活動データ
タイム
04:22
距離
5.8km
のぼり
568m
くだり
567m
活動詳細
すべて見る今回も第1候補は扇ノ山だったんですけど…どうにもこうにもこの季節に日本海側はスッキリしませんね。 予報では雨が降ることは無さそうですが、見晴らし予報が×××…(~_~;)せめて△△△…なら行ってみようかなとも思うんですが…なかなか難しいです。。。 というわけで今年もあと1ヶ月半となり、「今年登りたい山リスト」の山数も少なくなってきた中、一番条件が良さそうだった錫杖ヶ岳をピックアップしてみました!(^^) 去年の春、1回目の緊急事態宣言が発令される直前に経ヶ岳を訪れたんですが、その時に錫杖ヶ岳を見たんですね。 湖畔に咲き誇る満開の桜…その湖の奥にキレイな三角形の鋭峰が美しい姿を見せていました。それが錫杖ヶ岳だったんです。「錫杖ヶ岳かぁ、カッコえーなー…いつか登らなきゃなぁ…」そう思ってからおよそ1年半…温存していた低山の切り札に、いよいよ登ってみようと思います! 錫杖ヶ岳は三重県津市と亀山市にまたがる山で、布引山地の北端に位置します。安濃ダムによる人工湖、錫杖湖の湖畔にあり、なだらかな周囲の山々の中で一際目立つ鋭鋒はとても美しい。昔は雨乞の山として、信仰を集めていたようです。 なんだかんだで3回連続三重県の山!もう三重県在住かと思われるほど三重県の山ばかり登ってます(^^)間違わないでください。大阪府民ですからねー☆ 14日の亀山市の日の出時刻は6:27。6:20に到着する予定で自宅を出発したんですが、なんと5:30に到着!当然真っ暗っ!(>_<)近くのコンビニで時間を潰して、6:20に駐車地に到着。もちろん一番乗り(^^) 駐車地は県道42号線沿い、ふれあい公園から700m先の開けたスペースです。 今日のルートは東登山口から錫杖ヶ岳へ。時間と体力に余裕があれば、途中で小雀の頭に立ち寄ります。下山は柚之木峠経由で県道まで下りる周回コースです。途中、柚之木の頭による予定。 準備をして6:40に出発。 橋を渡り右に進みむこと数分で東登山口です。登山口からおよそ20分はよく整備された林道のような道を緩やかに上って行くような感じ。小さな沢の沢沿いを、何度か沢を渡りながら進んで行きます。 2番の標示から本格的な登山道になります。ここから先は上れば上るほどどんどん斜面はキツくなってくる。 錫杖ヶ岳は裾野が広く山頂部が尖っています。遠くから眺めると本当に美しい山なんですが、当然登れば厳しいです。 これでもかと急登が続きますが、錫杖ヶ岳は小さな山。距離も短いのでひと頑張りで登り切れる。それに傾斜はキツくても、木の根や岩、石の段差が程よくて、比較的登りやすい急斜面かと思います。 2番の標示からおよそ35分で稜線に乗りました。 左に進めば山頂。右に進めば小雀の頭のピークです。時間的にも体力的にも余裕があるので小雀の頭に寄ろうかと思ったんですが…ルートを遮るように細い木がバッテンに組んである。あきらかに人工的に作られたバツ印…これは行っちゃいけないんだろーな… 特に立入禁止などと表示されているわけではありませんが、崩落か何か…?おそらく危険なので行くなということかと思われます。 ここは粛々と山頂に向かいましょう!こう見えてルールは守るタイプです(^-^) 小雀の頭は諦めて山頂に向かいますが、稜線に乗ったら乗ったでさらに斜面は厳しさを増してくる。 稜線に乗ってからおよそ30分で、頂上直下の展望東屋に到着。景色がいいです!*\(^o^)/* 眼下に錫杖湖。朝日を浴びてキラキラ輝いています。その先、ずっと奥には海が見えます。またまた伊勢湾(^_^;) 南隣には安濃川の谷を挟んで経ヶ峰。雄大な眺めです☆ 東屋から山頂へはほんの数分。最後は花崗岩の岩壁の鎖場ですが、三点支持の技術さえあれば鎖に頼らなくてもクライミングで容易に登れます。 出発してからおよそ1時間35分、錫杖ヶ岳に到着です*\(^o^)/* 広場とは呼べないほど狭い岩場の山頂。おそらく10人も人が集まったら肩を触れ合うほど…ただこれがめっちゃ雰囲気のあるいい山頂なんですよ! 錫杖ヶ岳は尖峰です。頂上部が尖っている。だから狭いんですけど…頂上の周囲は360度急な斜面…これが山のテッペン感を助長するんですね(^^) 登り詰めた山のテッペン、先っちょ、先端…まさに山のテッペンに立っているという感覚をもろに感じられる山頂です。小さな山ですが、達成感は抜群です! そして当然ですが大絶景!360度遮るもののない雄大なパノラマ展望。素晴らしいです! 北には鈴鹿山脈…綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳が並んで見えます。その手前には仙ヶ岳、野登山。さらにその手前には南鈴鹿の山並み。 東を向けば亀山の街並みかな?そして眼下に錫杖湖。その奥には伊勢湾。南には経ヶ岳。その西奥には青山高原の風車群が望めます。 いやー、これはスゴイ!また好きな山頂が増えました!(^^) たっぷり山頂を堪能した後、直下の東屋に移動して朝ごはん休憩にします。今日はピクニックメニュー(^^) いつも通りにゆっくり休憩して下山開始。まずは柚之木峠を目指します。 当然山頂付近は岩場の急斜面。連続鎖場です。下りは不安定なので鎖の力も借りながら慎重に下って行きましょう。この後もしばらく急坂下りは続きますが、一通り下りきった後はのんびりとした気持ちのいい稜線下りが続きます。 下山開始からおよそ35分で柚之木峠に到着。すぐ近くに柚之木の頭のピークがあるので寄って行きましょう。 ところが!目の前に立ちはだかる壁のような急斜面!踏み跡は薄いし、地面が緩くてよく滑る。途中に巻道の標示があったので巻道を利用したんですが、全然道じゃない!(>_<)急斜面を無理矢理トラバースしてるだけ。ピークを裏側まで回り込むのですが、最終的にはとんでもない急坂を登り詰める必要がある。直登すればよかった… たどり着いた山頂は木々に囲まれて展望もナシ…(ー ー;) ちょっと悩む…登って10分、下って10分ですが、危険なリスクを背負ってまで登らなきゃならないピークだったのか…? 正直ピークハントに拘りがないのであれば、無理してまで登る必要もないかと思います。 柚之木峠まで戻って下山再開。 峠から下には、もう急斜面はありません。緩やかに下って行くだけ。ただなんでしょう…なんかうら寂しい道ですね。放置された…いや放棄された道のような印象。 薄いですが踏み跡もありますし、所々にマーカーもあるので迷うようなことはありません。 やがて道は沢沿いとなり、何度か沢を渡りながらいよいよフィニッシュ。 地図によると最後は安濃川に突き当たり、川を渡って対岸の車道を戻ることになっています。 柚之木峠からおよそ35分、道標通りに進んで予定通り安濃川の河原に出る。ところが、ここから先に道がない!(ー ー;) 道もなければ橋もない。道標も何も無い…対岸に車道のガードレールが見えますが、その辺りにも標識も何も無い。 一応安濃川は二級河川です。川幅も広い。増水したらとても歩いて渡れるような川ではありません。 はてさてどーしたものか?地図上の登山口マークと今いる位置にズレはない…仕方ない、渡るか… 今日は比較的水量が少ないので、なんとか安全に渡れそうな場所を探して、慎重に川を渡る。 車道は川面からかなり高い位置にあるので、もう道でもなんでもない急な斜面を無理矢理上って車道に出る。 とりあえず何か標識がないかと周辺を調べてみたんですが、やっぱり何もありません。 私は下ってきたのでなんとかなりましたけど、もしここから山に入ろうと思っても、どこから川に降りるのか、どこで川を渡るのか、それどころか登山道の入り口すらわからないでしょう。登山口探しだけで30分くらいかかりそうです。正解がわかりません…(~_~;) どなたか正解をご存知の方、教えてください! フィニッシュのモヤモヤを引きずりながら、あとはのんびりと車道歩き。 豪邸の庭先で行われているBBQを横目で眺め、川遊びの子供たちのはしゃぐ声を聞きながら、ぼんやりと歩きます。錫杖ヶ岳の頭が見えています。本当に暖かくて穏やかで過ごしやすい(^^) 登山口?からおよそ20分、11:05無事に駐車地に戻ってきました*\(^o^)/* 車が増えています。人気の山ですねー。ふれあい公園の駐車場もほぼ満車状態。観光客の方も多いです。錫杖湖はキレイだし、紅葉も見頃。周辺には寺社や観光施設や店舗などもありますから。ただブラブラするだけでも気持ちが癒されるいい場所ですよー☆ さてさて錫杖ヶ岳ですが… キレイな、言うなれば富士山形の山なので、登り出しは穏やかで、登れば登るほどどんどん傾斜はキツくなる。小さな山なので距離も短いし、時間もそれほどかかりませんが、厳しい山を登っている実感は充分感じることができます。 そしてたどり着いた山頂がまた素晴らしい!絶景は期待以上。狭い山頂ですが…いや、狭い山頂だからこそ登り詰めた感と言いますか、「テッペン、獲ったぞー!」みたいな達成感を感じることができます。よーく考えると、それほど疲れてもないんですけどね(^_^;) ビギナーの方や経験の浅い方のトレーニングにはうってつけの山かもしれません。距離も時間も程々だし、登山道は急登、階段、岩場上り、ロープ場や鎖場とバリエーション豊か。そして山頂からの大絶景!満足感や達成感も充分。山登りの面白さを満喫できる山だと思います。 春は錫杖湖の桜も美しいし…これは地元の方に聞いたんですが、山桜も多いらしいので、春は春で楽しめそうですね。また春にも訪れたいな☆
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