静かなる物語山。(群馬県)

群百も折り返し。 先日、鍬柄岳から見えた双耳峰の山、　物語山。　 次回はあそこかな。って思ったらなかなか頭から離れない。 それまで双耳峰とは知らず、行く末いつか登る日が来るだろうと山欲が湧くのを待っていた山。CTも中途半端で、荒船の帰りにおかわり登山としても良い山かもしれない。その日も荒船山の帰りに寄った方とすれ違った。今日は朝少し野暮用を済ませてから下仁田に。 さほど難しい山ではない。これといって眺望があるとか楽しいルートとかあれば良いのだが、登山口駐車場からスタートするやいなや、沢沿いの林道を1時間ほどあがる。(もちろん一般車通行禁止) 途中から荒れた林道になり、ジムニーでも少し厳しめな道になる。沢の両脇には西上州ならではの岩肌が露出して終わりかけの紅葉と相まって目を楽しませる。 やがて林道から植林帯を縫う急登に取り付く。危険ではないが、落ち葉が厚いので下山は気をつけたい。 やがて西峰と東峰の分岐に着く。ちょうど先行者がザックをデポして西峰から下ってきた。私も真似してデポ。しかし新しいザック。熊やタヌキが新しいザックを見たらここぞとばかりにテイクアウトされるか？… 一瞬歩き出してそんな事をよぎるが、奴らは新しい古いなんてわからないだろう。 と空身で西峰に。西峰に物語山の山名版もあり眺望も良い。東峰でお昼ご飯にするつもりできたから、サクサクと写真を取り戻る。 反対側の東峰に。しかし東峰は木々に囲まれて眺望はあまり良くない。ゆっくりはできるがランチには向かない。(西峰でのランチをお勧めします。) わざわざ西峰に戻るのもめんどくさいので、東峰のおとなりの名もないピークで軽くおにぎりを食べ下山。 山頂は本当に静かで今日もゆっくり山を楽しめた。