活動データ
タイム
04:55
距離
8.2km
のぼり
1082m
くだり
1080m
活動詳細
すべて見る由布岳にいつ登ろうかとずっと迷っていましたが、紅葉と天気のいい今日、ようやく登ってきました。 正面登山口から登り、日向岳に回り、東登山道から東峰、お鉢巡りで西峰、南登山道を下山中に飯盛ヶ城を経由します。 日向岳自然観察路の紅葉、南と東の登山道、東峰と西峰、寄生火山である日向岳、飯盛ヶ城を一気に楽しもうというモリモリのルートです。 鶴見岳に雲がかかっていたのでちょっと心配でしたが、由布岳は雲一つない晴天でした。 無料駐車場はとっくに埋まっていたので有料駐車場へ。無料駐車場も狭いわけではないんですが やはり由布岳は人が多いですね。鶴見岳なんかはいつ行っても空いてるんですが。 正面登山口からなだらかな草原を登って行き、樹林帯に到着。ここで日向岳方向に向かう日向岳自然観察路に進みます。 山腹の紅葉は今が盛りで、そのまっただ中をずっと歩くルートです。赤テープが多いので迷うことはないです。 ここの紅葉がまたいいですね。赤や黄色の葉が青空に生えて、すごく綺麗です。紅葉は晴天の日に限りますね。 大きな岩もゴロゴロしていますが、そこまで登りにくくはないです。ゆるゆると登って行き、谷を降って日向岳の分岐点へ。 落葉の絨毯が綺麗です。こちらからだと日向岳への傾斜は緩く、意外と簡単に登頂できますね。 日向岳の山頂にはミヤマキリシマが少し咲いていました。展望はないですが、木々の間から鶴見岳が見えます。 別ルートで降りて日向岳と由布岳の鞍部、日向越えへ。ここからが由布岳登山の本番ですね。 日向越えを過ぎると、紅葉はもう終わっていて、葉の落ちた木々の間をジグザグに登って行きます。 ルートを見ると等高線に垂直に真っ直ぐ登っているようですが、実際は小刻みに左右に折れながら登っているので そこまできつくはありません。 が、樹林帯を過ぎて岩場に入ると、ロープや鎖場が増え直登になります。ここからがきついですね。 急登を登って行くと鶴見岳側への展望が開けてきます。東の鶴見岳や南の倉木山、大分市街地上空なんかは雲の中で、なぜか由布岳だけは綺麗に晴れていました。 垂直に近い壁を登る場所もあり、お鉢巡りルートに合流するまでは相当の難所ですね。 急登を登り詰めるとお鉢巡りルートに出ます。お鉢巡りする予定ですが、そうすると東峰を通過しないので 先に東峰に登っておきます。山頂手前は地震で崩れていて、岩の隙間が空いていて結構怖いです。 山頂からは360度の大絶景。遠くまで見晴らせて素晴らしいですね。東から南にかけては雲が多く、雲海のように見えます。 ここまでほとんど人に会わなかったのですが、東峰山頂はさすがに人が多いですね。 東峰山頂から改めてお鉢巡りへ。かなりきついルートで、ロープが無いのが不思議なくらいの所も多かったです。 ゴジラの背びれのような尖った岩を登ったり、巻いたりして、ようやくお鉢の鞍部に到着。 ここは塚原ルートの登山道との合流地点でもあります。塚原ルートは登る人も少なく、私も登ったことはありません。 お鉢の鞍部から砂利でよく滑る急登を一気に登り、西峰に到着! お鉢は今回のルートとは逆に時計回りで回った方が安全ですね。 西峰も大絶景です。東峰から見えなかった西側の福万山方向がよく見えます。ここで一休みして昼食に。 西峰は鎖場があるということで、一般人からはやや忌避されているようで東峰ほど人は居ません。 確かに切り立った鎖場はあるのですが、ぶっちゃけ東登山道の急登のほうがきついので、この程度の鎖場なんて大したことないなぁと思ってしまいます。 あと先週登った黒岳に比べると、大抵の山が歩きやすいと思えるようになります。 雲が晴れてきたようで、遠くくじゅう連山や涌蓋山まではっきり見えますね。 西峰から岩場を降りてマタエへ。登りだとマタエの直前辺りがかなりきついのですが、下りだとすいすいと降りていけます。 ジグザグの登山道は夏場だと日陰がなくて厳しいところですが、今の季節だと歩いていて気持ち良いですね。 倉木山、くじゅう連山方向を見ながらどんどんと高度を下げていきます。 眼下に飯盛ヶ城が見えてきました。草原に覆われた、可愛い感じのする山です。 山腹の樹林帯に突入。再び紅葉を楽しめます。紅葉を楽しみながらだと、下山中も楽しいですね。 ほどなく合野越えに到着。ここは休憩できるベンチもありますが、さほど疲れてないのでそのまま飯盛ヶ城に向かいます。 少し下れば飯盛ヶ城と由布岳の鞍部に出ます。ここは由布院から登ってくる西登山口との合流地点です。 西登山道も登ったことがないんですよね。あちらは駐車場が無いのでどうも近寄りにくいです。 金鱗湖の辺りの駐車場を利用すればいけそうかな? 鞍部から一気に飯盛ヶ城山頂へ登ります。今回最後の登りなので頑張ります。 飯盛ヶ城の山頂もまた絶景です。北東には由布岳がどーんとそびえ立ち、それ以外の方向全てに開けています。 草原の山で遮るものがないので素晴らしい景色ですね。他の山でも山頂付近だけでも伐採してくればと思います。 飯盛ヶ城は正面登山口からだと40分ほどで登れ、迷うところもなく、景色も最高の素晴らしい山です。 登山初心者の方には伽藍岳と並んでお勧めしたいです。 飯盛ヶ城からは草原の中の道をずっと下っていきます。結構傾斜がきついです。 ジーンズの女性が2人登ってきていましたが、下りが大変そうでした。登りやすい山と言っても登山装備じゃないと厳しいですね。 カシワの疎林の中を降りていき、正面登山口に到着! 日向岳自然観察路の紅葉、東登山道の急登、ゴジラの背びれようなお鉢巡り、東峰西峰の絶景、飯盛ヶ城の癒やしと、最初から最後まで楽しめるよいルートでした。 天気も良く、空気も澄んでいて、風もなく、絶好の登山日和でもあり、大満足の山行となりました。 大分百山 62/100。
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