閉山間際の奥穂高岳 撤退山行記

2021.11.13(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

21:23

距離

34.6km

上り

2237m

下り

2236m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 58
休憩時間
22
距離
15.9 km
上り / 下り
1230 / 371 m
DAY 2
合計時間
14 時間 24
休憩時間
4 時間 25
距離
18.5 km
上り / 下り
1007 / 1861 m

活動詳細

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閉山間際の奥穂高岳を目指す2日間のログ。 前日までの降雪で入山者は少ないだろうが 最後の最後に真っ白な穂高が見たかった。 (最後の週末だし物好きのトレースを内心期待した) 有難い事に涸沢までトレースは横尾前泊の先行者様が付けていてくれたがやはり雪道、夏のCTからは落ちてくる。 涸沢小屋到着の時点で13時前、初日に穂高岳山荘まで上がりたかったがザイテン取り付きで撤退してきた先行者の話を聞き当日中は無理と判断した。 (トレース有難う御座いました) この日は涸沢避難小屋を利用させて頂いた。 知り合いパーティが偶然先行しており2パーティで貸切、テン場には3張程だった。 小屋の窓から前穂東陵を眺めながらコーヒーをいれたりジャズを聞きながらゆったりと過ごした。 この日は18時頃早々に就寝、23時半起床 翌0時半よりザイテンを駆け上がる。 前日の偵察によりザイテンへの雪付きがそこまでだった為小豆沢ではなく夏道を登ることにする。 取り付きまでは夏道をショートカットし直登するものの雪が薄く岩に引っ掛けたり踏み抜いたりと見た目以上にストレスを感じた。 ザイテンへ取り付いてからも雪も薄く岩が出てる箇所も多いため途中まではチェーンスパイク、半分程進むとややアイスバーンが点在していた為12爪アイゼンへ履き替えた。 鎖、ハシゴともにまだ埋もれていなかった。 基本は雪岩ミックス、傾斜の緩い箇所は太もも辺りのラッセルとなったが5人パーティの為登攀速度はそこそこ、山荘手前のトラバースも膝辺りの新雪で比較的安心して進むことが出来た。 結局4時間かけて穂高岳山荘へたどり着いた。 しかし爆風が吹き荒れ次第にガスの中へ。 奥穂取り付きの吹き溜まりにも登攀を阻まれる。 すぐさま冬季小屋へ避難するも室温-9℃… 結局2時間待機したものの日の出は見られず撤退。 小豆沢の新雪も弱層は無さそうで安定していた。 下降途中ガスが薄くなり真っ白な涸沢カールと前穂、そして常念方面の景色にしびれた。 途中シリセードをしたりカメラを出したりとまもなく長い冬に閉ざされる穂高を楽しむことができた。 小屋まで降りてくるとガスは晴れ穂高ブルー。 冬の穂高はそんなに甘くなかった。 が、ノートレースのザイテンを登りきり山荘まで行けたこと、ミックスでの登攀能力やルーファイ能力向上にもなり能力知識共に成長を感じた山行だった。 また来年、 次こそは初冬穂高の稜線を独り占め出来ることを。

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