活動データ
タイム
07:55
距離
14.4km
のぼり
1954m
くだり
1958m
活動詳細
すべて見る今シーズンもテント泊に行かなかったなぁ。ところで、テント泊の魅力って、 ①下山や車の運転のことを考えずに酒飲んで早々に就寝 ②現実を離れたプライベートスペースの確保 ③平場では見られない朝の絶景 とかいろいろあるけど、③はテント泊しなくてもできるよね。よし、「山頂で朝を迎えよう!」「1か月前にガスられた鳳凰三山にリトライしよう!」・・・という流れです。 日の出時刻はグーグルさんによると6時15分頃。汗だくにならないペースで登って3時間。引き算して午前3時には登山開始だ!...ってことは午前2時には自宅を出発だ!...ってことは午前1時に起床だ!うわ~、寝る時間がない。この山行計画で最も困難なのが起きることでした。 コースは中道登ってドンドコ下るの一択。暗闇ハイクをするなら絶対中道です。中道は暗くてもルート明瞭だし、ドンドコは沢の流れがうるさくて獣に背後取られても気付けないし、暗闇の沢を渡るのも嫌なので。それに、中道は稜線に出たときの「北岳ド~ン!」がスゴイし。 麓から山を観察したり、皆さんのレコを参考にしたりして、トレランシューズ&チェーンスパイクで十分と判断しました。ただし、今回は山頂&稜線で長時間過ごすことが予想されるので、ウインドシェルを一枚余分に持って、冬用手袋とネックウォーマーをザックに入れての出発です。あと、テルモスに熱湯をぶち込んで、山頂でクラムチャウダーとコーヒーをすする作戦を追加しました。 結果は写真のとおり、最高で、ほぼ計画(予想)どおりの山行でした。それに、登山開始から稜線を経由して鳳凰小屋の手前まで、誰にも会わない静かな山行で、ひとりでニヤニヤしながら絶景を堪能しました。全然人がいないので、「あれっ、もしかして今日平日だったかな?」などと考えてしまいました。(ドンドコ沢の下りで登山者20人弱とすれ違いました。私の出発が早かっただけでした。) 【本日の装備】 ◎上衣=①網網の長袖インナー+②長袖速乾シャツ+③裏フリースのパーカ+④ペラペラのウインドシェル+⑤ペラペラのウインドシェル 登り始めは①+②+③でしたが、30分で暑くなり、③を脱ぎました。御座石で再び③を着て、山頂で④を着ました(風が冷たかったです)。稜線は④を着たまま歩き、鳳凰小屋で④を脱ぎ、五色滝で③も脱ぎました。私は寒さに強い体質です。予備の⑤は使用機会なし。 ◎下衣=①速乾ボクサーパンツ+②コンプレッションタイツ+③3シーズン用パンツ(やや厚手) ①はどうでもよかったですね。山頂はマイナス5~8度くらいだったと思いますが、脚の冷えは感じませんでした。(鈍感なだけかもしれません。) ◎頭=装備なし(ヘッドライトは使用) 耳が冷たかったので、登山開始から下山途中まで、ネックウォーマーを半分に折ってイヤーウォーマーにして使っていました。 ◎足=①サッカー用ソックス(滑り止め付)+②トレランシューズ(ショート丈)+③チェーンスパイク 夏山登山と同じシューズですが、今日くらいの天候、積雪なら全く問題ありませんでした。積雪は標高2000m以上くらいの日陰にあり、吹き溜まりで10cm程度でした。チェーンスパイクは観音岳から地蔵岳に向かうときに着用し、鳳凰小屋で外しました。(着用しなくても行けそうでしたが、せっかく刃を研いだので着用しました。) ◎手=春秋用の手袋(ザック内に冬用手袋) 稜線を歩く時だけ冬用に変えました。(風が強く指先が冷えたため) ◎水分=①麦茶600ml+②熱湯500ml+③栄養ジェル200ml 麦茶は下山時に三分の一残っていました(稜線上で少しシャーベットになりました)。熱湯はクラムチャウダーとコーヒーでほぼ使い切りました。栄養ジェルは御座石の休憩で一気飲みしました。 【登山道の様子】 中道は変わった様子はありませんでした。(暗闇なのでライトで照らせる範囲しか見えなかった。) ドンドコ沢は落葉が多く、湿り気もあるのでスリップ要注意です。また、段差が高いところもあります。そして、とにかく長い。 稜線は日陰と東斜面に雪がありました。チェーンスパイクで十分すぎると感じました。ピッケルを使う場所はありませんでした。(そもそも持参すらしていません。) 【林道情報】 青木鉱泉に至る林道は、12月1日から冬季閉鎖になります。その先にある中道登山口まにも、当然入れません。冬の鳳凰は、御座石鉱泉から入るか、夜叉神から入ることになります。
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