甲武信小屋　憩いの夜

行こう行こうと思いつつ機会がなかった甲武信小屋。11月末の小屋じまいの直前、駆け込みでお世話になりました。 多くの登山者に愛される理由がわかりました。昔ながらの山小屋のよさ（と厳しさ）を残し、感激しました。 小屋閉め2日前だったので自炊になりましたが、夕食後のひと時、ストーブを囲んでの談笑は何より楽しいものでした。 とりわけ面白かったのが様々な登山者の“武勇伝”。あきれて抱腹絶倒し、寒さが吹き飛ぶ思いでした。ただし、我が身を振り返ると、少しだけ耳の痛い話も。 山とは、不便や不足を皆で助け合って補うところ。山を愛する皆さん、街の理屈は山には持ち込まないようにしましょう。 千曲川の源流を遡るコースは、水が多いせいか至るところガチガチに凍りつき、チェーンスパイクか軽アイゼン必携です。でも樹林帯を緩やかに縫う道がうっすら雪化粧し、美しい景色を見せてくれました。 対照的に三宝山から十文字峠の道は、同じ北斜面なのにノースパイクで問題なし。 この周回コースは景色が多彩で、いつも以上にノンビリ歩いてしまいました。 山小屋の皆さん、同泊者さん。ありがとう。楽しい思い出になりました。 備忘録）佐久平駅でレンタカー→毛木平