中国自然歩道10日目 周南市鹿野〜岩国市錦町

2021.11.21(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:40

距離

28.6km

のぼり

1306m

くだり

1583m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 40
休憩時間
51
距離
28.6 km
のぼり / くだり
1306 / 1583 m
18
13
1 20
2 31
1 35

活動詳細

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 本日の中国自然歩道トレッキングは、山口県周南市鹿野からの再開。珍しく昨日の土曜日に仕事を入れてしまったため、本日日曜日のみで完結させなければならない日帰りの旅。  博多から7:15発の山陽新幹線のぞみ6号に乗車して、7:59に徳山に到着。駅前のコンビニで食糧と飲料水を調達してから防長バスに1時間揺られて、9:32に鹿野に到着して行動開始。  前回離脱した周南市鹿野支所から中国自然歩道を歩き始める。まずは県道12号線鹿野古賀線の舗装路歩き。交通量は少ない。錦川の支流の渋川に沿って上流に進む。  山口県に入ってから、赤い瓦の家が多い。渋川集落もすべて赤い家。トラクターのおじいさんらしき人が、ひざに女の子を乗せて運転している。長閑だ。  10:50に五万堂赤滝口から県道を右折して林道五万堂線に進む。渓流に沿った舗装路。ログキャビンで薪割りをしている男性がいた。うらやましい。  11:15に林道は終点となり、渓流沿いに設置された木道となる。手をかけた道だが、かなり古い。板を踏み抜きそうで心配。  幸い木道を壊すこともなく、11:37に赤滝への分岐に到着して小休止。その後、荷物をデポして赤滝への標識に従って10分ほど登ったが、滝は見えなかった。滝を諦めて長野山方向に20m先進んだ赤い橋の上が、なんと赤滝のビューポイントだった。あの標識は不要だ。  赤滝からは、南に向かって水平に300mほど進む。次いで左折して、急な木製階段で稜線に向かって標高差200mほどの直登。標高差はあるが、階段がしっかりと整備されているため、気持ちよく歩くことができる。  12:34に稜線に到着。標高は950mを越え、目標の長野山と100mほどしか変わらない。長野山と馬糞岳との分岐となっている。それにしても、馬糞岳とはあまりに可哀想な名前だ。由来は何だろう。  稜線は緩やかなアップダウンの快適な笹の道。広く笹が刈ってあり、大切に手入れされているのが分かる。  13:04に長野山(1015m)に到着。視界は開けているが、今日はどんよりと曇っていて、あまり遠方まで視程がない。頂上付近は緑地として整備されており、キャンプ場もある。  13:10に山頂すぐ下の天空のカフェに立ち寄り、昼食とした。長野山ランチを頼んでみたが、野菜中心で、味付けもよく美味しかった。徳山で購入した食料の出番はなくなった。  ランチでお腹いっぱいになったあと、13:43に行動再開。今日は35kmほどを9時間ぐらいで歩かないと錦町からの鉄道の便がなくなるので休んでいる暇はない。長野山から北には舗装路が整備されている。下りの舗装路を走るように下る。14:11に木谷峡への分岐に到り、右に曲がる。  自動車はほとんど通らない。周囲の山には広葉樹が多く、紅葉、黄葉が美しい。  14:49に小西集落を通過。ここからは道は渓流に沿って下っていく。木谷峡に入ったようだ。小さな滝と紅葉のコントラストが美しい。ほとんど知られていないような渓谷だが、日本にはまだまだ美しいところがあるものだ。  15:24に鹿落ちの滝に到着。木谷峡で最も大きく豪快な滝という触れ込みだが、滝は木々に隠れてしまってよく見えない。水量もそれほどでもない。ややガッカリ。  この後も、美しい渓谷を楽しみながら歩く。自動車で紅葉を見に来ている人がいるようで、何台か軽トラ以外の車も通りかかる。しかし、この道は歩かないと渓流が見えない。もったいないことだ。  長野山を過ぎてからは下りのみ。しかもすべて舗装路。16:10に三の瀬集落を通過。中国自然歩道はここから左岸の旧道に進むのだが、この先はダム湖に水没する予定地のようで通行止めとなっている。やむなく素晴らしくきれいに舗装された道をさらに進む。木谷川はずいぶん下に見えてきた。  16:21に国道434号線に突き当たり、錦町に向かって左折する。トンネルの前で旧道が直下を走っているので、下りるところがないか探したが、登攀技術の要りそうなところだったので断念。トンネルに進む。  トンネルの先からは左折して中国自然歩道に復帰。16:35に尾川集落を通過。次いで、16:55に 錦町の中心地の広瀬のメインストリートに入る。本日の当地の日没時刻は17:05。ずいぶんと日が短くなったものだ。町で暮らしていると日没の時間など気にしたことがないが、山では重要。自然が自分に近づいてくる。  17:15に錦川鉄道の錦町駅に到着して行動終了。駅には鉄分の多そうな男子が数名集まっている。ここは幻の岩日線の起点だったなと、いつか読んだ宮脇俊三さんの空想の時刻表の本を思い出す。次回は日没前にこの鉄道に乗ろうと思いながら、福岡への帰途についた。

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