到着。標高2455m!ものすごい達成感と感動。  モヤの合間から穂高連峰がみえる。いつかあそこを縦走したいという思いが募る。眼下には上高地や梓川がはっきりよく見えた。反対側の目の前には焼岳南峰。現在は登山禁止となっているが、山道がよく見え、行こうと思えば行けそうだった。また、北峰と南峰の間にある新火口(インキョ穴)や旧火口湖の正賀池もよく見えた。  焼岳北峰の山頂は数十名ほど休めるスペースがあるが、日差しが強く長い時間はいられなかった。記念写真を何枚か撮り、15分ほどで下山。下山ルートは中の湯方面だ。標準タイム3時間の行程となる。段差のある岩場やぬかるんだ山道の下りもきつかった。2時間10分で下りきったが、中の湯温泉あたりから中の湯バス停までの道筋がわからなくて困った。通りかかった車の運転手に道を聞いたら、鳥取から旅行に来ていた方だった。とても親切な方で、バス停まで乗せて頂くことになった。バス停はかなり下の方にあり、歩いていたら40分はかかっていただろう。おかげで、早めに乗鞍にある次の宿に行けることができた。名前も聞かずに別れたが、この鳥取の方には感謝しない。山では助けられることが多い。たまには助ける側になりたいものだ。

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