落葉の尾根道を行く~経読岳から犬ヶ岳を縦走~

2021.11.14(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:14

距離

15.3km

のぼり

1366m

くだり

1369m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 14
休憩時間
1 時間 2
距離
15.3 km
のぼり / くだり
1366 / 1369 m
1
1 58
53
6
14
11
2
10
9
1 45
1

活動詳細

すべて見る

本日は大分県と福岡県の県境の山、犬ヶ岳です。 紅葉の時期は少々過ぎていましたが、経読岳と合わせて大分百山を二座登ってしまいます。 スタートはウグイス谷の犬ヶ岳登山口からです。もっとも一般的な登山口ですね。 大きな駐車場に新しいトイレ(電気が来ている!)まであり、非常に立派です。ありがたいですね。 この時点で天気は曇り、ぽつぽつ雨という感じですが、天気予報では午後から晴れそうなのでそれに期待です。 なので景色の良さそうな犬ヶ岳~一ノ岳を後半に回すために、登りはウグイス谷ルートを使います。 前半は荒れてはいるものの林道です。最後の砂防ダムを過ぎれば普通の登山道となります。 終始谷筋を登り、最後は急登をへて経読林道に出ます。 笈吊峠に出るにはここを右に行くところですが、今回は林道を左に進み、経読岳と茶臼山の鞍部まで林道を使うことにします。 アップダウンのほとんどない林道は非常に歩きやすく、最近舗装されたばかりのようです。 周辺の紅葉も綺麗です。経読岳の近くまで来たら、右に曲がり荒れた林道を進みます。 経読岳と茶臼山の鞍部は新大分百山によれば黒仁田峠という名前のようです。 黒仁田峠で経読岳~犬ヶ岳に続く縦走路の九州自然歩道と合流。ベンチや案内看板もあり、休憩するのに良い場所です。 黒仁田峠から経読岳へ九州自然歩道を進みます。最初は広くて歩きやすい道ですが、経読岳まで700mのところで 巨大な岩がそそり立っており、これを巻くためにいきなり道が悪くなります。 巻いて降って登って、かなり道は狭くなりますがさすがは九州自然歩道で、階段などはちゃんと設置されています。 ほどなく経読岳に到着。お地蔵様や、少し先にベンチがあります。事前情報通り展望はほとんどないですが、小屋ヶ岳の綺麗な三角が見えますね。 黒仁田峠まで戻り、改めて九州自然歩道を犬ヶ岳へ向かいます。 紅葉は終わりかけですが、道の上に降り積もった落葉が美しいです。 小屋ヶ岳への分岐がありますが、今日は長く歩く予定なので小屋ヶ岳はパスします。 971mピーク(地蔵岳?)を過ぎ、正面に茶臼山が見えてきます。登山道通りに進んでいたら山を巻き始めたので、急遽頂上に向かって直登しました。 茶臼山山頂は九州自然歩道から外れているのでベンチなどはありません。景色は少し笈吊峠方面に降りた場所でかなり開けています。 茶臼山から先はシャクナゲが増え始め、急登を駆け下りると笈吊峠です。 経読岳へは笈吊峠~経読岳をピストンするより林道経由のほうが楽ですね。 笈吊峠は鎖場で有名なところです。雨が降って濡れている上にコケも生えていて、とてもよく滑ります。 ただ昨日国東の田原山に登ったので、鎖はそれほど怖くはないです。 今回は一の鎖で登りましたが、それでも下りには使いたくないですね。ちゃんと迂回路もあります。 笈吊峠から先はシャクナゲだらけです。また落葉は色あせ始めていましたね。笈吊峠までは鮮やかだったのですが。 犬ヶ岳直前にはまた急登があります。登り切れば犬ヶ岳山頂! 展望台を兼ねた避難小屋がありますが、木々に囲まれており展望はあまりありません。 丁度雲が多くなり、風も吹き付けて寒かったですね。 ここで恒例のカップラーメンタイムです。晴れて風が無ければお昼寝もしたいところですが、体が冷えないうちに先に進むことにします。 少し降りて登って二ノ岳。ある程度の展望はありますが大絶景というほどでもありません。 やや大きく降りれば大竿峠。ここから登山口まで恐ヶ渕コースで降りることが出来ますが、ここはスルーして一ノ岳へ。 大竿峠から登り返せば一ノ岳に到着です。絶景のはずなのですが、曇りの上に白く霞んであまり景色はよくありません。 一ノ岳からの下りは普通ピストンで大竿峠に戻るのですが、以前一ノ岳から求菩提山に縦走したとき、 縦走路の落葉が綺麗だったので、あえて求菩提方向に降りていくことにします。 ナラかミズナラかわかりませんが、道の両脇に並木のように並び、登山道には10センチ近く落葉が降り積もっています。 うん、記憶通りですね。丁度晴れてきて、とても楽しく歩けました。 経読林道に出たらこれを右に曲がり、恐ヶ渕コースに向かいます。 このまま求菩提山に縦走しても良かったのですが、実は造林地帯に入ってからの求菩提山は面白くなくて嫌なんですよ。 恐ヶ渕へは谷沿いにかなりの急登を降ります。何度も徒渉があり、特に鎖だけを頼りに川を越えるところは非常に危険でしたね。 つるつるで良く滑る上に、濡れて、コケが生えて、落葉まで積もっていて、危険度マックスです。 随分長いこと急坂を下り続けます。ウグイス谷ルートと比べて降りる距離が長すぎないか? と思ったのですが 後で調べてみると標高が200m近く違っていました。長いわけです。 天気がどんどん回復してきて、谷間の紅葉がとても綺麗でした。犬ヶ岳~一ノ岳で晴れてくれたらもっと良かったのですが。 川沿いから離れると今度はゴロゴロの作業道で、これまた歩きにくいです。 駐車場まで700mの看板の辺りで林道になり、ようやく歩くのが楽になります。 ようやく登山口に到着! 経読岳から一ノ岳まで九州自然歩道をよく歩きました! この区間の九州自然歩道は良く整備されていますね。 時間的に余裕があったので小屋ヶ岳にもよって良かったかも知れません。 全体的に紅葉は終わりかけで、楽しみは落葉の降り積もる尾根道歩きですね。特に黒仁田峠から笈吊峠にかけては歩いていて楽しかったです。 大分百山 64、65/100

犬ヶ岳・求菩提山 犬ヶ岳駐車場です。朝8時で10台ほど止まっていました。
犬ヶ岳駐車場です。朝8時で10台ほど止まっていました。
犬ヶ岳・求菩提山 電気の来ている立派なトイレです! 大分の山だとこんな立派なトイレはないですね。
電気の来ている立派なトイレです! 大分の山だとこんな立派なトイレはないですね。
犬ヶ岳・求菩提山 駐車場からすぐに分岐です。左がウグイス谷ルート、右が恐ヶ渕ルートです。
駐車場からすぐに分岐です。左がウグイス谷ルート、右が恐ヶ渕ルートです。
犬ヶ岳・求菩提山 最初は歩きやすい林道です。
最初は歩きやすい林道です。
犬ヶ岳・求菩提山 橋を渡ります。
橋を渡ります。
犬ヶ岳・求菩提山 ここで林道は終わり、登山道が始まります。
ここで林道は終わり、登山道が始まります。
犬ヶ岳・求菩提山 炭焼きの跡でしょうか? 怖くて覗けなかったです。
炭焼きの跡でしょうか? 怖くて覗けなかったです。
犬ヶ岳・求菩提山 林道に近くなるほどに急登になりますが、それほど辛くないです。
林道に近くなるほどに急登になりますが、それほど辛くないです。
犬ヶ岳・求菩提山 林道に出ました。笈吊峠なら右ですが、今回は経読岳近くまで林道歩きをするので左に進みます。
林道に出ました。笈吊峠なら右ですが、今回は経読岳近くまで林道歩きをするので左に進みます。
犬ヶ岳・求菩提山 林道回りは綺麗に紅葉していました。またつい最近舗装された場所がありますね。
林道回りは綺麗に紅葉していました。またつい最近舗装された場所がありますね。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳近くで分岐し、登って行きます。
経読岳近くで分岐し、登って行きます。
犬ヶ岳・求菩提山 舗装されていないですが、そこそこ歩きやすいです。
舗装されていないですが、そこそこ歩きやすいです。
犬ヶ岳・求菩提山 黒仁田峠に到着! ここで九州自然歩道と合流します。
黒仁田峠に到着! ここで九州自然歩道と合流します。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳方向に進むと尾根沿いにミズナラの林、足元はサクサクの落葉で、とても爽快です。
経読岳方向に進むと尾根沿いにミズナラの林、足元はサクサクの落葉で、とても爽快です。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳まで700mのところで巨石にぶつかり左に巻いて行きます。ここから道が悪くなります。
経読岳まで700mのところで巨石にぶつかり左に巻いて行きます。ここから道が悪くなります。
犬ヶ岳・求菩提山 大岩を巻いた後は再び歩きやすい尾根歩きです。もうすぐ山頂ですね。
大岩を巻いた後は再び歩きやすい尾根歩きです。もうすぐ山頂ですね。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳山頂に到着! 両界山経読堂というお堂があったのでしょう。経読岳の名前の由来ですね。
経読岳山頂に到着! 両界山経読堂というお堂があったのでしょう。経読岳の名前の由来ですね。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳山頂のベンチでちょっと栄養補給。
経読岳山頂のベンチでちょっと栄養補給。
犬ヶ岳・求菩提山 経読岳から黒仁田峠に戻る途中、展望の良い場所から。これから進む道がはっきりわかりますね。正面に茶臼山、右奥に犬ヶ岳。
経読岳から黒仁田峠に戻る途中、展望の良い場所から。これから進む道がはっきりわかりますね。正面に茶臼山、右奥に犬ヶ岳。
犬ヶ岳・求菩提山 黒仁田峠を過ぎて笈吊峠に向かう途中、なにかの残骸が。よく見れば便器が割れています。すなわちこれはトイレの跡です。
黒仁田峠を過ぎて笈吊峠に向かう途中、なにかの残骸が。よく見れば便器が割れています。すなわちこれはトイレの跡です。
犬ヶ岳・求菩提山 紅葉もたまにありますが、基本終わりかけですね。
紅葉もたまにありますが、基本終わりかけですね。
犬ヶ岳・求菩提山 このすぐ先に露岩があり、展望があります。
このすぐ先に露岩があり、展望があります。
犬ヶ岳・求菩提山 色鮮やかな落葉の小道。
色鮮やかな落葉の小道。
犬ヶ岳・求菩提山 うっかり巻いてしまうところでした。急登を登り詰めて茶臼山。
うっかり巻いてしまうところでした。急登を登り詰めて茶臼山。
犬ヶ岳・求菩提山 山頂から少し下ったところの眺めが良かったです。笈吊岩がむき出しになっていますね。その奥に犬ヶ岳、二ノ岳、一ノ岳。
山頂から少し下ったところの眺めが良かったです。笈吊岩がむき出しになっていますね。その奥に犬ヶ岳、二ノ岳、一ノ岳。
犬ヶ岳・求菩提山 笈吊峠に到着! ここでストックをしまい込んで登攀準備です。
笈吊峠に到着! ここでストックをしまい込んで登攀準備です。
犬ヶ岳・求菩提山 一ノ鎖。角度も急ながら、足をかける場所がほとんどなくてきつかった!下りには使いたくないですね。
一ノ鎖。角度も急ながら、足をかける場所がほとんどなくてきつかった!下りには使いたくないですね。
犬ヶ岳・求菩提山 笈吊峠からはシャクナゲだらけです。
笈吊峠からはシャクナゲだらけです。
犬ヶ岳・求菩提山 登山道にシャクナゲが進出してきて歩きにくいです。
登山道にシャクナゲが進出してきて歩きにくいです。
犬ヶ岳・求菩提山 犬ヶ岳山頂に到着! 展望は悪く、木々の間から少し見える程度です。
犬ヶ岳山頂に到着! 展望は悪く、木々の間から少し見える程度です。
犬ヶ岳・求菩提山 恒例のカップラーメンタイム! 風が出て寒くなってきました。
恒例のカップラーメンタイム! 風が出て寒くなってきました。
犬ヶ岳・求菩提山 標識は無かったですが、ここが二ノ岳。
標識は無かったですが、ここが二ノ岳。
犬ヶ岳・求菩提山 大竿峠に到着。ここから恐ヶ渕ルートに降りられますが、ここは直進です。
大竿峠に到着。ここから恐ヶ渕ルートに降りられますが、ここは直進です。
犬ヶ岳・求菩提山 一ノ岳までは急登はないですが、結構長い登りです。
一ノ岳までは急登はないですが、結構長い登りです。
犬ヶ岳・求菩提山 ストックに落葉が層をなして刺さっていました!
ストックに落葉が層をなして刺さっていました!
犬ヶ岳・求菩提山 一ノ岳到着!
一ノ岳到着!
犬ヶ岳・求菩提山 うーん、雲と霞みで英彦山方面は綺麗に見えません。
うーん、雲と霞みで英彦山方面は綺麗に見えません。
犬ヶ岳・求菩提山 大竿峠に戻らずに、求菩提山方向に降りていきます。
大竿峠に戻らずに、求菩提山方向に降りていきます。
犬ヶ岳・求菩提山 お日様が出ました! そしてナラかミズナラの並木道とふかふかの落葉。素晴らしいですね。
お日様が出ました! そしてナラかミズナラの並木道とふかふかの落葉。素晴らしいですね。
犬ヶ岳・求菩提山 経読林道に出ました。ここで方向を変え、ウグイス谷方面に。
経読林道に出ました。ここで方向を変え、ウグイス谷方面に。
犬ヶ岳・求菩提山 標高が下がってきたので、紅葉がまだ残っています。
標高が下がってきたので、紅葉がまだ残っています。
犬ヶ岳・求菩提山 恐ヶ渕ルートの入り口。林道を離れて急坂を降っていきます。
恐ヶ渕ルートの入り口。林道を離れて急坂を降っていきます。
犬ヶ岳・求菩提山 川沿いには鮮やかな紅葉が。
川沿いには鮮やかな紅葉が。
犬ヶ岳・求菩提山 危険な鎖場が何度もあります。
危険な鎖場が何度もあります。
犬ヶ岳・求菩提山 下山を始めてから晴れてもちょっと遅いんですよね。
下山を始めてから晴れてもちょっと遅いんですよね。
犬ヶ岳・求菩提山 もっとも危険な徒渉箇所。滑りやすい岩がいっぱいです。
もっとも危険な徒渉箇所。滑りやすい岩がいっぱいです。
犬ヶ岳・求菩提山 と、思ったら立派な橋もあります。
と、思ったら立派な橋もあります。
犬ヶ岳・求菩提山 恐ヶ渕に到着。
恐ヶ渕に到着。
犬ヶ岳・求菩提山 うん、滝ですね。
うん、滝ですね。
犬ヶ岳・求菩提山 川沿いから造成林の中へ。作業道ですが非常に歩きにくいです。
川沿いから造成林の中へ。作業道ですが非常に歩きにくいです。
犬ヶ岳・求菩提山 駐車場まで800mのところで、ようやく林道に出ました。あとは舗装路歩きです。ウグイス谷ルートより明らかにきついルートです。
駐車場まで800mのところで、ようやく林道に出ました。あとは舗装路歩きです。ウグイス谷ルートより明らかにきついルートです。
犬ヶ岳・求菩提山 登山口近く、橋の上から綺麗な紅葉。
登山口近く、橋の上から綺麗な紅葉。
犬ヶ岳・求菩提山 駐車場に戻ってきました! 意外に早く戻れてよかったです。
駐車場に戻ってきました! 意外に早く戻れてよかったです。
犬ヶ岳・求菩提山 看板に載っていた可愛らしいからす天狗は「くぼてん」ですが、こちらのなんとも味の有るからす天狗には名前があるのでしょうか。
看板に載っていた可愛らしいからす天狗は「くぼてん」ですが、こちらのなんとも味の有るからす天狗には名前があるのでしょうか。
犬ヶ岳・求菩提山 森の学校の大きな椅子に寄って行きます。うーん、これは大きい。しかも登れます。アタゴオルという漫画に「らべイス」という大きな椅子が出てくるのですが、丁度こんな感じです。
森の学校の大きな椅子に寄って行きます。うーん、これは大きい。しかも登れます。アタゴオルという漫画に「らべイス」という大きな椅子が出てくるのですが、丁度こんな感じです。
犬ヶ岳・求菩提山 大きな椅子からは雁俣山から求菩提山までの連なりが一望出来ます。今日歩いたところが全部見えますね!
大きな椅子からは雁俣山から求菩提山までの連なりが一望出来ます。今日歩いたところが全部見えますね!

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