谷川岳馬蹄形縦走 反時計回り

2021.11.20(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

23:42

距離

26.9km

のぼり

3098m

くだり

3098m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
16 時間 56
休憩時間
5 時間 29
距離
18.5 km
のぼり / くだり
2683 / 1499 m
2 5
48
55
25
12
31
24
42
1 28
7
DAY 2
合計時間
6 時間 45
休憩時間
1 時間 35
距離
8.3 km
のぼり / くだり
415 / 1595 m

活動詳細

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極夜行を読み返して満月の夜の稜線歩きがしたくなり、満月の夜に合わせて谷川岳馬蹄形縦走をナイトハイクで始めてみた。ワンデイで済ませることも考えたが、一度やったことあるし、長く山で過ごしたいと思いテントとシュラフを持っていくことに。 白毛門駐車場に着くとパラパラと雨が降りだしたので車内で雨雲レーダーを見ながら雨をやり過ごし、1時過ぎに出発。 上空は雲に覆われているが、満月のおかげで薄明るくヘッデンなしでも行動できるくらいだった。しかし、路面が落ち葉や岩で白いと地面が近く見えるが遠く、黒土が露出する路面だと黒く遠く見えるが近いという歩きづらさがあり、結局ヘッデンを付けて行動する。 笠ヶ岳までは暗い上にガスも濃く、道もぬかるんで滑りやすくて後悔したが、それ以降は天気に恵まれた稜線歩きができた。 途中で泊まった茂倉岳避難小屋では出会った人たちと語り合うことができたり、体力的に余裕を感じることができたりで、楽しい山行となった。

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 登りの最中ふと明るくなった瞬間、空を見上げると雲の切れ間から満月が見えた。
圧倒的な光量で照らされるものの、すぐに雲で覆い隠されてしまった。
日本海側から大量の雲が3倍速くらいの早さで流れていって、上空の風の強さが伺われた。
登りの最中ふと明るくなった瞬間、空を見上げると雲の切れ間から満月が見えた。 圧倒的な光量で照らされるものの、すぐに雲で覆い隠されてしまった。 日本海側から大量の雲が3倍速くらいの早さで流れていって、上空の風の強さが伺われた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 見えづらいけど白毛門山頂標識と進路標識。
白毛門手前からガスが濃くなって視界が30mほどになった。
時どき風が吹いて不安感が煽られる。
白毛門から笠ヶ岳の道は、泥道が時どき顔を覗かせており滑りやすい。
ひとまず笠ヶ岳避難小屋を目指すが、偽ピークが何度も出てきて心を削られる。
見えづらいけど白毛門山頂標識と進路標識。 白毛門手前からガスが濃くなって視界が30mほどになった。 時どき風が吹いて不安感が煽られる。 白毛門から笠ヶ岳の道は、泥道が時どき顔を覗かせており滑りやすい。 ひとまず笠ヶ岳避難小屋を目指すが、偽ピークが何度も出てきて心を削られる。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ヘッドライトの光量が足りず心細い。
エネループの残量不足が原因のようで、翌日に電池を交換したら体感で倍くらいの違いを感じた。
ヘッドライトの光量が足りず心細い。 エネループの残量不足が原因のようで、翌日に電池を交換したら体感で倍くらいの違いを感じた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日の出が近づいて薄明るくなるが、曇りでガスが濃く気持ちが上がらない。
寝不足で身体の反応が悪いので避難小屋でシュラフに包まり仮眠を取る。
寒さで身体が震えるが、次第に落ち着いてウトウトする。
日の出が近づいて薄明るくなるが、曇りでガスが濃く気持ちが上がらない。 寝不足で身体の反応が悪いので避難小屋でシュラフに包まり仮眠を取る。 寒さで身体が震えるが、次第に落ち着いてウトウトする。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 次第に明るくなるが、ガスが濃く動く気が起きない。一度切れた気持ちを立て直すのは難しい。シュラフでまどろみながらラジオを聞いて帰るか進むか悩む。
ふと、小屋の側壁からじんわりとした熱を感じ外を見ると、太陽が見えたのでパンを食べ朝日岳へ向かうこととした。
次第に明るくなるが、ガスが濃く動く気が起きない。一度切れた気持ちを立て直すのは難しい。シュラフでまどろみながらラジオを聞いて帰るか進むか悩む。 ふと、小屋の側壁からじんわりとした熱を感じ外を見ると、太陽が見えたのでパンを食べ朝日岳へ向かうこととした。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 木に霧氷が付いて、地面も所どころ凍っている。
そろそろ雪も降るので、馬蹄形をやるには今季では最後の機会だろうか。
木に霧氷が付いて、地面も所どころ凍っている。 そろそろ雪も降るので、馬蹄形をやるには今季では最後の機会だろうか。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 朝日岳手前の岩がカッコいい。
笠ヶ岳から先は小烏帽子、大烏帽子とアップダウンが多いが、体力的にはまだやれると感じた。
朝日岳手前の岩がカッコいい。 笠ヶ岳から先は小烏帽子、大烏帽子とアップダウンが多いが、体力的にはまだやれると感じた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 10年ぶりくらいの朝日岳山頂。
大烏帽子から先が思ったより長く、雪山でここまで来るには相当な体力を付けなければいけないと感じた。
来た道を戻ることも考えたが、せっかく来たので茂倉岳避難小屋を目指して進むことにした。
10年ぶりくらいの朝日岳山頂。 大烏帽子から先が思ったより長く、雪山でここまで来るには相当な体力を付けなければいけないと感じた。 来た道を戻ることも考えたが、せっかく来たので茂倉岳避難小屋を目指して進むことにした。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ジャンクションピークに到着。
巻機山へ数歩進んでみたら薮に隠された水溜りに足を突っ込んでしまった。
清水峠までは、ひたすら長い下りとなり、登り返すことを考えると気が重くなる。
ジャンクションピークに到着。 巻機山へ数歩進んでみたら薮に隠された水溜りに足を突っ込んでしまった。 清水峠までは、ひたすら長い下りとなり、登り返すことを考えると気が重くなる。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 清水峠の白崩避難小屋が見えた。
近く見えるけど、歩くと遠い。
その先の笹に覆われた七つ小屋山の登山道が懐かしい。
清水峠の白崩避難小屋が見えた。 近く見えるけど、歩くと遠い。 その先の笹に覆われた七つ小屋山の登山道が懐かしい。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ここで小休憩をとる。
茂倉岳到着が日暮れ後になることが予想されたが、気合を入れて前へ進む。
ここで小休憩をとる。 茂倉岳到着が日暮れ後になることが予想されたが、気合を入れて前へ進む。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 水場を見に旧国道方面に降りてみた。
ここに国道を通そうとした発想がすごい。
ちょろっとした沢があっただけだったので蓬峠で水を補給することにした。
水場を見に旧国道方面に降りてみた。 ここに国道を通そうとした発想がすごい。 ちょろっとした沢があっただけだったので蓬峠で水を補給することにした。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日が出ていると暑い。
七つ小屋山でハイドレーションに入れた2リットルの水が無くなってしまった。
日が出ていると暑い。 七つ小屋山でハイドレーションに入れた2リットルの水が無くなってしまった。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 大源太山の切り立った姿がかっこいい。
寄り道しようかと思ったけど、時間的に諦めた。
大源太山の切り立った姿がかっこいい。 寄り道しようかと思ったけど、時間的に諦めた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 蓬ヒュッテ。
入れるかと思ったが無理そうだった。
蓬ヒュッテ。 入れるかと思ったが無理そうだった。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 水場で2.5リットル補給する。
もう少し稜線から近いといいんだけど。
馬蹄形では水の補給がネックになる。
水場で2.5リットル補給する。 もう少し稜線から近いといいんだけど。 馬蹄形では水の補給がネックになる。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日暮れが近づくとガスが日本海側から湧き上がって視界が悪くなった。
ここから下ってから茂倉岳への登り返しが反時計回りの山場となる。
ここの登りで、ついに太ももに限界が近づいた兆候が出てきたので負担をかけない歩き方で進む。
日暮れが近づくとガスが日本海側から湧き上がって視界が悪くなった。 ここから下ってから茂倉岳への登り返しが反時計回りの山場となる。 ここの登りで、ついに太ももに限界が近づいた兆候が出てきたので負担をかけない歩き方で進む。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日没後しばらくすると馬蹄形稜線の向こう側から月が昇る。昨日が部分月食だったせいか色が暗めで、南中が23時ごろなので月明かりが乏しく、ヘッデン行動となった。
ふと幽ノ沢方面を見ると小さな灯りが少し揺れて見えた。懸垂中のクライマーだろうか。
しばらくすると見えなくなったが、自分より過酷な状況の人間がいると思うと頑張れる。
日没後しばらくすると馬蹄形稜線の向こう側から月が昇る。昨日が部分月食だったせいか色が暗めで、南中が23時ごろなので月明かりが乏しく、ヘッデン行動となった。 ふと幽ノ沢方面を見ると小さな灯りが少し揺れて見えた。懸垂中のクライマーだろうか。 しばらくすると見えなくなったが、自分より過酷な状況の人間がいると思うと頑張れる。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 偽ピークに5回ほど惑わされた末に茂倉岳に到着。
避難小屋では先着者が宴会中で、輪に入れてもらう。
山のことで会話が進み楽しい時間を過ごした。
偽ピークに5回ほど惑わされた末に茂倉岳に到着。 避難小屋では先着者が宴会中で、輪に入れてもらう。 山のことで会話が進み楽しい時間を過ごした。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日の出前、新潟側に月が沈んでいくのが見えた。
天気が悪く期待したような月夜の稜線歩きができなかったが、いつかまたナイトハイクにチャレンジしたい。
日の出前、新潟側に月が沈んでいくのが見えた。 天気が悪く期待したような月夜の稜線歩きができなかったが、いつかまたナイトハイクにチャレンジしたい。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 小屋で一緒になった2人と一緒に日の出を見に茂倉岳山頂へ。
小屋で一緒になった2人と一緒に日の出を見に茂倉岳山頂へ。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 一ノ倉から谷川の稜線がクッキリと。
晴れて良かった。
一ノ倉から谷川の稜線がクッキリと。 晴れて良かった。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 気温は氷点下4℃ほどで思ったほど寒くないが、動かないとだんだん寒くなってきた。
気温は氷点下4℃ほどで思ったほど寒くないが、動かないとだんだん寒くなってきた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ちょうど24時間前は辛かったけど、この景色を見れて救われた気分になる。
ちょうど24時間前は辛かったけど、この景色を見れて救われた気分になる。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新潟側に茂倉岳の影が浮かび上がっていた。
新潟側に茂倉岳の影が浮かび上がっていた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 群馬側に雲海ができている。
群馬側に雲海ができている。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日の出を見終わり、土樽へ抜ける2人とはここでお別れ。
楽しい時間を過ごすことができて感謝です。
日の出を見終わり、土樽へ抜ける2人とはここでお別れ。 楽しい時間を過ごすことができて感謝です。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 西黒尾根へ向かうと湯檜曽川の谷に靄が出てきた。
西黒尾根へ向かうと湯檜曽川の谷に靄が出てきた。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 切り立った岩壁が美しい。
切り立った岩壁が美しい。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 一ノ倉から茂倉岳の稜線を振り返る。
ここまで来ればあと少しだけど、西黒尾根の下りが長い。
一ノ倉から茂倉岳の稜線を振り返る。 ここまで来ればあと少しだけど、西黒尾根の下りが長い。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 朝日岳から白毛門の稜線。
朝日岳から白毛門の稜線。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 主脈稜線と俎グラ。
主脈縦走もやってみたい。
主脈稜線と俎グラ。 主脈縦走もやってみたい。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 馬蹄形稜線が一望できた。
こうして見えると達成感が疲労感を上回る。
馬蹄形稜線が一望できた。 こうして見えると達成感が疲労感を上回る。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 これから下りる西黒尾根が見える。
残すはあと僅か。
これから下りる西黒尾根が見える。 残すはあと僅か。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 あとは下るだけ。
あとは下るだけ。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 このあたりでハイドレーションの水が切れてしまった。
昨晩の茂倉の登りで思ったより消費してしまったようだ。
残りはペットボトルの300mlだけになり、水を消耗しないように行動する。
このあたりでハイドレーションの水が切れてしまった。 昨晩の茂倉の登りで思ったより消費してしまったようだ。 残りはペットボトルの300mlだけになり、水を消耗しないように行動する。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 見る角度を変えると印象も変わる谷川の岩壁。
見る角度を変えると印象も変わる谷川の岩壁。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 日が出ると暑い。
早く下りてコーラを飲みたい。
日が出ると暑い。 早く下りてコーラを飲みたい。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ついに下山。
ついに下山。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 登山指導所前に猫がいて餌をせがまれた。
近くの路上に砕かれた煎餅があり、それを食べていたが口に合わなかったようだ。
登山指導所前に猫がいて餌をせがまれた。 近くの路上に砕かれた煎餅があり、それを食べていたが口に合わなかったようだ。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 猫には避けられがちなので、媚びを売られて悪い気はしないが助けてやることはできない。
猫には避けられがちなので、媚びを売られて悪い気はしないが助けてやることはできない。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 時間を持て余して山岳資料館に入ってみた。
近くには何度も来たが、初めて入った。
時間を持て余して山岳資料館に入ってみた。 近くには何度も来たが、初めて入った。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新しくできたビジターセンターにも寄ってみた。
3Dビューっぽい画面でクライミング映像を見たら頭がクラクラした。
一ノ倉沢を見に行こうかと思ったけど、温泉に入って、メシを食べて帰宅。
新しくできたビジターセンターにも寄ってみた。 3Dビューっぽい画面でクライミング映像を見たら頭がクラクラした。 一ノ倉沢を見に行こうかと思ったけど、温泉に入って、メシを食べて帰宅。

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