なんて言う山なんだろう? 戻る 次へ

旗山・小平山・北打山・倉部山・三国岳・三国山・那須ヶ原山・忍者岳・加茂岳・油日岳の写真

2021.11.28(日) 09:33

なんて言う山なんだろう?

この写真を含む活動日記

50
60

08:51

16.0 km

1291 m

旗山・小平山・北打山・倉部山・三国岳・三国山・那須ヶ原山・忍者岳・加茂岳・油日岳

高畑山・那須ヶ原山・油日岳 (滋賀, 三重)

2021.11.28(日) 日帰り

鈴鹿山脈の最南端を歩いてきました。 全編、ハードなアップダウンの連続でまったく気を抜けない山道でした。 ちょっとした上りも下りも急の文字しか付きません。 その中でも、三国山~那須ヶ原山の崖は難所中の難所?で超こわこわでビビりました。 足を踏み外したらあの世行き。 それでも歩き甲斐のあったこのルートは、どころどころで絶景を見せてくれて、さすが、鈴鹿山脈の末裔でした。 自身最長の9時間弱におよぶロングディスタンスはしんどかったけど、ここから北上して釈迦ヶ岳まで歩き繋げたらいいなと思います。 以下、いつものように長すぎる自己満足活動記録詳細です(笑) 鈴鹿山脈尾根ルート歩きつなぎシリーズ第9話。 このタイトルは後付なけど、前回の山行から鈴鹿山脈の尾根を歩きつないでみたくなり、いままで歩いてきた8回分も含めて第9話としておこう。 藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳と7マウンテンをようやく3つ制覇したけど、目標は7マウンテンよりも鈴鹿山脈の尾根コンプリートだ!と鼻息荒く。 今回は最北端から攻めようと思ったものの、土曜日は天候不順で見送り。 本日は天候が回復しそうなので、霊仙山を目指そうと思ったものの、積雪で敗退とか撤退の山レポを見て、さらに雪が積もっているのではないか、さらにドリーネという穴ぼこもあるカルスト台地ということを知り断念。 積雪のなさそうな最南端から攻めることにた。 鈴鹿山脈の定義はあいまいなようで、鈴鹿峠までとか諸説あるみたいだけど、個人的に勝手にこの山域が最南端だろうと決めてつけて出発。 前日は22時に床に就き、珍しくノンストップで4時過ぎに目覚ましに叩き起こされる。 5時前に出発しようとしたら、車のウィンドウガラスがバキバキに凍ってた。 もう、こんな季節になったか。 お湯で溶かして出発。 今日は日曜日だからか、トラックはほとんど走っていないR23をひた走る。 今回は登山口までのアプローチが約100キロだった。 遠い。 余野公園に7時過ぎに到着して歩き出す。 紅葉が見ごろでキレイ。 自分のいい加減な見積もりにより、今回設定したルートは6時間程度で戻ってこれるだろうと踏むが、これが大間違いだった。 橋を渡りながら見えた山は、これから行こうとする油日岳だろうか。 と思っていたら、いきなり道間違い。 完全に油断してた。 このまま進めば、無理やり予定の登山道に出合えそうだったが、ここで無茶は止めておこうと戻る。 登山道を上って鉄塔へ。 ここでまた道間違い。 さっきの道間違いをそのまま進んだら、この道に出られたのだろうか。 次の鉄塔からはなかなかの景色。 ほどなく旗山へ。 旗山展望地は、風が強かった。 でも景色は良かった。 鉄塔からの景色って、なかなかいいのよね。 歩き始めてから2時間ほどで小平山へ。 えっ?もう2時間も経ってるの? そりゃお腹も空くわなと、ここはなぜだか風が弱く。きしめん屋を開店させることにする。 名古屋駅ホームの住よしを彷彿とさせるきしめん。 小さいカップなのに、お湯が600cc必要という。 そんなに要らんだろうと400ccくらい湧かす。 ちょうど沸騰した時に、取っ手を素手で触ってしまい、あっつ!! で、せっかく沸かしたお湯をひっくり返してしまった。 400ccが地面に吸い込まれた。 もーほんとあほ!何やってるんだか。 気を取り直して、300cc程度を沸かす。 ここで初めて取説を読んで、湯切りをするための600ccだったと知る。 ここで湯切りしたら、水不足に陥って後々の行程に支障をきたすので、湯切りせずに粉末出汁と鰹節を投入。 出来上がりはぬるかった。 腰をおろす場所がなく、住よしと同じように立ち食い(笑) きしめん屋を閉店して、三国山方面へ向かう。 ところどころで視界が開けて左右の景色が良い。 雨乞岳と御在所岳も見えたよ。 きしめんだけでは腹持ちせず、三国岳直前の景色良いところでおにぎりタイム。 どうせずぐ食べるんだからとエコ割の高級そうなのを買ってきた。 チンしたらもっと美味しく食べられただろうに。 三国岳から那須ヶ原山へ向かうと、すぐに崖といってもいい難所にでくわす。 ここを下りるのか!?そして、帰路はここを登るのか!? ビビりながらなんとか下りて、先へ進む。 ここから那須ヶ原山へは急なアップダウンの連続。 急なのか荷物が重いのか体調が良くないのか、とにかく足が前に出ない、上がらない。 何回も立ち止まって、呼吸を整える。 それにしてもハードな道。 いくつものピークを越えるのだが、どのピークへも急登急降下。 平坦なところはピークからピークまでの短い距離。 急降下して息つく暇もなく、次の急登への繰り返し。 途中、那須ヶ原山ハイキングコースなんて看板があったけど、ハイキングにはほど遠いコースではないか? キツかった。 今回の目的地である那須ヶ原山からは、雪をかぶった雨乞岳と御在所岳が見えた。 しばしの休憩の後、引き返す。 来るときはなかなかの難ルートだと感じたけど、帰路はそうでもなかったのはなぜだろう? そして、来るときにビビった崖へ再び。 ロープと根っこを掴んで足場を確認しながらよじ登る。 もしも踏み外したら。。。手が滑ったら。。。 怖かった。 写真じゃぜんぜん伝わらないのが残念。 三国岳に戻ったら、油日岳を目指す。 時すでに14時を回っていた。 忍者岳で缶コーヒー。 今回はおやつを買ってくるのを忘れたよ。 忍者岳を過ぎたら、いま那須ヶ原山から歩いてきた尾根が一望に。 油日岳に15時前。 もうゆっくりしていられなくなったので、先を急ごうとしたら、3回目の道間違い。 おっかしいなぁ。 YAMAPの赤線ルートでは沢に下る分岐を、あえて尾根ルートで下りてみる。 このルートも易しくはなく、わりと急降下が続く。 この尾根をずーっと下っていくのかと思っていたら、途中から沢へ降りろとの案内板。 先の尾根ルートはどうなっているのかと覗いてみると、とても険しそう。 もう体力的に余裕がないので、案内板に素直に従う。 ここまで来ても木が抜けない下り。 ようやく沢まで降りてきて、アスファルトの林道に出合ってほっと一息。 空腹感が凄いので、非常用のカロリーメイトをおやつ代わりに食す。 これは口の中の水分を全部持っていかれた。 きしめん屋で飲料水400ccを無駄にしてしまったが、ぎりぎり残ったのをほぼ飲み干す。 そして、トイレで塩まるけの顔と首筋と手を洗いすっきり。 いやー、しんどかった、疲れた、長かった。 当初のいい加減な目論見より1時間遅れ。 ここから1.8キロを歩き、車に戻ったのは16時過ぎ。 山時間は自己最長の9時間弱、距離は自己最長にわずかに届かず。 17時前に帰途に就き、R25、R1、R23と走りつなぎ、19時過ぎに帰宅。 四日市での大渋滞も難所だった。 これからも鈴鹿山脈を南から攻める時は、何回このルートで帰って来なければならないのだろう。 かといって、高速道路を使うと高いし。 ということで、次回も鈴鹿山脈に行きたいが、雪の具合はどうなんだろうか。