活動データ
タイム
06:45
距離
12.3km
のぼり
857m
くだり
875m
活動詳細
すべて見る約1年ぶりの山の先輩たちとの京都一周トレイル歩き。二ノ瀬から高雄まで歩く予定が、思いがけない展開で結局鷹峯までしか歩けず。といのも、一旦車道に出て再度山道に入って10分ぐらいのところで遭難者を発見したのです。登山道の真ん中に人が座り込んでいて、普通に「こんにちは」と挨拶されましたが、どうみても右足が不自然な角度で曲がっている。大丈夫かと訊ねると、近くの山から下る途中で足を挫いて、ここまでお尻を地面につけて両手を使って何とか辿り着いたという。本人はとりあえず車道にさえ出れたら後は家に帰れるからといいはる。両脇を抱えて車道まで何とか介助しながら歩けないかと最初は試みたが、やはり痛くて進めない様子。「怪我したのは今朝ですか?」と訊ねると「夕暮れ時に急いで下山しょうとしたら怪我して、ここまで辿り着くまでに2晩もビバークしていて、あなたたちが来るまで誰とも会わなかった」と言う。「えっ??その軽装で??」すぐ救急車が必要と判断し、先輩の一人は遭難者に飲み物や食べ物を与えることに。もう一人の先輩と私は、電波が入る車道まで戻り119番。先輩の携帯では電波が弱いので私の携帯から先輩が通報。約10分後に消防車3台と救急車が到着したが、通報時に先輩が全て冷静かつ簡潔に説明したのに、まず10分ぐらい私たちから事情聴取。怪我をして救助を必要とする人が山道入って10分のところにいるのになぜこすぐに向かわない?対応が空回りしているのではと考えてしまう。事情聴取の後にやっと遭難者のもとに連れていくと救急の人が遭難者に対応している間に、警察が再度通報者の先輩から事情聴取。「氏名・電話番号・住所・職業、どこからどこに何人で向かっていたのか、なぜ通報した番号と連絡先の番号が違うのか」など「それ必要?」と思う質問がほどんど。そして「質問があればまた電話します」という。これ以上答えられることはないのに…自分が通報者じゃなくて良かったと内心ほっとしてしまった。 とりあえず、その先を行くか迷いましたが、氷室まで歩いてそこから鷹峯に出てから帰ることに。道中、私たちが通報しに行っている間に、介抱にあたった先輩から遭難者とのやり取りをきくと「?」と思うところが多く、遭難して精神的にまいっているのか元からそうなのか判断に迷う。この日記もどう書くか迷いましたが、いろいろと考えさせられる体験になったので誰かの参考になればと思い、概要だけ書きました。
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