三徳山・投入堂-2021-11-13

2021.11.13(土) 日帰り

活動データ

タイム

02:13

距離

2.5km

のぼり

330m

くだり

324m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 13
休憩時間
43
距離
2.5 km
のぼり / くだり
330 / 324 m
5
1 18
40

活動詳細

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投入堂(なげいれどう)は三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)の奥の院である。断崖の隙間、よくもまぁこんなところにお堂を建てたな、という場所に建てられている。お堂自体は水平であるが、それを支える屋台骨、柱は断崖の岩の上に穿たれた窪みから立ち上がっている訳であるから、1本1本の長さはまちまちだ。見つめていると、よくもまぁ、という言葉が何度も出てくる。もはや建てられているのか浮かんでいるのか、それさえも分からなくなってくる。役行者が法力で投げ入れたから投入堂というらしい。 6:00にJR三ノ宮駅南側ロータリーでMワさんと合流。車は一路、三徳山を目指す。鳥取県三朝町(みささちょう)。三朝温泉も有名だ。運転をMワさんと交代しながら、9:40に投入堂の登山口近くの観音院駐車場に到着。少し歩いたところにある、正面階段から登り始める。参拝者受付案内所で400円を払う。ストックは木の根を痛めるので使用禁止。ひと登りで三佛寺本堂裏にある登山参拝事務所へ。ここで更に1200円を支払う。輪袈裟(わげさ)を借りて首にかける。ストックは預ける。修験道の山であり、木の根や岩、鎖を両手両足で掴んで踏ん張って登らなければならない。アドベンチャー要素満載である。また、事故リスクを減らすために1人での入山は許されない。必ず2人以上で入らなければならない。 いきなりの急登である。険しい道をよじ登っていく。下山者とかち合わないように、登り専用、下り専用で道が分けられている。我らだけでなく他の参拝者も、集中して真剣な様子だ。かずら坂、くさり坂をよじ登ると文殊堂だ。ここで靴を脱いでお堂を囲む廊下をひと回りできる。眼下、遥か下には紅葉の森。足がすくむ。お堂を一周して靴を履き更に上へ、地蔵堂を経て鐘楼堂へ。ここでは鐘を撞くことができる。ゴ〜〜〜ン、この音が心地よいのは日本人だからだろうか。 納経堂を越えると観音堂だ。お堂の裏は狭く暗くなっており、この道は胎内巡りと呼ばれている。母の胎内から産道を通り抜けて外の世界へ。生まれ変わりの道である。ここを過ぎると、ついに拝むことができた!クライマックスの投入堂である。たくさんの人が登ってくる。一つ前のグループからはフランス語が聞こえる。少し後ろのパーティからは中国語が。コロナがやや沈静化したことで、少しずつ旅行客が戻ってきているのかもしれない。 投入堂を見上げて暫く佇む。この山中は全て神域となっており、飲み食い厳禁。小休止の後、下山開始。11:50頃に駐車場に戻って来た。車に乗って、さぁて、昼ごはんが食べられる場所を探そう。今日はまだまだこれからである。

メンバー

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