関西から!雲取山・小雲取山・ヨモギノ頭

2021.11.22(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 54
休憩時間
5 時間 54
距離
10.6 km
のぼり / くだり
1315 / 563 m
DAY 2
合計時間
9 時間 21
休憩時間
4 時間 25
距離
12.8 km
のぼり / くだり
342 / 1628 m

活動詳細

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今年最後の遠征二日目。 三峰神社を朝ごはんをゆっくり頂き、ゆったり出発。 神社内に、雲取山登山道がある。 美しい木立ちを抜けていく。昔の炭焼き小屋跡があり、これがもしや、竈門炭治郎の実家のモデルか?とワクワクする。考えてみたら、神社に近すぎますね〜オニ、なんぼ何でも、聖域の神社近くには出えへんやろ! この日は、日本全国天候は荒れ模様という予報。 朝からカッパ装着して歩くことを覚悟していた。 ところが、朝!ガスっているものの、降っていない。 どころか、上空に強い風が吹きすさんでいるためか、あたり雲海に包まれた幻想的な景色に包まれて進む。 足元は、次第に斜度をます。とにかく、雨に少しでも濡れる時間を少なくしたい、と各々急ぐ。けれど、12時頃から、遠く雲取山上空に真っ黒な雲が現れる。 次第に風は強くなり、よろめくくらいの強風。軽く16メートルは越してるなーと、思いながら進む。 落ち葉が風で舞い上がり、襲いかかってくる。当たるとこれが痛い。 1時半くらいから、ポチポチと雨粒が。寒さ避けもあって、私はカッパの上だけ装着。 大ダワ到着した時は、まあまあ降り始めてきた。カッパがびしょびしょになる前に山荘に到着したいと、全員で頑張る。 2時過ぎ、山荘到達。やれやれ。今宵のお泊まりは、我々だけとのこと。それぞれに割り当てられた部屋に入り、ホッとするのも束の間、外は、物凄い土砂降りと強風に! 良かった〜、三峰神社のご利益、半端なし! 通常は10人くらいはお泊りしただろう部屋に、コロナ禍、4人で占領。真ん中にはコタツ。あー、幸せ。 ここから、誰ともなく宴会が始まる。呑み助達の部屋に自然に呑み助が集まり、本日のお天気の幸運をお互いに喜び合う。そして、明日の好天と美しい富士山に出会えることを祈り合う。残念ながらこの夜、頂上から東京の夜景はさすがに楽しめず。 明日朝は、5時半出発、朝のお弁当は4時配布とのこと。 当然、起床は3時。 夜半、外のものすごい雨風で心配になる。 4時、食堂に行くと、ありがたいことに山荘の方達が、何と!暖かいお弁当を作ってくださっている。有り難さに涙が出そうになる。しかし、4時ですから!食すことが出来ずそのままザックに詰める。 真っ暗な中、5時半山荘出発。天には、美しい星空。 私でも、北斗七星が判別できた。プラネタリウム以外では、こんな北斗七星観るのは初めてちゃうか、と思うと、寒さも吹き飛ぶ。気温はマイナス3度くらい。 ヘッドライトだけを頼りにかなりの登りを進む。山頂到着。夜明けはまだまだ。 ここから稜線に入る。次第に明るんでくる空。右手にうっすらと富士山の美しい姿。左手にご来光の微かな明るみ。 残念ながら、ご来光はかかった雲で、拝めず。 というより右手の富士山の威容にうたれてしまって、ご来光を待つ意識がぶっ飛んでいた。 富士山をこんなに近くで拝むのは、先月末の金峰山以来。あの時は岩の間からその美しいお姿を拝んだけれど、今回はなだらかな稜線を歩きながら、ついでに富士山を拝む。こんな幸せあってええんやろか! しかし!寒い。繰り返すが日の出の時間。気温は上がっていない。もちろん氷点下。指先には、痛み。歩いているから、耐えられる寒さ。所々地面は凍っている。 我々の高度が下がるにつれて、富士山はそのお姿を微妙に変える。信仰の対象というのも分かる気がした。 七つ石小屋で、詰めてきたお弁当をガッツリ完食。美味なり。 日が当たる場所では、少しずつ気温も上がり歩きやすくなる。 祝日ということもあり、登ってくる方々が多い。さすが、東京都最高峰の人気の山。 鴨沢のバス停から我々のガイドさんが、バスに乗車されるということで、皆さん歩を早める。こんなに親切ないいガイドさんを、つぎのバスまで4時間近くお待たせできないよ! 予定より早く鴨沢到着。ここでガイドさんとお別れ、我々はもう少し街中に出て、入浴、お昼を済ませる。 そして、一路、関西に向かう。 奇跡のようにお天気に恵まれ、富士山を拝めた、今年最後の遠征山登りはこうして無事終了した。

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