【90登目】鷲羽・三俣蓮華・双六 ~在るのは風と足音だけ~

2021.11.04(木) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 56
休憩時間
2 時間 46
距離
13.1 km
のぼり / くだり
1639 / 497 m
DAY 2
合計時間
10 時間 49
休憩時間
3 時間 41
距離
9.3 km
のぼり / くだり
1030 / 976 m
1 19
54
3
25
1 6
1 33
DAY 3
合計時間
4 時間 28
休憩時間
44
距離
11.1 km
のぼり / くだり
51 / 1562 m

活動詳細

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会社の有給休暇取得推進で思わず手にした5連休。美味しそうなレシピを検索しながら家でゴロゴロするのも捨て難いけど、折角なのでお山へ行ってきました。 行き先は北アルプス。お目当ては前に新穂高から折立へ歩いた時に悪天で見られなかった、双六と三俣蓮華からの景色。平日の為か弓折乗越以降は誰とも出会わず、聞こえるのは自分の足音と風の音だけ。たった独りなので、弱音や愚痴、自分への励まし、嬉しい気持ちを思う存分口に出してみたり(周りに人が居たら確実に変な人になっちゃう^-^;)。 素敵な景色と出会って立ち止まれば、聞こえてくるのは風音だけ。ちょっと寂しくもあり、心細くもあり、心地良くもある時間の中で、思いっきり心を解放出来た良い山歩きでした。あ、目的だった双六と三俣蓮華からの景色も見られて良かったです^-^/ ■□■覚書(反省など^^;)■□■ ●1日目。重荷からペースが出ず、眼下に三俣山荘が見えた所で日入りに。眼下に山荘が見えた事に安心して、ヘッドランプもせずトレースを辿り雲ノ平方面に向かってしまった事を反省^^; ●2日目。双六からの景色を見る為に粘ってしまい、弓折乗越手前の花見平辺りでビバークとなった事を反省^^; ●双六小屋迄はアイゼン無しで大丈夫でした。 ●鷲羽岳は余り雪が付いて無かったです。登りはアイゼン無し。下りは念の為着けました。 ●双六小屋以降もトレースは有りましたが、踏み抜くと膝上位迄沈みます。 ●双六小屋では水は取れません。三俣山荘CPサイトの小川は流れてましたが、大分氷が貼っており近々取れなくなるかもです。自分は必要な水は全部わさび平で取りました(お陰で冬装備と相まって1日目は重荷で肩が壊れそうでした^^;)。 ●平湯バスターミナルから歩いて直ぐの「ひらゆの森」は、透明から白濁まで色々なタイプの温泉が楽しめます(湯の花も沢山っ)。露天風呂も沢山あり、紅葉を見ながら色々な露天風呂でのんびり疲れを取る時間は最高でした^^。ただ強烈に硫黄の香りが体に染みつくので、公共交通機関を使用される方はご注意を…。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 小池新道からまずは鏡平へ。テン泊&冬装備、更にわさび平で水8ℓを補給し「荷物、重ッ…。肩、大丈夫か~^-^;?」と悪い予感を感じながら進み…、
小池新道からまずは鏡平へ。テン泊&冬装備、更にわさび平で水8ℓを補給し「荷物、重ッ…。肩、大丈夫か~^-^;?」と悪い予感を感じながら進み…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鏡平に到着です。風も無く、その名の通り水鏡が、空の青を目の前一杯に写し出してくれました^-^。
(※鏡平より槍穂高)
鏡平に到着です。風も無く、その名の通り水鏡が、空の青を目の前一杯に写し出してくれました^-^。 (※鏡平より槍穂高)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 爽やかな空気に包まれて、重い荷物に汗を滲ませながら、弓折乗越を目指します。振り返れば…、
爽やかな空気に包まれて、重い荷物に汗を滲ませながら、弓折乗越を目指します。振り返れば…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 青空を切り取る、槍穂の雄大なスカイライン^-^。そして…、
(※弓折乗越手前より)
青空を切り取る、槍穂の雄大なスカイライン^-^。そして…、 (※弓折乗越手前より)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 谷を挟んで右側には格好良い山々。ふとネパールのナムチェバザールで見たタムセルクを思い出しました。
(※弓折乗越を過ぎ、双六小屋へ向かう道にて)
谷を挟んで右側には格好良い山々。ふとネパールのナムチェバザールで見たタムセルクを思い出しました。 (※弓折乗越を過ぎ、双六小屋へ向かう道にて)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 遠く梓川の流れる音を聞きながら休憩。鳥が滑空し、羽が空気を切り裂く音が耳に届くのは、誰も居ない静かな山ならではの時間。その後も素晴らしい景色に囲まれ進んで行きました。が…、
遠く梓川の流れる音を聞きながら休憩。鳥が滑空し、羽が空気を切り裂く音が耳に届くのは、誰も居ない静かな山ならではの時間。その後も素晴らしい景色に囲まれ進んで行きました。が…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 双六岳をトラバースし三俣峠手前まで来る頃には、当初の不安が的中し右肩が限界に^-^;。「肩さえ痛くなければ…」と、もどかしさの中で少し歩いては休んでの繰り返し。それでも…、
双六岳をトラバースし三俣峠手前まで来る頃には、当初の不安が的中し右肩が限界に^-^;。「肩さえ痛くなければ…」と、もどかしさの中で少し歩いては休んでの繰り返し。それでも…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 夕日に焼けた鷲羽岳や…、
夕日に焼けた鷲羽岳や…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ピンク色に染まった槍ヶ岳に元気をもらって「あと少し…」と、何とか三俣山荘へ辿り着きました。
ピンク色に染まった槍ヶ岳に元気をもらって「あと少し…」と、何とか三俣山荘へ辿り着きました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2日目朝。夜は雲が出ていたので心配でしたが晴れてくれました。必要な物を持って鷲羽岳へ。荷が軽くて天国^^。
(※三俣山荘より槍方面)
2日目朝。夜は雲が出ていたので心配でしたが晴れてくれました。必要な物を持って鷲羽岳へ。荷が軽くて天国^^。 (※三俣山荘より槍方面)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 薄雲に包まれた鷲羽岳。凛とした空気の中、雲が暖かい色を帯び始めると…、
薄雲に包まれた鷲羽岳。凛とした空気の中、雲が暖かい色を帯び始めると…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 一日の始まりを告げる朝日が登り…、
一日の始まりを告げる朝日が登り…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 薄雲に包まれていた自分にも、暖かい温もりをプレゼントしてくれました。
(※ブロッケン沢山見れました^-^)
薄雲に包まれていた自分にも、暖かい温もりをプレゼントしてくれました。 (※ブロッケン沢山見れました^-^)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 強い風は自分を包んでいた雲を払い…、
(※水晶方面を臨んで)。
強い風は自分を包んでいた雲を払い…、 (※水晶方面を臨んで)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 その風で舞った雪が太陽で煌めく中を(写真には写りませんでしたが^^;)…、
その風で舞った雪が太陽で煌めく中を(写真には写りませんでしたが^^;)…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 「自分のペースで、自分のペースで」と呟きながら進んで行きました。そして…、
(※鷲羽岳頂上手前。上りはアイゼン無しでも特に不安を感じる事はありませんでした)
「自分のペースで、自分のペースで」と呟きながら進んで行きました。そして…、 (※鷲羽岳頂上手前。上りはアイゼン無しでも特に不安を感じる事はありませんでした)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍ヶ岳が目線の高さになり…、
槍ヶ岳が目線の高さになり…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鷲羽岳山頂に到着です。素晴らしいパノラマが広がる誰も居ない山頂。此処は…、
(※頂上より裏銀座方面。左に水晶岳)
鷲羽岳山頂に到着です。素晴らしいパノラマが広がる誰も居ない山頂。此処は…、 (※頂上より裏銀座方面。左に水晶岳)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 土の匂いも、賑やかな声も無い、在るのは雪を踏む足音と風の音だけ。
(※山頂より槍ヶ岳を臨んで)
土の匂いも、賑やかな声も無い、在るのは雪を踏む足音と風の音だけ。 (※山頂より槍ヶ岳を臨んで)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 強い風の中、下山開始。正面には薄雲の透き通ったベールに包まれた三俣・双六…、
(※下りは念の為アイゼンを着けました)
強い風の中、下山開始。正面には薄雲の透き通ったベールに包まれた三俣・双六…、 (※下りは念の為アイゼンを着けました)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 左手には槍ヶ岳…、
左手には槍ヶ岳…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雄大なパノラマに包まれた足元には…、
(※三俣・双六を臨んで)
雄大なパノラマに包まれた足元には…、 (※三俣・双六を臨んで)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 秋の名残と…、
(※左に双六岳、右に三俣蓮華岳を臨んで)
秋の名残と…、 (※左に双六岳、右に三俣蓮華岳を臨んで)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 冬の始まり。
冬の始まり。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 無事鷲羽岳から下山し、三俣山荘で荷物を回収。背中は再び重たくなりましたが…、
(※三俣蓮華岳を臨んで)
無事鷲羽岳から下山し、三俣山荘で荷物を回収。背中は再び重たくなりましたが…、 (※三俣蓮華岳を臨んで)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 その重さに大分体も馴染み、前日痛かった肩も快調。疲れを心地好く感じながら一登りすると…、
(※三俣峠より丸山を臨んで)。
その重さに大分体も馴染み、前日痛かった肩も快調。疲れを心地好く感じながら一登りすると…、 (※三俣峠より丸山を臨んで)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 三俣蓮華岳山頂に。鷲羽岳など裏銀座方面の晩秋のパノラマと…、
三俣蓮華岳山頂に。鷲羽岳など裏銀座方面の晩秋のパノラマと…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 槍・双六方面の初冬のパノラマ。360°素敵な山だらけ^-^。前回はガスに包まれ見る事が叶わなかった景色を、ようやく知る事が出来ました。
槍・双六方面の初冬のパノラマ。360°素敵な山だらけ^-^。前回はガスに包まれ見る事が叶わなかった景色を、ようやく知る事が出来ました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 次は今回の山歩きで、最後のピーク双六岳へ。風が段々と強くなりましたが…、
次は今回の山歩きで、最後のピーク双六岳へ。風が段々と強くなりましたが…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 贅沢な景色が自分の心を踊らせ…、
(※正面に丸山)
贅沢な景色が自分の心を踊らせ…、 (※正面に丸山)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 たった独りでも怖くはありませんでした。そして…、
(※遠く右奥に笠ヶ岳)
たった独りでも怖くはありませんでした。そして…、 (※遠く右奥に笠ヶ岳)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この山歩き一番のお楽しみの景色を想像し、逸る気持ちを押さえきれず息を切らし進めば…、
(※左手手前に双六岳)
この山歩き一番のお楽しみの景色を想像し、逸る気持ちを押さえきれず息を切らし進めば…、 (※左手手前に双六岳)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 双六岳山頂です。前回は雨で真っ白でしたが今回は晴れの山頂^-^。そして…、
双六岳山頂です。前回は雨で真っ白でしたが今回は晴れの山頂^-^。そして…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この山歩き最大のお目当ての、滑走路越しの槍穂高とご対面…、
(※山頂から、昨年11月に訪れた笠ヶ岳)
この山歩き最大のお目当ての、滑走路越しの槍穂高とご対面…、 (※山頂から、昨年11月に訪れた笠ヶ岳)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 の筈が雲に隠れて槍穂の姿は見えず…^-^;。強い風が吹き付ける中、寒さとの我慢比べスタート。ザックに腰掛け、風がフードを叩く音を聞きながら体育座りをして待っていると…、
の筈が雲に隠れて槍穂の姿は見えず…^-^;。強い風が吹き付ける中、寒さとの我慢比べスタート。ザックに腰掛け、風がフードを叩く音を聞きながら体育座りをして待っていると…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雲を額縁にした槍ヶ岳がっ^^。開けた場所は、独りで居る事をより強く実感させますが…、
雲を額縁にした槍ヶ岳がっ^^。開けた場所は、独りで居る事をより強く実感させますが…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 その不安や寂しさは、目の前に展開する贅沢な景色が優しく包み込んでくれました。
(※また雲隠れしてしまった槍穂高。でも目の前にある雲が高い場所に居る事を実感させてくれます)
その不安や寂しさは、目の前に展開する贅沢な景色が優しく包み込んでくれました。 (※また雲隠れしてしまった槍穂高。でも目の前にある雲が高い場所に居る事を実感させてくれます)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この後、度々槍と穂高が入れ違いで姿を見せてくれました^-^。たった独り、風の音だけを聴きながらこの景色を待ち、そして眺めた時間はきっと色褪せない思い出。
この後、度々槍と穂高が入れ違いで姿を見せてくれました^-^。たった独り、風の音だけを聴きながらこの景色を待ち、そして眺めた時間はきっと色褪せない思い出。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 太陽も傾き始め、名残惜しいですが出発。柔らかく感じる光に照され…、
(※双六岳の大地より、鷲羽岳を臨んで)
太陽も傾き始め、名残惜しいですが出発。柔らかく感じる光に照され…、 (※双六岳の大地より、鷲羽岳を臨んで)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 風と自分の足音だけを聞きながら、双六小屋へ下ります。
風と自分の足音だけを聞きながら、双六小屋へ下ります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 双六小屋を通過し、太陽はそのオレンジ色を強め…、
双六小屋を通過し、太陽はそのオレンジ色を強め…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雲も山も自分も暖かい色に染まり…、
雲も山も自分も暖かい色に染まり…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 その最後の温もりに一日の終わりを感じながら…、
その最後の温もりに一日の終わりを感じながら…、
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 テントを張れそうな場所を探し進みました。
テントを張れそうな場所を探し進みました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 弓折乗越手前の花見平でテント泊。そよぐ風がテントを優しく鳴らす音の中、今日廻り会えた素敵な時間を思い出しながら、充実した気持ちで夜を過ごしました。
(※暗くても槍ヶ岳だけはすぐ分かりますね^-^。因にauの電波が入りました)
弓折乗越手前の花見平でテント泊。そよぐ風がテントを優しく鳴らす音の中、今日廻り会えた素敵な時間を思い出しながら、充実した気持ちで夜を過ごしました。 (※暗くても槍ヶ岳だけはすぐ分かりますね^-^。因にauの電波が入りました)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 3日目朝、晴れ。まだ日差しが届かない時刻。指先に冷たさを感じながらテントを撤収し、先ずは鏡平を目指します。
(※テント設営場所より)。
3日目朝、晴れ。まだ日差しが届かない時刻。指先に冷たさを感じながらテントを撤収し、先ずは鏡平を目指します。 (※テント設営場所より)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 時々立ち止まっては、少しずつ朝日に染まる山々を眺め…、
(※弓折乗越手前。左には乗鞍岳)
時々立ち止まっては、少しずつ朝日に染まる山々を眺め…、 (※弓折乗越手前。左には乗鞍岳)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 耳を澄し、遠く聞こえる梓川の流れる音を聴きながら、ゆっくり進み…、
(※小池新道下山中。この道は本当に素敵な道でした^-^)
耳を澄し、遠く聞こえる梓川の流れる音を聴きながら、ゆっくり進み…、 (※小池新道下山中。この道は本当に素敵な道でした^-^)
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鏡平に到着。朝日が凍った池に反射してキラキラと素敵^^。静かだった山の時間もここでおしまい。
鏡平に到着。朝日が凍った池に反射してキラキラと素敵^^。静かだった山の時間もここでおしまい。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 小池新道より槍穂見納め。初日の肩の痛み。風と自分の足音だけの静かな世界。そして沢山の素敵な景色。その全てが思い出深い山歩きとなりました^-^。
小池新道より槍穂見納め。初日の肩の痛み。風と自分の足音だけの静かな世界。そして沢山の素敵な景色。その全てが思い出深い山歩きとなりました^-^。

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