四国遍路38日目結願!-2021-11-28

2021.11.28(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:11

距離

23.7km

のぼり

884m

くだり

437m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 11
休憩時間
1 時間 14
距離
23.7 km
のぼり / くだり
884 / 437 m

活動詳細

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とうとうお遍路を終える日がやってきました。この日で最終残った2箇寺は余裕で回ることが出来る行程になります。実にうまくこの距離が残ったなあと、その偶然に感動です。距離にしたら24㎞程なのでお昼過ぎには終了と言ったところでしょうか。帰りのバスが14時発だったのでちょうど間に合いそうな感じです。さて本日も早朝に宿を出発。一旦志度駅を通り過ぎて一つ先の駅に車を置いてJRにて志度駅まで戻りスタートです、スタート時刻は6時半頃。空が白んでくる頃、この季節ならこの位が最適かと思われます。天気は雲一つない快晴。風も昨日とは打って変わって静か。いい状態で最終日を迎えられそうです。志度駅を出発し田畑に囲まれた郊外の道をのんびりと歩きます。気温が随分下がったようで霜が降りていて朝日を浴びてキラキラとこれまたキレイ!冷たい空気のなかとても爽快な気分になります。里山は、その陽があたり赤く染まり絵画のような雰囲気になってきます。志度から約7㎞、1時間半程で第87番札所「長尾寺」さんに着きました。まだ朝早く、境内には誰一人いません。とても静かなお寺さん。今日は急ぐこともないのでゆっくりと参拝をします。いつもよりも丁寧にお参りをしてるような気がします。残り少ない四国遍路をゆっくりと楽しみましょう。納経所に向かう頃に一人の歩きの方が、そしてお寺を出る頃にもう一人の方がおいでになられました(この方々とは帰りのバス電車も一緒になります)。参拝を終えて次に向かいます。いよいよ巡礼の旅もラストウォークになります。一歩一歩大事に歩きましょう。平野部をのんびり歩くと少し坂道になり前山ダムそばの道の駅に着きます。ここには「おへんろサロン」と言うものがあり資料館になっています。この施設はなかなかすごい!歴史的な資料も多く充実した内容でおススメです!そしてもう一つ。ここでは歩き遍路の証明書が頂けるのです。正式には「四国八十八ヵ所遍路大使任命書」と言うものでNPOが発行してるものです。歩きの人には結構知られてるを思うものです。さて、資料館の方も時間があれば1時間でもゆっくりと見てられそうですが2.0分位滞在して次に進みます。実はここからはざっと2つの経路があり、どちらを歩くかずっと迷っていたのですがNPOの方とお話をする中で旧遍路道を通っていくこととします。女体山を越えるルートを取られる方も多いようで初めはここをと思っていたのですが、遍路道ではないことを知り心晴れやかに遍路道ルートを取ることが出来ました☺。さてここからは徐々に標高を上げながら山間部を歩くことになります。途中「花折山遍路道」に入り山道を1時間ほど歩き結構な疲労感。でも昔の道を歩く感覚はいいですねえ。そしてこのルートにはところどころ旧遍路道(江戸時代のもの)が残っていて案内板も丁寧に設置してくれています。可能な限りそちらを、その雰囲気を味わいながら歩きます。古い道しるべや一丁石、お地蔵さん、遍路墓など昔を偲ぶものも多く残されています。すごいですよね。なだらかに続く坂道を歩くと遠くから鐘の音が。そして唐突に第88番結願のお寺「大窪寺」さんに到着しました。大きな山門が迎えてくれます。そしてご挨拶の鐘を撞きお寺の中へ。人が多いですねえ~だいぶ戻ってきた感じでしょうか。時間はたっぷりあるのでゆっくりと参拝をします。結願のお寺なのでたくさんの金剛杖が奉納されています。これまでのお寺さんとは異質な雰囲気ですよね。まあそれも順打ちで歩いてきたから感じるのでしょうが。多くの観光客やお遍路さんの中、本堂・大師堂でお経をあげ、いつものように納経をします。そして「結願書」を頂きます。これがまた結構立派なものでなかなか感動的でした。さて、ついに結願となったわけですが残念ながら結局お大師様には会うことが出来なかったようです。が、実は不思議なことに今日は歩いている結構な時間、誰かが背中を押してくれているような感覚を感じました。もしこれがそうだとすれば実に不思議な出来事です。また、楽しみにしていた自分の感情の変化については、鐘を撞いた瞬間に少しだけこみ上げるものがありましたが、後は平静。つまり「まだまだ修行が足らんのお~」と言うのが締めくくりの言葉でしょうか。さあさあ、BigFootの修行の旅はこれからもまだまだ続きそうですよ。 to be continue!

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