スキー場ゲレンデを抱く鉢伏山を歩く

2021.11.21(日) 日帰り

昨日から湯村温泉の井筒屋に泊まっている。妻は朝風呂に行った。展望風呂と大浴場と2つ入るという。朝から元気いっぱいだな。こっちは寝床でもうひと眠りさせてもらおう。 朝食バイキングである。大部屋の所定の席に案内されると、お膳の中にはおかずが満載だ。係の人がお櫃からご飯をよそってくれる。美味しそうだが見ただけでお腹いっぱいである。これにプラスしてお粥や出汁巻き、フレンチトーストもあるという。せっかくなので全て平らげた。美味い!でもお腹はぱんぱんだ。 このホテルは広い。建て増し建て増しされたのであろうか。館内は迷路のようで、自分の部屋と朝食会場、売店、フロントの位置がなかなか掴めない。目と鼻の先にあるのに、ぐるっと反対の遠回りして辿り着くばかりだった。 チェックアウト後、鉢伏山登山口へ車で向かう。9:30に歩き始めた。まだ身体が起きていない。ゆっくりゆっくり歩いていく。妻はというと朝風呂2回が効いたのか、足取り軽くどんどん先を歩いていく。スキー場ゲレンデの端っこに人工雪を作る大きな機械があって、白い雪を吐き出し続けていた。今からスキーシーズンの準備をしているのか。今年の冬は、しっかり雪が降ってくれるといいですね。 登山路を登って行って振り返ると南の方角にひときわ高い山がある。兵庫県最高峰で日本二百名山の氷ノ山1510mである。あっちの山からこちらの鉢伏山までをぐるりと周回するルートが、ぶん回しと呼ばれている。かつて加藤文太郎が歩いた道だそうだ。 11時頃山頂に着いた。そこには15人くらいの小学生の子供らが神妙な顔で座っていた。先生と思しき男性に叱られているのだ。それもじきに終わり、子供たちは4-5人の班に分かれて弁当を食べ始めた。引率の先生方もそれぞれ弁当タイム。そこから少し離れたところで我ら夫婦はコーヒータイム。山頂での熱いコーヒー。贅沢な時間である。 鉢伏山の山頂から、氷ノ山と反対側の北側を見下ろすと、綺麗な紅葉が広がっていた。もう紅葉も終わって見られないだろうと思っていたので、これは嬉しかった。赤く色づく樹木はいろいろあるが、やはりもみじの赤は一際鮮やかである。ゆったりとした坂道を降りていく。少し登り返した小高い山が高丸山。これを過ぎると後は下り道のみだ。 降り切ったところがキャンプ場になっていた。大きな宿泊施設も建っている。「かねいちや」の前の広場には小学高学年生だろうか、100名以上の生徒が座っていて、先生の話を聞いていた。そういえばうちの娘もこちらの宿にお世話になったことがあったよと妻がいう。よくそんなこと覚えてるなぁ。 下山後は車で但馬高原植物園へ向かった。妻がランチの予約をしてくれていた。ツリーハウスと言って、樹の上に小さな部屋がしつらえてあって、そこで牛肉をホットプレートで焼いて食べるのだ。いろんな部位の牛肉が少しずつ揃えてある。その他、野菜も鉄板で焼いて食べる。ご飯と熱い味噌汁もある。鳥の声を近くに聞きながらの樹の上での食事、なかなか乙なものである。次から次へと牛肉を食べているうちに、さっき食べた肉の記憶が曖昧になってきたが、兎に角美味かったということは覚えている。大満足である。でももうお腹は満腹の更に上を行っている。もう入らない。今回は紅葉が終わりかけのシーズンだったが、これが新緑の頃ならツリーハウスからの眺めはもっと素晴らしかったかもしれない。 食後、植物園を散策する。大カツラの樹があった。カツラは4里四方の水を集めると言われるそうだ。カツラの樹のあるところ、豊かな水ありということだろう。 実に贅沢な時間を過ごした2日間であった。美味しいものもたらふく食べた。こうした休日を過ごせたことに、ただただ感謝である。

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