硬石山（本峰）

友人がめずらしく山に行くと言う。 どうやら痩せモードに入ってるつもりらしい。 このままの勢いで山に登り、さらに痩せる計画のようだ。 リクエストは距離が短くてあまり登らない山。 なので往復で2Km程度の硬石山をチョイス。 夜寝るまでは行く気満々だったが、朝起きると態度が180度変わる（笑）。 膝と腰に違和感がある！ 関節に爆弾を抱えている！ 山は医者に止められている！ アスリートかプロレスラーのような発言が出始めたので、無視して準備を始め9時半には出発と伝える。 着替え中にもあれが無いとか、これがどーしたとか言っていたが無事に予定通りの時間に出発。 登り始めから少しすると急登になるこの山。 まだ着かないの？と言われるたびに、これが”最後の急登だ”と伝え、７回目の”最後の急登だ”で無事登頂。 ”７回だからね！絶対忘れない！”と恨み節を言っていたが、無視して山頂ベンチでコーヒータイムです。 数種類のおやつの全種類に手を付け、最後に”カップ麺は？”って（笑） さすが痩せモードに入ってるつもりの人は違うわ。 下山時に滑る～、怖ーい、とすごく遅かったので、秘密兵器のチェーンスパイクを履かせる。 すると急な下り坂を普通に下りて行く。全然滑んなーい。と上機嫌。 さらにこの木は樹齢150年ぐらい。こっちは100年ぐらいかな？などと周りの木の樹齢当てクイズを始める余裕。 自分は必死に滑りながら降りているというのに、余裕を見せつられる。 ちょっと進んでは振り返る。を繰り返すので、なんでいちいち振り返るの？と聞いたら”待ってあげてるでしょ”だと。 しまいには、片足分貸してあげるか？って言い出す。 はっ？それオレんだから！オレが貸してる側だわ！ で、なんとか無事下山しました。 友人は300g減で納得いかない顔してました。