朝焼けから夕焼けまで背振山・蛤岳で遊ぶ

2021.11.29(月) 日帰り

活動データ

タイム

11:30

距離

16.7km

のぼり

1039m

くだり

1033m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 30
休憩時間
3 時間 44
距離
16.7 km
のぼり / くだり
1039 / 1033 m
16
1 50
17
3 40
3 44
3

活動詳細

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もうすぐ師走がやってくるが(日記を記した時はすでに師走入り) 季節的にも精神的にもまだまだ余裕があり 山で思いっきり遊ぶことが出来る。 一年を振り返るのはもう少し後にしよう。 というわけで、今日も山で遊びつくすという贅沢な一日を過ごす。 クリアしたい遊びは・・ ・白砂の広場で朝焼け・日の出の瞬間を自分の目と一眼レフの目で記憶する ・太鼓岩とは何ぞや?の謎を明らかにする ・まだまだ残っている紅葉を楽しむ ・山での美味しいランチ ・久しぶりの蛤岳と蛤岩に会いに行く ・蛤水道~源流渓谷を初訪問 ・背振山頂寒さの中でどれだけ夕焼けを楽しめシャッターを切れるか ・静かな山の中でまったり過ごす ・・・と、てんこ盛り。 当然の結果として、苦手の超早起きが待っている。 3時半起床。 何とか寝坊せずに起きて準備が出来る。ホッと一安心。 とは言ってもお湯とおにぎり程度で楽をさせてもらうが・・。 朝焼けまでには絶対に背振山系の白砂の広場に到着していないといけない。 いつになく余裕でクリア。 朝焼けに見惚れながら太陽が顔を出す瞬間を待つ。 寒いが、清々しく、今日一日がとってもいい日になりそうで 幸せを感じる時間でもある。 太鼓岩。 ???太鼓の形をした岩なの?? 謎だった太鼓岩は、背丈ほどに伸びた笹原を20分ほど藪漕ぎした先に姿を現す。 太鼓の形はしてないけど・・・。 誰かさんが音が出る岩だとか何とか言ってたけど・・ 音を出す岩って何? 岩の上に立って踊ってみると謎が解ける。 踊ってみるというのは私流。 決して踊らなくても大丈夫、ツボを外さなければ謎は解ける。 蛤岳・蛤岩には十数年前トレイルランしていた頃に 仲間と訪れたことがある。 トレイルランは、私の場合足元と2~3メートル前の着地点に集中するあまり 周りの様子や風景を楽しむ間もなく通り過ぎていく。 唯一、今でも覚えているのは、蛤岩と立派だった木道。 延々と続くように見える木道を仲間と「素敵な道ねー」と言いながらも 走りぬけていた。 蛤岳の山頂は標識がないと気づかない程度のスペースで、 ここも駆け抜けていた。 今日の山歩きで、朽ちた個所もある木道、崩落した山肌などを目の当たりにして 流れ去った歳月を改めて実感し、そして、ここを走れた時代と仲間に思いを馳せる。 朽ちた木道の場所には直ぐ横に巻き道があったが、 気付くこともなく、そろりそろりと、朽ちて下が丸見えの丸太を通り過ぎる。 丸太ごと落ちたら骨折の可能性が大の場所なのに・・。 本当に自分でもお転婆ぶりにはあきれて仕方がない。 でもね、このワクワク・ドキドキ感が楽しくてたまらない。 勿論、怒られるけどね。今はもうあきらめられている感も無きにしも非ずか・・。 ランチの場所はフカフカの落葉の絨毯の上。 上を見上げるとまだ残った紅葉が控えめで、 とっても素敵な場所だった。 まったり、ゆったり、美味しく食べて 自然にも体を委ねてみる。 背中に大地を感じ手足を伸ばしてみる。目の前は紅葉が残った木々に囲まれた青天井。 あぁー、なんて気持ちがいいんだろう。 温かくて優しくて、大自然の懐の大きさを感じてしまう。 ため息しか出ない。 幸せに生きてることをかみしめる時間と場所になった。 蛤水道と源流となる沢は初めての訪問となる。 流が速く、水量も多い蛤水道。 その源流となる沢も途絶えることがない水、背振山系の豊富な水の循環、人の営みはその恩恵で成り立っていると、がらにもなく考えてしまう。 しかし、自然は優しいばかりじゃない。最近の豪雨など水の力で路が壊れている所も目にしたりする。 自然の猛威にはなすすべがない。 壊れている路を通るには、例えるなら平均台を歩くようなアクロバティックとまでは いかないが、そんな個所もある。 さて、名残惜しい場所ではあるが、 先を急ごう。 背振山頂に戻ろう。 夕焼けが待っている。 気持ちは先に進むけど、足取りはゆっくり、ゆっくり。 目を皿のようにして歩いてきた路を見つめながら進む。 ない、 ない、 ない。 どこを見てもない。 諦めるしかないの? …カメラのレンズキャップ。 どこにいるの? どこで落としたのーー 私が落としたの? 勝手に落ちていったの? こんな調子で背振山山頂まで 戻る。 でも、やっぱり見つからなかったレンズキャップ。 ………… ………… 山頂の寒さが余計に身に沁みる。 気持ちを切り替えて夕焼けを楽しもう! そう思って夕焼けを期待したのに 太陽が沈んでいく付近には分厚い雲が鎮座している。 でも、いつまでも鎮座してないでしょ。そのうちにどこかに消えてしまうでしょ。 そう願いながら時間をかけて待つ。 少しは消えてきたかな、でもまだまだ。我慢強く待つ。 風が冷たい。 かなり冷たい。 少しは撮れたので諦めよう。 もう帰ろう。 車を置いてる駐車場に移動してフッと空を見ると… 木々の隙間から、真っ赤な夕焼けが広がっている。 思わず声に出る。 「キレイ…」 なんて美しい、燃えるような、情熱的な夕焼け。 カメラでは木々の隙間からしか撮れなかったけど、私の目にはしっかりと焼き付いてしまった想い出の一枚になる夕景。 星も見え始めている。 もう充分に遊んで楽しんだよね。 さあ、 帰ろう。

脊振山・金山 朝焼けの始まり。
撮影ポイントまで移動中。
朝焼けの始まり。 撮影ポイントまで移動中。
脊振山・金山 矢筈峠を通りすぎて…
矢筈峠を通りすぎて…
脊振山・金山 白砂の広場で
白砂の広場で
脊振山・金山 太陽が顔を見せ始める。
太陽が顔を見せ始める。
脊振山・金山 次は謎の太鼓岩へGo!
次は謎の太鼓岩へGo!
脊振山・金山 藪漕ぎ20分した先に見えてきた岩。太鼓の形はしてません。謎解きは岩の上に乗ってダンスをしてからのお楽しみ。
藪漕ぎ20分した先に見えてきた岩。太鼓の形はしてません。謎解きは岩の上に乗ってダンスをしてからのお楽しみ。
脊振山・金山 林道分かれ
林道分かれ
脊振山・金山 すぐに急登が…
すぐに急登が…
脊振山・金山 分岐部。蛤岳へ向かう。
分岐部。蛤岳へ向かう。
脊振山・金山 思わず私の背筋も伸びる凛とした雰囲気。
思わず私の背筋も伸びる凛とした雰囲気。
脊振山・金山 フカフカの絨毯
フカフカの絨毯
脊振山・金山 ランチの場所。
ランチの場所。
脊振山・金山 まだ紅葉は残っていて
まだ紅葉は残っていて
脊振山・金山 青空に映える。
青空に映える。
脊振山・金山 蛤岳山頂。
蛤岳山頂。
脊振山・金山 蛤岩の上から雲仙方面を眺める。
蛤岩の上から雲仙方面を眺める。
脊振山・金山 蛤水道へ
蛤水道へ
脊振山・金山 大きく崩落した林道。
水道と林道の境、平均台を渡る感覚で崩落箇所を通り過ぎる。
大きく崩落した林道。 水道と林道の境、平均台を渡る感覚で崩落箇所を通り過ぎる。
脊振山・金山 林道の途中から
林道の途中から
脊振山・金山 真っ直ぐに水路沿いに進む。
真っ直ぐに水路沿いに進む。
脊振山・金山 水路の終点。
水路の終点。
脊振山・金山 源流と言えど、豊富な水量。
源流と言えど、豊富な水量。
脊振山・金山 源流を後にして背振山頂を目指す。
源流を後にして背振山頂を目指す。
脊振山・金山 春の訪れをじっと待つ。
春の訪れをじっと待つ。
脊振山・金山 朝来た分岐部。背振山へ戻る。
朝来た分岐部。背振山へ戻る。
脊振山・金山 おなじみのドーム。
ここで夕焼けを待つ。
おなじみのドーム。 ここで夕焼けを待つ。
脊振山・金山 いたずらをするかのように厚い雲が・・・
あーーー、止めてーーー!
いたずらをするかのように厚い雲が・・・ あーーー、止めてーーー!
脊振山・金山 有明海の先に雲仙普賢岳、右には佐賀の多良岳。
有明海の先に雲仙普賢岳、右には佐賀の多良岳。
脊振山・金山 筑後川も光ってはっきりと見える。
筑後川も光ってはっきりと見える。
脊振山・金山 焼ける前に沈んでいきそう・・・。
焼ける前に沈んでいきそう・・・。
脊振山・金山 寒さに耐えてじっと我慢。
寒さに耐えてじっと我慢。
脊振山・金山 じっと待つけど、そろそろ限界。
風が出てきて寒い!
じっと待つけど、そろそろ限界。 風が出てきて寒い!
脊振山・金山 帰りましょう。
帰りましょう。
脊振山・金山 街の灯に・・
街の灯に・・
脊振山・金山 星も出てきて・・
今日はこれで諦めて本当におしまい。
星も出てきて・・ 今日はこれで諦めて本当におしまい。
脊振山・金山 駐車場に戻ってくると・・
またまたいたずらのように真っ赤な夕焼け!
駐車場に戻ってくると・・ またまたいたずらのように真っ赤な夕焼け!
脊振山・金山 この場所で夕焼けをしばし楽しむ。
この場所で夕焼けをしばし楽しむ。
脊振山・金山 車も焼けて、帰りを催促される。
帰らなくちゃね。
車も焼けて、帰りを催促される。 帰らなくちゃね。

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