以前から六ッ石山ー水根間を通るたびに、トオノクボの標識の先に広がる尾根が気になっていました。何年か前、避難小屋でご一緒した方から、「あの尾根通れますよ」と伺った。「ただし、初めてであの尾根を下るのは判りにくいので、一度登ってからにした方が良い」との事でした。山と高原地図にはルートが記載されておらず、国土地理院地図には点線で示されているのは判ったのですが、地図読みの不得手な私にとっては敷居が高かったのでそのままになっていました。その後、YAMAP地図に国土地理院地図と同じような点線が表示されていることに気づき、これなら行けるかもしれないと、今回スマホを持って挑戦してみました。 上りでいえば、ネットで囲まれたエリアの手前を上ることと、祠までの道筋のテープを見失わなければ大丈夫です。このルートはあまり紹介されていないようなので「公開」することにしました。
境橋バス停を先に進みトンネルの前の横断歩道を渡って、右の道に入ります。
境橋バス停を先に進みトンネルの前の横断歩道を渡って、右の道に入ります。
まもなく、むかし道の標識が現れます。
まもなく、むかし道の標識が現れます。
むかし道の標識から10数メートル先に180度反対方向に登る坂があり、それを上ります。かつての生活道路のようです。
むかし道の標識から10数メートル先に180度反対方向に登る坂があり、それを上ります。かつての生活道路のようです。
ダム工事の時に使われた軌道の鉄橋が見られます。この下をくぐります。道はいくつかの人気のない家屋をつなぐようにのびています。
ダム工事の時に使われた軌道の鉄橋が見られます。この下をくぐります。道はいくつかの人気のない家屋をつなぐようにのびています。
道は少し壊れかけているところもありますが、通行には問題ありません。最後の家屋を過ぎると針葉樹の中の道は少し斜度が上げますが、その先で広葉樹の広がる場所に出ます。
道は少し壊れかけているところもありますが、通行には問題ありません。最後の家屋を過ぎると針葉樹の中の道は少し斜度が上げますが、その先で広葉樹の広がる場所に出ます。
葉を落とした広葉樹の樹間から見えるのは、谷の向こうの三ノ木戸山でしょうか。
葉を落とした広葉樹の樹間から見えるのは、谷の向こうの三ノ木戸山でしょうか。
しばらく進むと、モノレールの軌道が現れます。道はモノレールの軌道を突っ切って先に延びていますが、YAMAPは軌道に沿って左へ行けと言っています。薄い踏み跡らしきものは有りますが、全く不明瞭です。とにかく軌道に沿って上ります。
しばらく進むと、モノレールの軌道が現れます。道はモノレールの軌道を突っ切って先に延びていますが、YAMAPは軌道に沿って左へ行けと言っています。薄い踏み跡らしきものは有りますが、全く不明瞭です。とにかく軌道に沿って上ります。
やがて、軌道はネットの囲いの中に入っていきます。ネットに沿った左手に赤いテープが見えましたので、ネットに沿って上ります。
やがて、軌道はネットの囲いの中に入っていきます。ネットに沿った左手に赤いテープが見えましたので、ネットに沿って上ります。
かなり広い範囲をネットで仕切っているようです。中には建物もありました。何をしている施設なのでしょうか。 ネットの中に向かって何本か広めの道が入っていますが、ネットに沿って上ります。
かなり広い範囲をネットで仕切っているようです。中には建物もありました。何をしている施設なのでしょうか。 ネットの中に向かって何本か広めの道が入っていますが、ネットに沿って上ります。
ネットの上端部で、赤テープは左手に向かうよう付けられています。いつの間にか、YAMAP地図の点線からも少しずれたようで、軌道修正も左方を示しています。こんなところを通って針葉樹の林に入ります。林の中は踏み跡が不明瞭ですが、林を突っ切ります。
ネットの上端部で、赤テープは左手に向かうよう付けられています。いつの間にか、YAMAP地図の点線からも少しずれたようで、軌道修正も左方を示しています。こんなところを通って針葉樹の林に入ります。林の中は踏み跡が不明瞭ですが、林を突っ切ります。
林を出ると草原が有ります。草原を前方の山に向かって進みます。よく見れば、木に赤テープが付いているので、探しながら行きます。
林を出ると草原が有ります。草原を前方の山に向かって進みます。よく見れば、木に赤テープが付いているので、探しながら行きます。
テープに導かれて山を登ると祠が出てきます。
テープに導かれて山を登ると祠が出てきます。
祠から上は、1041峰に向かってジグザグを上ります。
祠から上は、1041峰に向かってジグザグを上ります。
道は1041峰を通らず、頂上手前で右方向に巻きます。
道は1041峰を通らず、頂上手前で右方向に巻きます。
巻いた後は、尾根を殆ど直登気味に上ります。
巻いた後は、尾根を殆ど直登気味に上ります。
ようやく、きつい直登が終わります。
ようやく、きつい直登が終わります。
広い防火帯を持った尾根に出て、解放感に包まれます。
広い防火帯を持った尾根に出て、解放感に包まれます。
防火帯に沿って上ると、でっかい反射板が出迎えてくれます。
防火帯に沿って上ると、でっかい反射板が出迎えてくれます。
反射板の左手下先には、小河内ダムが見えます。 左側の木々に赤いテープが巻きつけられていますが、惑わされないでください。尾根道がルートです。
反射板の左手下先には、小河内ダムが見えます。 左側の木々に赤いテープが巻きつけられていますが、惑わされないでください。尾根道がルートです。
今登ってきた防火帯の先には、関東平野が見えます。反射板は町とダムを結ぶ無線施設なのでしょうか。
今登ってきた防火帯の先には、関東平野が見えます。反射板は町とダムを結ぶ無線施設なのでしょうか。
針葉樹の影が終わると急に尾根全体が明るくなります。 陽光を浴びながら、一休みにします。
針葉樹の影が終わると急に尾根全体が明るくなります。 陽光を浴びながら、一休みにします。
明るい尾根を進みます。見えました。
明るい尾根を進みます。見えました。
トオノクボの標識です。水根からの道と合流しました。奥多摩三大急登の一つと言われる水根からのルートとは趣を異にする道でした。
トオノクボの標識です。水根からの道と合流しました。奥多摩三大急登の一つと言われる水根からのルートとは趣を異にする道でした。
トオノクボからはいつもの様に扇ッ平へ上ります。 今ではハンノキ尾根ルートは点線ですが、扇ッ平に続く防火帯の付き方からするとハンノキ尾根の方が連続性があるようにも感じられます。
トオノクボからはいつもの様に扇ッ平へ上ります。 今ではハンノキ尾根ルートは点線ですが、扇ッ平に続く防火帯の付き方からするとハンノキ尾根の方が連続性があるようにも感じられます。
木々が葉を落として、見通しが良くなりました。
木々が葉を落として、見通しが良くなりました。
もう間もなく、六ッ石山です。
もう間もなく、六ッ石山です。
到着です。六ッ石山は三角点峰です。 お昼にします。
到着です。六ッ石山は三角点峰です。 お昼にします。
遠くにうっすらと見えるのは南アルプスでしょうか。
遠くにうっすらと見えるのは南アルプスでしょうか。
樹間からは富士山も見えます。これからの季節ならではです。
樹間からは富士山も見えます。これからの季節ならではです。
お隣の鷹ノ巣山とその右は雲取山が見えます。
お隣の鷹ノ巣山とその右は雲取山が見えます。
帰りは奥多摩駅に向かいます。 六ッ石山は縦走路から少し離れているので、六ッ石山を下ったところで縦走路に出会います。
帰りは奥多摩駅に向かいます。 六ッ石山は縦走路から少し離れているので、六ッ石山を下ったところで縦走路に出会います。
今日は狩倉山に寄ってみます。
今日は狩倉山に寄ってみます。
防火帯の向こうに御前山が見えます。
防火帯の向こうに御前山が見えます。
狩倉山からの急坂を下って、縦走路に戻ります。
狩倉山からの急坂を下って、縦走路に戻ります。
今度は防火帯の向こうに大岳山が見えます。
今度は防火帯の向こうに大岳山が見えます。
三ノ木戸への道を右に分けます。
三ノ木戸への道を右に分けます。
三ノ木戸山への分岐。三ノ木戸山へ向かいます。少し上ったところで、左腿が攣りました。痛みが引くまで待って再出発。
三ノ木戸山への分岐。三ノ木戸山へ向かいます。少し上ったところで、左腿が攣りました。痛みが引くまで待って再出発。
三ノ木戸山です。木が多く展望は良くありません
三ノ木戸山です。木が多く展望は良くありません
下ると新しくできた林道に出て、その先で縦走路と交差します。
下ると新しくできた林道に出て、その先で縦走路と交差します。
縦走路に戻ると、道はオーバーユースからなのか大きくえぐられています。ぬかるんでいる時は大変です。
縦走路に戻ると、道はオーバーユースからなのか大きくえぐられています。ぬかるんでいる時は大変です。
まだ、名残の紅葉が待っていてくれました。
まだ、名残の紅葉が待っていてくれました。
私の嫌いな木橋をおっかなびっくり渡ります。
私の嫌いな木橋をおっかなびっくり渡ります。
稲荷神社さんにお礼を述べます。
稲荷神社さんにお礼を述べます。
左方に本仁田山が見えれば、登山も最終盤。
左方に本仁田山が見えれば、登山も最終盤。
間もなく林道に出て、ここが登山口です。でもまだ、ストックは仕舞わないでください。
間もなく林道に出て、ここが登山口です。でもまだ、ストックは仕舞わないでください。
「駅こちら」の道標に従って下るとなかなかの悪路、ストックが役立ちます。 羽黒三田神社にお礼を述べます。
「駅こちら」の道標に従って下るとなかなかの悪路、ストックが役立ちます。 羽黒三田神社にお礼を述べます。
悪路の参道を下ると、道路を跨ぐ橋を渡って、舗装道路に出ます。ここまで来れば、ストックをしまっても良さそうです。
悪路の参道を下ると、道路を跨ぐ橋を渡って、舗装道路に出ます。ここまで来れば、ストックをしまっても良さそうです。
舗装道路を下ると、奥多摩工業の敷地にある陸橋のようなものをくぐります。これも工事軌道橋の名残なのでしょうか。
舗装道路を下ると、奥多摩工業の敷地にある陸橋のようなものをくぐります。これも工事軌道橋の名残なのでしょうか。
奥多摩駅に到着です。
奥多摩駅に到着です。
境橋バス停を先に進みトンネルの前の横断歩道を渡って、右の道に入ります。
まもなく、むかし道の標識が現れます。
むかし道の標識から10数メートル先に180度反対方向に登る坂があり、それを上ります。かつての生活道路のようです。
ダム工事の時に使われた軌道の鉄橋が見られます。この下をくぐります。道はいくつかの人気のない家屋をつなぐようにのびています。
道は少し壊れかけているところもありますが、通行には問題ありません。最後の家屋を過ぎると針葉樹の中の道は少し斜度が上げますが、その先で広葉樹の広がる場所に出ます。
葉を落とした広葉樹の樹間から見えるのは、谷の向こうの三ノ木戸山でしょうか。
しばらく進むと、モノレールの軌道が現れます。道はモノレールの軌道を突っ切って先に延びていますが、YAMAPは軌道に沿って左へ行けと言っています。薄い踏み跡らしきものは有りますが、全く不明瞭です。とにかく軌道に沿って上ります。
やがて、軌道はネットの囲いの中に入っていきます。ネットに沿った左手に赤いテープが見えましたので、ネットに沿って上ります。
かなり広い範囲をネットで仕切っているようです。中には建物もありました。何をしている施設なのでしょうか。 ネットの中に向かって何本か広めの道が入っていますが、ネットに沿って上ります。
ネットの上端部で、赤テープは左手に向かうよう付けられています。いつの間にか、YAMAP地図の点線からも少しずれたようで、軌道修正も左方を示しています。こんなところを通って針葉樹の林に入ります。林の中は踏み跡が不明瞭ですが、林を突っ切ります。
林を出ると草原が有ります。草原を前方の山に向かって進みます。よく見れば、木に赤テープが付いているので、探しながら行きます。
テープに導かれて山を登ると祠が出てきます。
祠から上は、1041峰に向かってジグザグを上ります。
道は1041峰を通らず、頂上手前で右方向に巻きます。
巻いた後は、尾根を殆ど直登気味に上ります。
ようやく、きつい直登が終わります。
広い防火帯を持った尾根に出て、解放感に包まれます。
防火帯に沿って上ると、でっかい反射板が出迎えてくれます。
反射板の左手下先には、小河内ダムが見えます。 左側の木々に赤いテープが巻きつけられていますが、惑わされないでください。尾根道がルートです。
今登ってきた防火帯の先には、関東平野が見えます。反射板は町とダムを結ぶ無線施設なのでしょうか。
針葉樹の影が終わると急に尾根全体が明るくなります。 陽光を浴びながら、一休みにします。
明るい尾根を進みます。見えました。
トオノクボの標識です。水根からの道と合流しました。奥多摩三大急登の一つと言われる水根からのルートとは趣を異にする道でした。
トオノクボからはいつもの様に扇ッ平へ上ります。 今ではハンノキ尾根ルートは点線ですが、扇ッ平に続く防火帯の付き方からするとハンノキ尾根の方が連続性があるようにも感じられます。
木々が葉を落として、見通しが良くなりました。
もう間もなく、六ッ石山です。
到着です。六ッ石山は三角点峰です。 お昼にします。
遠くにうっすらと見えるのは南アルプスでしょうか。
樹間からは富士山も見えます。これからの季節ならではです。
お隣の鷹ノ巣山とその右は雲取山が見えます。
帰りは奥多摩駅に向かいます。 六ッ石山は縦走路から少し離れているので、六ッ石山を下ったところで縦走路に出会います。
今日は狩倉山に寄ってみます。
防火帯の向こうに御前山が見えます。
狩倉山からの急坂を下って、縦走路に戻ります。
今度は防火帯の向こうに大岳山が見えます。
三ノ木戸への道を右に分けます。
三ノ木戸山への分岐。三ノ木戸山へ向かいます。少し上ったところで、左腿が攣りました。痛みが引くまで待って再出発。
三ノ木戸山です。木が多く展望は良くありません
下ると新しくできた林道に出て、その先で縦走路と交差します。
縦走路に戻ると、道はオーバーユースからなのか大きくえぐられています。ぬかるんでいる時は大変です。
まだ、名残の紅葉が待っていてくれました。
私の嫌いな木橋をおっかなびっくり渡ります。
稲荷神社さんにお礼を述べます。
左方に本仁田山が見えれば、登山も最終盤。
間もなく林道に出て、ここが登山口です。でもまだ、ストックは仕舞わないでください。
「駅こちら」の道標に従って下るとなかなかの悪路、ストックが役立ちます。 羽黒三田神社にお礼を述べます。
悪路の参道を下ると、道路を跨ぐ橋を渡って、舗装道路に出ます。ここまで来れば、ストックをしまっても良さそうです。
舗装道路を下ると、奥多摩工業の敷地にある陸橋のようなものをくぐります。これも工事軌道橋の名残なのでしょうか。
奥多摩駅に到着です。