初冬の雲取山 1/100名山

2016.12.26(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 59
休憩時間
1 時間 14
距離
11.3 km
のぼり / くだり
1745 / 254 m
37
1 45
49
17
48
1
16
13
DAY 2
合計時間
4 時間 31
休憩時間
24
距離
11.9 km
のぼり / くだり
409 / 1720 m
20
15
1
35
12
58
18

活動詳細

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【過去記事】  YAMAPをはじめる前の山行記です。私にとって、深田久弥の百名山登頂を目指した第一歩です。あいにくの天候でしたので、再度挑戦したいと思います。2017年元旦は、標高2017mの雲取山で記念パーティーが開かれました。   【一口メモ】  雲取山は、秩父多摩甲斐国立公園の代表的な山の一つで、「日本百名山」に選ばれています。1都2県にまたがるとともに、東京都の最高峰・最西端の山でもあります。山頂には一等三角点が設置されています。 雲取山は通常は2日行程で登山しますが、健脚ならばコースによっては日帰りも可能です。ただし、日帰り登山は早朝に登りはじめないと下山時には日が落ちます。 【1日目(26日)】  天気は曇り。奥多摩駅を7:00発のバスに乗り込み、山道入口のある鴨沢で下車(7:40)。登山口に通じる道はバス停のわきにあります。しばらく車道を歩き、山道へ、ふたたび車道に出て少し歩いたら、本当の登山口です。とりあえず、七ツ山石山へ向かいます。案内板や道標がたくさんあるので、道を間違えることはありません。何カ所か巻き道がありますが、基本、尾根道を通ることをオススメします。時間的にも、体力的にもさほど変わらない上に、尾根からは富士山をはじめ、たくさんの山々の連なりがみられ、その雄大さを拝めるからです。  下山する方3名とすれ違いました。一人は軽装備の7、80歳の男性でしたが、雲取山まで日帰りで往復してきたそうです。もう一人は70歳くらいの女性。テント泊装備の60ℓザック(30kgはありそう)を背負いスタスタ降りていきました。ふたりともすごいわ!(゜ω゜)私は、まだまだだなぁ~  愛想の良い管理人さんがいらっしゃる「七ツ石小屋」(水補給)を過ぎたあたりから、勾配がまし、七ッ石山山頂付近は急勾配になります。大腿四頭筋と大臀筋がピキピキします。筋トレだと思って気合いを入れて登ります。  石尾根に出た分岐点では、鷹ノ巣山の方から登ってくる若い男性と出会いました。この方は奥多摩湖の方からきたそうですが、雲取山まで往復して日帰りで帰るそうです。そのスピードが恐ろしく速く、あっと言う間に見えなくなりました。唖然\(◎o◎)/!  登るにつれ、だんだん富士山の姿が大きく見えてきます。北岳や雪をかぶった南アルプスも見えます。  七ッ石山山頂には11:30頃着きました。バス停からすでに4時間(休憩込み)。山頂は標高を記した山頂標識(1757m)が立っているだけで、風も強いし、ベンチもないので、昼食は「雲取奥多摩小屋」でとりました。愛想がイマイチの管理人さんでしたが、土間で食べさせてもらいました。昼食は尾西のドライカレー、コーンスープ、コーヒー他。素泊まり(ふとん有り)4000円だそうです。  小雲取山(1937m)を抜け、いよいよ雲取山へ。途中で健脚の男性と再会しました。もう往復してきたのかと驚嘆しました。(゜o゜;; それにしても、山頂付近の登りはどこもきつい。 山頂目前の「雲取山避難小屋」で小休止。温度計を見たら、3度!さむい!!  そして、雲取山山頂到達(2017m)。14:10分。バス停から約6時間半。山頂は吹き荒ぶ風。スマホと自撮り棒を操作する、グローブをとった手が凍え、やばかったです。富士山は雲に隠れ、ほとんど見えません。下の方で撮っておいて良かったです。長居もできず、「雲取山荘」へ。地図上ではすぐそこですが、長い急な下りはかなりしんどかったです。  山荘には3時前に着きました。玄関を入ると、有名な管理人さんがいました。宿泊料(素泊まり5800円+夕食1500円!!)を払い、部屋へ。トイレは水洗で便座が暖かくて快適でした。紙は流せないので、隣のBOXに入れるのですが、ついつい習慣で流しそうになります。(^^; 夕食は、お決まりの”ハンバーグ定食”でした。ご飯はおかわり自由です。この日は二人しか泊まっていなくて、30歳くらいの女性と山の話をあれこれしながら食べました。 消灯は8時半。自動的に部屋の電気が消えました。こたつは豆炭なので、朝まで暖かかったです。濡れたものはこの中に入れておけば、すぐに渇きます。  明日は天候が荒れるということで、予定していた三条の湯まわりの下山を諦め、来た道をもどることにしました。5時には宿を出ないと、10時代のバス(このあとは13時までバスがない!)に間に合いそうにないのに、しだいに雨音や強風で窓がガタガタと鳴る音が激しくなり、とても寝られる状態ではありませんでした。 【2日目(27日)】  ほとんど眠れないままに、5時に出発。外は真っ暗なので、ヘッドライトに携帯用懐中電灯使い、山道を確認しながら急勾配を登っていきます。暗い上に雨と強風でかなり厳しい状態でした。予定を20分ほど過ぎ、山頂の避難小屋へたどり着きました。ここには男性2人が小屋の中にテントを入れて宿泊してました。石尾根は障害物がなく、何度か吹き飛ばされそうになりましたが、踏ん張りながら前に進みました。ふと、「八甲田山」を思い浮かべました。七ツ石小屋を過ぎたあたりから風も雨も穏やかになり、休憩も取らず、飲まず食わずで下山したら、なんと9時代のバスに間に合ってしまいました。\(^O^)/下山に要した時間は4時間半ぐらいでした。昼前に家に着くなんて、奇跡です。  今回、百名山をひとつを制覇できたことにはとても満足しています。同時に”有名な”奥多摩の山々も制覇しました。2日目の天候の悪化が予想以上に早く、またかなり悪かったのは残念です。でも、これもいい経験ですし、少しは精神的にも、肉体的にも鍛えられたと思います。次回は天候の良い時に登りたいです。また違った景色が見られることでしょう。

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